2021/07/11

「粟根まこと式 テシタル地上派」は引っ越しました!

2011年の7月からこちらのBloggerさんにて公開されておりました、劇団☆新感線に所属する俳優である粟根まことのblog「粟根まこと式 テシタル地上派」ではありますが、10年を機にnoteさんに引っ越すことにしました。 
 
長らくのご愛顧をありがとうございました。今後はnote店にてお楽しみ下さいませ。
 

粟根まこと式 テシタル地上派 note店



地テシ:216 blog引っ越しのお知らせってば!

「りぼん,うまれかわる」のディレイ配信は今日で終わってしまいましたが、劇団☆新感線「狐晴明九尾狩」の公演詳細が出ましたね。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて9/17(金)〜10/17(日)、大阪公演はオリックス劇場にて10/27(水)〜11/11(木)です。

http://www.vi-shinkansen.co.jp/kyubi/

東京ではオリンピックは開催されるのに緊急事態宣言が発出されることになりました。予定では8/22までではありますが、パラリンピックも考えると延長される可能性は高いですし、その頃の感染状況も判りません。
そんな東京で9〜10月に公演が行えるのか、そして大阪ではどうか。まだまだ判らないコトだらけですが、充分に感染対策を行いつつ稽古をしていきたいと思います。
劇団☆新感線公式チケット販売サイト「VAC」では先行販売が本日より始まりました。先のことが全く読めない昨今ではございますが、気になる方はぜひチェックしてみて下さいませ。

http://www.vac-info.jp/news/news-210709_01.jsp

さらに! 製作発表のYouTubeライブ配信も決定致しましたぜ! 7/17(土)の13時から! 一週間後だ!
登壇予定者は中島かずき、いのうえひでのりと、中村倫也さん、吉岡里帆さん、向井理さん。いつもより少人数ではありますが、その替わりに濃い話が聞けることでしょう。
配信は新感線YouTubeチャンネルにて、どなたさまでもご視聴可能です。

https://www.youtube.com/GekidanShinkansen

こちらのチャンネルでは様々な作品のダイジェストや予告、インタビューなどもご覧頂けますので、気になる方はチャンネル登録をお願い致します。
ついでではありますが、同チャンネルでご覧頂ける私の旅日記「まこトラベル」も貼っておきましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=NlN9Z8R8zN0


さあ、そんなワケでね。我々は着々と「狐晴明九尾狩」の準備に取りかかっております。一年半ぶりのフルスペック新感線。久しぶりの大人数芝居ですので、色々と忙しくなると思います。
だからってワケでもありませんが、そろそろblogのお引っ越しをしておこうと思いましてね。いや、ホントに「だから」ってワケじゃねえな。まあ、話の流れ的にそうしておきましょう。


この「粟根まこと式 テシタル地上派」はBloggerさんにて2011年6月末に開設され、7月から本格的に始まったblogです。キッチリ10年前ですね。
週に一回書くと言っておきながら、途中では数ヶ月も更新がなかったりしましたが、まあなんとか10年続けて参りました。閲覧数も大したことのないblogではありますが、ちゃんと稼働しているtwitterやInstagramのない私にとって、好きなことを好きに書ける数少ないメディアではあります。
そもそも、短文のtwitterや写真主体のInstagram、あるいはショートムービーのTikTokや動画のYouTubeなどがSNSの中心になっている昨今、あまり写真もなく文章主体でお届けするblogという形式も古くさくなってきてはいますが、私としてはある程度まとまった文章で書けるblogという形式が合っているように思います。

ついでに裏話もしておきましょうか。実は開始当初のタイトルは「デジタル地上派」だったんです。昔連載していた演劇ぶっく系のメールマガジン「貧弱ユビキタス」の連載を開始する際に提案したタイトル案のボツになった方でした。それをそのまま流用してタイトルにしたのです。
覚えておいででしょうか。2011年7月に地上波テレビ放送がデジタルに完全移行したコトを。ほら、地デジカという黄色い鹿がいたこととか、デジタル地上波という単語とか。懐かしいな。
それに合わせるつもりもあって「デジタル地上派」としたのですが、ネットで検索してみると山ほどヒットしてしまいました(当時)。「波」じゃなくて「派」にして(坂本龍一さんのアルバム「未来派野郎」っぽい感じで)ちょっとシャレを効かせたつもりだったのですが、普通に間違えて「デジタル地上派」と書いてしまっている人が多かったのです。
だもんで慌てて「テシタル地上派」と変えて、さらに「粟根まこと式」と付けることにしました。結果的にではありますが「テシタル」という気の抜けた響きが大いに気に入りまして今に至ります。


そんなカンジで10年続けたBloggerさんでのテシタル地上派ですが、特に不満はないんですよ。ただ、ひょんなコトからnoteさんでもblogを開設することになり、しばらく同じモノを書いていたのですが、やはり同じ内容を二つのメディアに書くのは意味が無いと思いまして、一つに絞ることにしました。
記事の書きやすさやデザインやレイアウトなどを比較検討した結果、僅差ではありますがnoteさんの方が書きやすいという結論に至りました。いや、ホントにBloggerさんでも何も問題は無いんですけどね。ただ、二回同じモノを書くのがめんどくさかっただけなんですよ。


というワケで、今後このテシタル地上派はnoteさんに引っ越し致します。Bloggerさんの方も削除はしないのでしばらくは残ると思います。
Bloggerさん時代のネタを再投稿するRemixも時々はお送りしたいと思いますので、これからはnote店の方でよろしくお願い致します。

https://note.com/macoto0807

このblogを見て頂ければ、粟根が今やっている公演とか、今後の仕事とかが判りますので、これを機会にもっと多くの方に見て頂けるようになればいいなとか思っていますよ。
他にも粟根の最近オススメのゲーム情報とか、オススメの地形とか建築とか音楽とか、まあそんなのが知れるようにもなっています。ええと、あとは、発売から半年くらい経っているのに、チマチマプレイしていたせいでようやくクリアしたゲームの感想とかも読めるようにもなっています。だからなんなんだよってカンジですが、好きなんだからしょうがない。

ええとそういうコトでね。今後ともどうぞよろしくお願い致します。




2021/07/04

地テシ:215 最近の千秋楽終演後ってば!

さあ、つい先ほどまでお送りしておりましたオンライントークイベント「東京砂漠」はお楽しみ頂けましたでしょうか。演劇集団キャラメルボックスの西川浩幸さんと岡田達也くんとの三人で、西川さんのプレ誕生日を祝ったり、最近の演劇事情を語り合ったり、お二人に課題を与えたりして楽しくおしゃべりいたしました。

こんなご時世ですから、演劇仲間とも中々会うこともできませんので、久しぶりにお二人に会えて色々お話しできて嬉しかったですよ。

イベントは終わってしまいましたが、アーカイブ配信は7/9(金)の20時まで見られますので、気になる方はこちらのリンクからどうぞ。

https://duobus.jp/product/20210703/

最近では演劇界でもオンラインによる配信(公演とかトークとか企画とか)が増えてきました。社会情勢と時代の変化によってもたらされたものではありますが、考え方によっては便利になったともいえます。
それはそれは様々な作品の配信が行われておりますので、お好きな作品をご自宅でお楽しみ頂ければと思います。

そうそう。配信といえば、6月下旬に上演致しましたNAPPOS PRODUCE「りぼん,うまれかわる」のディレイ配信もスタートしました。

http://napposunited.com/reborn/

公演終了から一週間と経たないのに、もう映像配信が始まったんですよ! 編集などに関わったスタッフの方々は大変だったと思いますが、関係者としては嬉しい限りです。
可愛くて切なくて不思議な作品です。美術と照明の秘密については日刊☆えんぶの方に色々と書きましたよ。

http://enbu.co.jp/nikkanenbu/awane121/

楽しい作品になるように、私もふざけられるトコロは全部ふざけてみました。端っこだから記録映像には映っていないかもしれないけどさ。劇場でご覧頂いた方も、お越しになれなかった方も、興味のある方はぜひ覗いてみて下さい。7/10(日)までですのでお見逃しなく!


でね、ご存じの通り昨年から今年に掛けて演劇の現場は激変しております。客席使用率や観劇に於ける各種御注意などのお客様にご不便をお掛けするものから、マスク着用での稽古や公演規模の縮小などの我々が制約を受けるものまで、それはそれは様々に制約を受けております。
それでも公演ができるだけでもありがたいのですが、まあ色々と不自由ではあるのもまた事実です。

そんな制約の一つに「飲み会の禁止」がありまして。いやもう、これは当然の措置なのですが、我々演劇界でも皆さまと同様に飲み会が禁止されております。もう、皆無です。ゼロです。
ご想像の通り、我々演劇人はお酒が好きでして、いや、お酒が好きなのもそうなんですが「飲みの席」が好きでして、面白い話をしながらワイワイ騒ぐのが好きな人種なのですね。職業柄、表現力の高い人々の集まりですから、それはそれは盛り上がります。稽古中から本番中まで、ことあるごとに飲みに行く人々です。でした。
それが昨春から一切飲みに行かなくなったんですよ。実に残念ではありますが仕方がありません。グッとこらえてまっすぐ帰っております。

それは千秋楽とて同様です。以前であれば千秋楽が終わった後には全スタッフキャストが集う「打ち上げ」という飲み会がありまして、お互いに労をねぎらったり感謝しあったりしながら盛り上がっておりました。無事に公演が終了したことに安堵しながら盛り上がっておりました。とにかく盛り上がっていたんです。

そんな、打ち上げが、ない。

そうなれば直帰です。千秋楽終了後にはスタッフはバラシという撤収作業に入りまして、俳優部はむしろ邪魔なので、片付けを終えたら帰ります。
以前ならば先に打ち上げ会場に行って先に盛り上がりながらスタッフの到着を待ったりしていたのですが、今となってはそれもありません。
となれば直帰です。スタッフさんや共演者たちに感謝の言葉を述べた後、普通に帰るのです。千秋楽は大抵昼公演のみですから、大きくて重い楽屋道具を抱えながら家に帰ってもまだ夕方です。
まだ夕方ですが、とりあえず一人で飲みます。公演の無事とバラシ中のスタッフの努力に献杯します。そうしますと、連日の公演の疲れと無事に公演を終えた安堵感から眠くなるんですね。で、取りあえず小一時間ほど仮眠します。そして仮眠から目覚めた後、改めて公演が終わったことを実感するんですね。ああ、終わったな、と。


昨春からは大体こんな感じの千秋楽終演後です。もちろん寂しくはありますが、それよりも無事に公演が行えて終えられたコトの方が嬉しいのです。そして、次の舞台も無事に始められて終えられればいいなとか思うのです。

次の舞台は劇団☆新感線「狐晴明九尾狩」です。9〜10月に東京と大阪にて上演されます。日々刻々と急変する社会情勢ですので予断は許されませんが、なんとか無事に始められて終えられればいいなと思っております。