2020/08/30

地テシ:167 「リングフィット・アドベンチャー」終わりました! の巻

8/26に行われましたドナ禁キャス「リクツナイト」を沢山ご視聴頂きましてありがとうございました。途中、何度も途切れたり音声が聞こえなくなったりしてしまいまして申し訳ありません。川下大洋さんも私もまだツイキャスの経験が少なくて判らないコトが多く、トライ&エラーで学んでいる途中ですので、どうかご容赦下さいませ。次回は9/2(水)22時の予定です。もう少し安定した環境でお送りできるよう努力致します。


さて、このブログでも何度か書いております「おウチでゲームでフィットネスで」の一つでありますNintendo Switchの「リングフィット・アドベンチャー」ですが、そのメインコンテンツであるアドベンチャーモードがようやくエンディングを迎えました!
ロールプレイングゲームのように敵を倒しながらストーリーを進めていくモードでして、楽しく身体を動かしながらエクササイズができるようになっています。フィールドをランニング(実はその場足踏み)しながら、敵に出逢えば戦闘(実はエクササイズ)で倒し、得られた経験値(実はエクササイズ・ポイント)で主人公を成長させながら進めます。
約30分ほど(実運動時間は10分ちょっと)プレイすると「今日はここまでにしませんか」と終了を促されます。それを毎日、休み無く繰り返すこと115日。ついにラストのボスを撃破し、ストーリーを終えることができました。
ストーリーを真っ直ぐ進めてもよいのですが、既にクリアしたエリアに戻ってみると新たなクエストが発生していたりするので、そういうのもクリアしながら経験値を集めていたために、ちょっと日数が掛かってしまいました。
全てのクエストを終わらせて完全クリアを目指していたのですが、苦手なミニゲームというモノはあるモノです。私の場合、ロボットが投げてくるディスクをハリセンで打ち返す「ディスクヒット」と、頭上でリングコンを引っ張りながらパラシュートで輪っかを通っていく「パラシュート」が苦手でして、この二つをノーミスでクリアするなどのいくつかの課題を取り逃してしまいました。でも、まあいいでしょう。

ちなみに私のデータを書いておきますと、プレイを始めて115日目にLv198でクリアしました。総活動時間は27時間、総消費カロリーは7000kcal、総走行距離は90kmでした。1964年生まれのプレイヤー数は316人で、私は総活動時間で54位。結構やっているつもりでもライバルは沢山いるもんですね。やるな56歳世代!

ラスボスを倒すとエンディングとなり、スタッフロールが流れます。ですが、これで終わりというワケではありません。
クリア後にはエクストラステージが始まり、実質的には二周目です。敵も強くなりますが経験値は沢山もらえるので、全スキル開放へ向けてモチベーションも上がります。素材や、新しい宝石などももらえます。どうやら私のリングフィット・アドベンチャーはまだまだ先が長いようですね。

とはいえ「浦カチ」の稽古も始まりますので、これからは休日にプレイするとか、ボチボチとしたペースにしたいと思います。ま、いいよね。なお、同様に毎日続けていた「Fit Boxing」の方は128日連続でした。あと、VRのゲーム機であるOculus Questの「Box VR」は無料アップデートで「Fit XR」というモノに変わり、なにやら近未来的に新しくなって更に楽しくなったりしていますよ。

そんなワケで、私のおウチでゲームでフィットネスで、な日々も一旦終了です。続きは稽古場と劇場で動きますよ! 「浦カチ」は10/4(日)〜17(土)に東京建物Brillia HALLにて。全公演にライブ配信もあります! チケット発売は9/5! どうぞよろしく!








2020/08/23

地テシ:166 「まこトラベル」第二回:鎌倉編 配信! の巻

8/19にツイキャスにて配信されましたドナ禁キャス「川下粟根のリクツナイト」におきましては沢山の方にご視聴頂きましてありがとうございました。どんな内容になるか判らない放談にお付き合い頂きましたが、次回はもう少し企画性のあるモノになればいいなと思っております。その次回は8/26(水)22時から。開催場所などは川下大洋さんのドナ禁カフェをご参照下さいませ。
春公演や夏秋公演が公演中止になった反面、この8月は様々な媒体で皆様のお目に掛かることができて嬉しゅうございました。WOWOW「劇場の灯を消すな!」では衛星放送で、TBS「半沢直樹」では地上波で、ドナ禁キャス「リクツナイト」ではインターネットで。露出の仕方には様々な方法があるのだということを実感した8月でした。

そんな露出にもう一つ加わります。新感線・シンパシー・プロジェクト《SSP》企画の一つとしてYouTubeとニコニコ動画に開設された新感線チャンネル。そのコンテンツの一つとしてお送りしております、私が企画編集しているヴァーチャル旅動画、いや紙芝居である「まこトラベル」の第二回が配信されました! 配信されちゃいました! 露出と言っても私自身は出ておりませんけどね!



「偽義経冥界歌」をテーマに、第一回は源頼朝と北条政子が出会った韮山編でしたが、第二回は頼朝が開いた鎌倉幕府にちなんで鎌倉編です。それもこれも私が源頼朝役だったからですね。私が実際に聖地巡礼した旅を再構成してお送りしておりますが、第二回は面白よりも解説を中心としております。ていうか、第一回の韮山での旅が余りに行き当たりばったりすぎたというコトなんですが。なかなかドタバタというのは狙ってできないというコトですね。

韮山編でも時間の都合で削ったネタがありましたが、鎌倉編では相当に削っております。始めに作ったバージョンでは5分以上長かったんですよ。
建築家の細かい解説を削りましたね。古我邸を設計した桜井小太郎の数々の建築(丸ノ内ビルとか三菱銀行本店とか横浜正銀神戸支店とか)の解説とか、神奈川県立近代美術館を設計した坂倉淳三はル・コルビュジエに師事したので、ル・コルビュジエが設計した国立西洋美術館に似たピロティ構造をしているのだとか。
鉄道関係では、湘南新宿ラインと横須賀線の関係や、山手貨物線から蛇窪線、品鶴線,東海道貨物線を経由するのだとか、江ノ電の話とかを削っています。
建物関係では鎌倉三大洋館についてとか、川喜多映画記念館についてとか、鎌倉国宝館についてとか、そこに展示されていた「沃懸地杏葉螺鈿太刀(いかけじ・ぎょうようらでん・たち)」についてとか、鶴岡八幡宮の舞殿が建てられたのは実は静御前が舞ったといわれる時代よりも後だったとか、段葛は二ノ鳥居から三ノ鳥居に掛けて徐々に細くなるように作られているのだとか、それはそれは無駄な解説を用意しておりました。
そういうのをギュッとして、なんとか15分台に納めたのが完成版です。第一回よりも笑いどころは少ないですが、これはこれでお楽しみ頂ければ幸いです。

7月、8月と続けて「まこトラベル」をお送りしましたが、そろそろ「浦カチ」の稽古と本番が始まったりするので忙しくなるため、次回はちょっと先の秋か冬頃になると思います。


それから! ヴィレッヂプロデュース「浦島さん」「カチカチ山」の公式サイト特別先行(抽選)が始まっていますよ! 8/22から8/30(日)までです。先着順ではありませんが、気になる方は忘れないうちにお申し込み下さいね。詳しくはこちらから!
チラシも公式サイトの一番下からダウンロードできますよ! どうぞよろしくお願い致します!






2020/08/18

地テシ:165 「ドナ禁キャス」リクツナイトやるよ! の巻

8/16の「半沢直樹」第五話は多くのご視聴を頂いたようでありがとうございました。どうやら私の親戚一同も見てくれたようで、大人気ドラマの影響力に驚いた次第です。
久しぶりに堺雅人さんと共演できたのも嬉しかったのですが、これまでちゃんと共演したことのなかった山西惇さんと二人きりのシーンがあったのも楽しかったですね。よく考えたらこの二人、SNKの人気格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」シリーズ(の内の'97~'02版)のビリー・カーン(山西)と七枷社(粟根)の声優ですぜ! ケンカが強い上に男前!
他にも舞台俳優がたくさん出ていましたが、今回の私的ツボ→帝国航空の新制服をデザインしていた売れっ子デザイナーのジロー・タカヤマ役はイキウメの森下創さんでしたね。
来週は宮野真守さんもご出演ですよ! ええとその繋がりで「浦島さん」「カチカチ山」もどうぞよろしくお願い致します!

それともう一つ。新感線・シンパシー・プロジェクト《SSP》企画の一つとして「痛いの飛んでく! 新感線バンソウコウ」という絆創膏を作りました。オリジナルデザイン18種入り【特装缶付き】で2,500円! ご購入や詳細はこちらのページをご覧頂きたいのですが、そのデザインには古田新太くんや高田聖子さん、インディ高橋くんも参加しています。そして今日、私が描いたデザインも公表されましたよ! 他の人たちのに比べて線が細くてインパクトが弱いのは失敗しちゃいましたね。



さて、前置きが長くなりました。ココから本題。
川下大洋a.k.a.ドナインシタイン博士さんが随分前から開催している学会である「ドナ研」や「ドナ禁カフェ」には、私もこれまでに何度も参加させて頂きました。研究の発表方法についてはそれぞれに任せられており、一人芝居風だったりコント風だったりするのですが、博士や私が用いる手法はプレゼンテーションソフトを使ってプロジェクターで投影するという方法です。
先日、YouTubeやニコニコ動画の新感線チャンネルで発表しました「まこトラベル」も、ドナ研で培った手法で作っております。



こういう手法だったらリモート配信に向いているのではないかと思って博士に打診していたのですが、この度「ドナ禁キャス」という形で開催されることになりました。
1stシリーズは「川下粟根のリクツナイト」として私も参加致します。第一回は8/19(水)の22時からツイキャス上の「ドナ禁キャス」にて。

とはいえ、初めての試みで判らないコトも多いため、しばらくは無料で実験的な配信になりそうです。どなたでも参加できますので、二人の理屈臭い雑談を覗き見る気分でお越し下さいませ。遅い時間で申し訳ありませんが、お酒とおつまみを用意してお楽しみ下さい。どうぞよろしくお願い致します。


2020/08/16

地テシ:164 「Ghost of Tsushima」の巻 後編

えー、明日8/16(日)夜9時のTBS日曜劇場「半沢直樹」にちょっとだけ出演しております。7年振りに帰ってきた大人気ドラマの続編でして、歌舞伎俳優の多さでも話題を集めております。が、主演の堺雅人さんも含めて小劇場系の俳優が多く出ているのも注目です。第四話までは古田新太くんに池田成志さん、山崎銀之丞さん、戸次重幸さん、土田英生さん、加藤啓さんなどに加え、ミュージカル系や新劇系も多いですね。なんか知り合いが多くて見ていて楽しいのですが、第五話には私も出ることになってしまいました。他にも山西惇さんや八十田勇一さんなど、公演中止になってしまった舞台俳優が次々と!
あ、「若様組まいる」でも一緒だった入江甚儀くんも出てるよ!
それと、後藤ひろひとさんが原作のWebマンガ「やめとけ! チキンマン」(主婦と生活社)に応援コメントを書きました。後藤さん原案のよわよわヒーローと脱力モンスターが闘ったり闘わなかったりする、無料で読めるマンガですのでよろしく!

さて、前回はオープンワールドゲームの魅力をお伝えしましたが、いよいよ「Ghost of Tsushima」についてですよ。時は鎌倉。元寇によって壊滅した対馬全域を舞台に、ただ一人生き残った武士である境井仁(さかい・じん)が、跋扈する蒙古軍や無法者たちをバッタバッタと斬りまくるゲームです。
広大な対馬の至る所に蒙古軍の砦があり、島中を蒙古兵が巡回している中、仁と愛馬の一人と一匹が対馬を走り回ります。いつでも閲覧できる地図は、始めこそ全面が雲に覆われていますが、仁が通過したところから雲が晴れて明らかになっていきます。町や寺、野営などが点在しており、そこでは島の住人が暮らしていて、鍛冶屋や鎧屋などが営業しています。島のあちこちに生えている竹や麻を集めれば店で装備を強化できるトコロは名作「the Witcher 3」っぽくもあり、ストーリーを追いながら各地の拠点を開放していくところは人気作「アサシン クリード」っぽくもあり。オープンワールドの名作を巧くまとめたような作りになっています。



残された最後の武士である仁は武士らしく正面から闘おうとしますが、敵に見つかると捕虜が殺されてしまったりするために、仕方なく暗殺という手段を採り入れなくてはならなくなります。そして「冥人(くろうど)」として、蒙古軍からは恐れられ島民からは頼られる存在として噂が広がっていくのです。
とはいえ、それらの戦い方は自由に織り交ぜられます。まずは暗殺で敵の数を減らし、ある程度まで減ったら姿を現して乱戦に持ち込むこともできます。
このゲームで特徴的なのは「一騎打ち」システムでしょう。敵の一団と出逢った時に一騎打ちを申し込むことができます。すると一人目の敵と睨み合い、△ボタンを押しっぱなしにし、敵が打ちかかってくる直前にボタンを放すコトで一太刀で斬り捨てることができます。スキルをレベルアップすると続けて三人まで斬り捨てられます。コレが決まると圧倒的に有利になるのですが、敵もフェイントを交えてきますので中々タイミングが難しい。失敗すると一気に体力が削られる上に、一対多の乱戦になってしまうので、何としても成功させたい。息を止めて半目になって敵の動きを見つめ、斬られる寸前に△ボタンを放して斬り捨てる。この瞬間がこのゲームで一番気持ちの良い瞬間かもしれません。
闘いが終わった後、タッチパッド上で指を右に滑らせると、血振り(刀の血を振り落とす)をして納刀します。実は、この操作は必要ないんですよ。放っておいても仁は勝手に納刀します。ですが、尺八が鳴る中、敵が倒れ、血振りをして納刀するという一連の動作をやりたくなるんですね。劇団☆新感線の座員として、やはりこれは外せません。

また、ストーリーの要所での強敵との一騎打ちでは特別の演出が施されます。睨み合う二人の剣士、仁の背中越しに敵にフォーカス、敵にカメラが寄って抜刀、仁の手元にズームイン、ゆっくりと鯉口を切る。騒ぐ風、揺れる薄。いかにも時代劇にありそうな一コマですが、よく考えれば西部劇の決闘も同じ構造です。黒澤映画が大好きなアメリカのクリエーターが、多大なるリスペクトを込めて美学を求めた作品です。

美学といえば、映像の美しさも特筆モノです。薄のなびく平原、赤や青の花一色に染められた草原、夜空に輝く月、高くそびえる峰。時代劇映画や、「HERO」などのチャン・イーモウ監督の中国映画で見られる美しい絵作りが印象的です。そこら中に死体が転がっている殺伐とした光景と対照的に息を呑むほどに美しい自然描写。仁の心の葛藤や、殺戮の繰り返される重いストーリーとのバランスを取るために必要なのかもしれません。

このように、随所に時代劇リスペクトの感じられる今作ですが、個人的には以前にご紹介した「STAR WARS ジェダイ:フォールン・オーダー」と似た印象を持っています。剣を主体としたスタイリッシュなアクション、攻撃よりも受け流しからのカウンターが有効なデザイン、色味やアングルに凝った映画的な見せ方。
そもそも、「STAR WARS」自体が黒澤映画に影響を受けまくって作られているのですから当然といえば当然です。時代劇や中国映画、西部劇やマカロニ・ウェスタンなど、こだわりの強い作品の要素を巧く取り入れて、レスポンスの良いアクションと重厚なストーリーを組み立てていったことが成功の要因ではないでしょうか。

他にも、風などの表現を巧く利用したプレイヤーの誘導とか、異様に早い読み込み時間とか、金色の鳥やキツネを追っていくと重要なポイントに辿り着けるとか、ついでにキツネを撫でることができるとか、膨大な収集要素とか、それぞれに特殊な能力のある鎧とか、能力は変わらないが見た目が変わる笠・鉢巻き・鞘などの数の多さとか、物凄く細かく設定できるフォトモードなど、様々な手法でプレイヤーを飽きさせない工夫が凝らしてあります。
軽快で流麗な剣戟が楽しく快適にプレイできるというワケですよ。買うかどうか迷っているあなた、コレはオススメですよ。

最後に、このゲームをプレイした方には是非とも見て頂きたいのが、長崎県観光課が作成したこちらの特設サイトです。ゲームの解説に加えて、ゲーム内で見られる風景と、元となった対馬の景色が対比して紹介されています。場所によってはかなりリアルに再現されていたりするので、「そうそうコレコレ!」って気分になって対馬に行ってみたくなるハズですよ!



この動画がゲーム中で描かれる神社っぽい感じ。対馬の霊峰・白嶽の頂上なのですが、このような岩場や美しい景色がゲームにも反映されております。

結構な長い時間プレイしてきたつもりですが、どうやらまだ半分くらいのようです。9月頭までには終わらせて「Marvel's Avengers」に備えたいですね。先日配信された体験版的なベータ版でも相当に面白かったですよ。


2020/08/09

地テシ:163 「Ghost of Tsushima」の巻 前編

前回ご報告致しました、今年10月に上演&配信が決定したヴィレッヂプロデュース2020 Series Another Style「浦島さん」「カチカチ山」ですが、原作となるのは太宰治の「お伽草子」です。皆さんご存じのいわゆる昔話とはひと味もふた味も違います。しかもそれを倉持裕さんと青木豪さんに翻案して頂くのですから、相当に違ったモノになると思われます。どんなモノになるのかは是非客席(もしくはご自宅のPC)でご確認下さい。東京公演だけではありますが、今作は全ステージオンライン配信がございますので日本全国(どころか全世界)でご覧頂けますよ!
それと、たくさんの方に見て頂きました「まこトラベル」ですが、現在第二回を作成中です。もっと多くの方に見て頂けるようにもう一度貼っておきましょう。



さて、そんな私が毎日チマチマとプレイしているゲームが「Ghost of Tsushima」です。大変注目度が高く、前評判もよく、そして実際に売り上げも評判も良いこの作品。もちろん私もダウンロードデラックス版を予約して買いましたよ。黒澤映画を超リスペクトした、剣戟アクションのオープンワールドゲームで、しかも製作したのは私も大好きな「inFAMOUS」シリーズを作ったSucker Punchというメーカーなのですから、買わないワケがない!



オープンワールド? ええと、ゲームに詳しくない方にザックリと説明致しますと、オープンワールドというのは近年のゲーム業界で名作が連発されているシステムでして、広大なエリアを自由に移動しながら、自由気ままなスタイルで、自由な順番でストーリーを進めて良いという、まことに自由なゲームです。

これだけ自由なのですから、いきなりクソ強い敵が闊歩しているエリアにも行けるけど、だからといって行っても勝てるワケはないので、ソコは上手いこと誘導してくれるワケです。メインのストーリーを辿るミッションと、膨大な数のサブクエストが用意されており、スタート地点近辺から順番に進めていくといい感じで自分が強くなっていくように作られております。しかし、サブクエストを無視してメインミッションだけを進めることもでき、相当に手強いですが最短クリアを目指したりもできるのです。そのあたりが自由という由縁です。
とはいえ、次のミッションを進めるために広大なフィールドを進んでいると、野良の敵がいたり、能力開放クエストが発生したり、村人からサブクエストを依頼されたり、もうとにかく様々なイベントが次々に発生するので、飽きることなく広い世界を満喫できるのがオープンワールドの特徴です。

また、オープンワールドのゲームでは善悪どちらの立場にもなれるというパターンも多いですね。権力者側について反乱者を討伐しても良いし、反乱軍について権力者を制圧しても良い。どちらにもつかず、ただただ戦場を引っかき回しても良いし、闘わずにひたすら魚釣りとかタクシー運転手をしていても良いなんてゲームもあります。ま、ストーリーは進まなくなっちゃいますけども。
「inFAMOUS」ではカルマ値というパラメーターが導入されていて、敵の兵士を殺すか殺さずに拘束するか、市民を無視するか命を助けるかでカルマ値が変わり、ストーリーにも影響するという設定でした。



で、「Ghost of Tsushima」ではどうか。パラメーターとしては設定されていないのですが、「武士らしく闘う」か「冥人(くろうど)として闘う」かという選択が求められます。選択といっても0-100ではなく、適度に混ぜながら闘えるのですが、要するに「正々堂々と正面から闘う」スタイルと「暗殺を狙って隠れて闘う」スタイルのどちらを多くするか、の配分が求められるのです。
それによってストーリーが分岐するというコトは無さそうです、今のところ。ただ、プレイヤーの気の持ち方の変化は発生します。対馬の武士が全滅した中、武士らしく闘うか隠れて闘うかという気持ちの部分を問われるのです。
どちらのスタイルにしてもメリットとリスクがあります。対馬で唯一生き残った武士として葛藤する主人公がどう闘っていくかを選べるのが面白いトコロですね。

と、オープンワールドゲームの解説から軽く「Ghost of Tsushima」に言及したところで長くなってしまいました。内容については次回! 取り急ぎ、チャンバラファンは絶対に買った方がいいですぜ!