2021/04/04

地テシ:202 Annapurna Interactiveってば! の巻 そのいち

最近では再び自宅エクササイズとしてNintendo Switchの「Fit Boxing 2」をプレイしていますが、やっぱ汗かきますね。冬場には軽く汗ばむ程度でしたが、春になって暖かくなってくるとプレイ中に結構暑くなります。薄いTシャツに着替えてからプレイしないとちょっと辛い。


さて、前回、前々回とNintendo Switchの「BRAVELY DEFAULT II」の面白さについてお話し致しました。
やっとの事でPlayStation5を手に入れたのに、今現在、主に稼働しているのがNintendo Switchなのはもちろん「Fit Boxing 2」や「ブレイブリーデフォルト2」をプレイしているからなのです。なのですが、ここにきてもう一つ理由ができました。理由ができちゃいました。それは! SwitchストアでAnnapurna Interactiveさんのソフトが4/12までディスカウントされているからだ!

https://store-jp.nintendo.com/search/?q=annapurna

どう、この大盤振る舞い! 4/12までですよ!

以前、PS4/PS5のゲーム「MAQUETTE」についての記事を書いた時にもチラッと書きましたが、Annapurna Interactiveという発売元が販売しているゲームはハズレがなくて面白いんですよ。もちろん全てをプレイしているワケでは無いので断言はできませんが、いくつかプレイした範囲では実験的で刺激的なゲームが多いのです。
Switchではありませんが、今まで私がプレイしてきたAnnapurna Interactiveの作品はPS4の「風ノ旅ビト」や「Flowery」「Outer Wilds」、PS4/PS5の「The Pathless」と「MAQUETTE」。いずれも新鮮な驚きのある面白いソフトばかりでした。
また、今回のセールにもなっている作品も、PS4で「Sayonara Wild Hearts」、iOSで「GOROGOA」や「Donut County」「Florence」をプレイしています。どれも面白いですよ。

それが大幅割引での販売となれば気にするなというのが無理でしょう。他のプラットフォームでもプレイしたコトのあるタイトルも含めていくつか購入してみました。


まず、一番にオススメしたいのは、iOSで何度もプレイしてるけどやっぱり大好きな「GOROGOA」。パズル好きには文句なくオススメできる名作です。いわば「インタラクティブな絵本」です。


 
これ以外にも公式動画はあるんですけど、ちょっと攻略のヒントが多すぎてプレイの楽しみを削いでしまうかもしれませんのでご注意を。
まあ、この動画でもお判りの通り、精緻に描かれた美麗な絵を移動させたり拡大縮小させたり重ねたり分離させたりして繋いでいくというゲームです。これが結構難しい。文字によるヒントは一切ありませんが、絵でのヒントは多いです。また、背景の柄をよく見ることも大事。意外な二枚が繋がって絵本が動き出す瞬間が驚きに溢れています。
実は私、このゲームは何度かクリアしておりますが、今回久しぶりにやり直してみたらやっぱり迷いました。解き方を忘れているんですね。おかげでまた新鮮な気分でこの美麗な動く絵本を楽しむことができました。


次はiOSでやりかけていた「Donut County」を。途中までプレイしていたのに存在を忘れちゃってたんですよね。なので今回、改めて最初からプレイしてみました。ええと、「地面の穴を操作して色んなモノを地中に落としていく」ゲームです。



始めは小さなモノしか落とせませんが、徐々に穴が大きくなって更に大きなモノを飲み込んでいけます。で、最終的には家とか岩山も落とすことができるようになります。この辺り、ちょっと「塊魂」を思い出させる操作性ですね。短い章立てになっているので気軽にプレイできるし、合間に挟まれるコミカルなやりとりも面白い。うん、こりゃ明らかに「塊魂」を意識してるな。
もちろん、ただ穴に落とすだけではなくて、ちょっと頭を捻らないといけない部分もありますが、まあそれほど難しくはありません。一気にプレイすれば2〜3時間でクリアできます。ですが、口も性格も悪いアライグマのBKを始めとするドーナツ郡の奇妙な住人たちで笑いながらゆっくり楽しんで下さい。隅々にまでスタッフの遊び心が詰まっていますよ。特にエピローグとスタッフロールが小粋です。


そして、前々から気になっていた「Gone Home」もプレイしてみました。いわゆるウォーキング・シミュレーターと呼ばれるタイプの、一人称視点で歩き回りながら謎を解いていくゲームです。こちらはいわば「インタラクティブな小説・映画」ですね。



ちょっと怖そうな印象がありますが、ホラー的要素は一切ありませんのでご安心を。主人公が一年の世界旅行から帰ってきたら、お父さんもお母さんも、そして妹も誰も居ません。家の中を歩き回ってみると、至る所にメモや手紙や書類が残されています。なぜ誰も居ないのか。
もう一度言いますが、ホラー要素はありません。あるのは、ある愛の物語。そして家族の物語です。
パズル要素はほぼ無く、もちろん戦闘もありません。ただ歩き回ってメモを読み、要所で読み上げられる妹の日記を集めていくだけなのですが、これが面白いんですよ。元々は皮肉を込めた呼び名だったウォーキング・シミュレーターという手法を、ちゃんとしたゲームジャンルとして確立するキッカケとなった作品なのです。

1995年のアメリカが舞台なので、懐かしい小道具がいっぱい出てきます。ハッキリとしたBGMは無いのですが、所々に落ちているカセットテープを近くのラジカセに入れてやると、パンク風のガールズロックがかかるのも面白い。他にもスーパーファミコンや宅配ピザ、ブラウン管テレビなど、いかにも90年代のアメリカって感じです。ストーリーもね。
オプションとして、開発者の裏話コメンタリーを聞きながらプレイするコトもできます。私は一周目は普通に、二周目はコメンタリーを聞きながらプレイしましたが、これがまた楽しい。しかも一周目では見落としていたメモをいくつも見つけました。全部見つけなくてもまあ問題は無いのですが、よりストーリーが深くなります。
こちらも一気にプレイすれば2〜3時間で終わります。そのあたりも映画っぽい。いい映画を一本見たような気分になれますよ。


他にも何作か購入したのですが、まだプレイが追いついていません。プレイできたらまたご報告致しますね。とにかく、数百円で買えるソフトもありますので、気になる作品がございましたら是非プレイしてみて下さい。ディスカウントは4/12までですよ!

あ、それから、アンナプルナ愛に溢れたnoteの記事も見つけたのでご参考に。私の説明よりも判りやすく解説されています。
https://note.com/yusuke3rd/n/n4eba654c61a4

やっぱ、noteってなんかいいな。シンプルな画面で行間も広くて読みやすい。このBlogも引っ越ししてみようかな。