先日、私が長年宣伝美術を担当させて頂いているプロジェクトKUTO-10さんの「かもめごっこ」を拝見致しました。ホントに自分勝手な登場人物ばかりで誰にも感情移入できないのに、セリフがいちいち心に刺さってくるあたりがまさにチェーホフ流。地方のアマチュア劇団の話なので、地方のアマチュア劇団出身の私としては特に揺さぶられました。いよいよ本日3/28の14時が千秋楽です。下北沢 シアター711ですよ。
さて、前回はNintendo Switchの「BRAVELY DEFAULT II(ブレイブリーデフォルト2)」の快適さについてお話し致しました。メニュー画面での操作やフィールドでの移動などが実に練られたシステムで、まさに痒いところに手の届く作りになっています。その分、プレイヤーはストーリーや戦闘に集中できるというワケです。
快適だからといって戦闘が単調になるワケではありません。それぞれの敵には様々な属性(火や水など)と武器(剣や槍など)に対して耐性があり、こちらの攻撃を半減したり無効にしたりしてきます。敵の弱点は戦闘中にいつでも見られるのは親切なのですが、逆に言えば敵の弱点を常に意識しなくてはならないというコトです。
さらに、こちらの攻撃に反撃するカウンターや、特定の行動に反応して嫌な攻撃をしてくるジャマーなど、一筋縄ではいかない厄介な敵も多いのが悩ましい。そりゃこっちだってカウンターやジャマーが使えるんだから、敵だけ使えないなんて不公平ですからね。
特にボスはとにかく嫌らしい攻撃や反撃をしてきます。このボス戦が面白いんですよ。ボスを倒すと、そのボスが持っているジョブを手に入れることができます。つまり、その嫌らしい攻撃や特性を持っているジョブを自分が使うコトができるようになるのです。そのためには、今手に入れているジョブを組みあわせて適切な攻撃をしていかないと簡単に全滅させられるというワケです。
ボスはHPも高いのでとにかく長期戦になります。頻繁にこちらのピンチを立て直しながら、ちまちまとボスのHPを削っていきます。歯が立たずに全滅してしまっても、ジョブとアビリティを考え直してから再挑戦すると意外とあっさりと勝てたりするところがこのゲームの醍醐味。
ボスの弱点や攻撃の属性、単体攻撃か全体攻撃か、物理攻撃か魔法攻撃か、狙ってくる状態異常は何か。それらを見極め、こちらのジョブや武器を整える楽しさ。戦闘が面白いRPGは楽しいのです。
また、行動の順番を前借りできる「ブレイブ」というシステムも面白い。通常のコマンド選択式RPGならば自分の順番が来るまで待たなくてはなりませんが、ブレイブで前借りすれば最大四回連続で行動できます。連続で攻撃してもいいし、アイテムで戦闘不能を復活させてすぐさま魔法で回復させてもいい。様々な行動を連続で行えます。
しかし前借りするだけなので、もちろんその後しばらくは行動できません。チャンスと取るか、リスクと取るか。壊滅しかけた戦線を瞬時に立て直してもいいし、有無を言わせずたたみ掛けてもいい。ブレイブによって一気に戦略が広がります。
このように戦闘が面白くも難しく、駆け引きの必要な奥深いシステムになっているのですが、それを支えているのがジョブとアビリティなのです。様々なジョブを育ててアビリティを集め、組みあわせていく。これを考えるのが楽しいんですよ。
ジョブというのは白魔道士とか吟遊詩人などの個性豊かな能力を持つ職業です。アビリティというのはそれぞれのジョブの持つ特殊能力ですが、その内のいくつかは他のジョブでも使うコトができます。つまり、それらの組みあわせ方によって戦闘が面白くなるというワケです。
この面白さは何かに似ているな。そうだ! 懐かしの「FINAL FANTASY V」と似てるんだ。そうそう、これはFF奇数番の楽しさです。昔のFF奇数番が好きだった人には文句なくオススメできます。
ええと、FFといえばスクウェア(現スクウェア・エニックス)が制作した、言わずと知れたRPGの名作シリーズですが、初期のFFでは偶数番と奇数番での特徴が違いました。FF4やFF6などの偶数番は固定ジョブのキャラクターが多数登場するストーリー重視で、FF3やFF5などの奇数番は少数キャラクターとジョブチェンジを駆使するシステム重視と言われています。
BD2では四人の固定メンバーに20を越える多彩なジョブが用意されています。ジョブが成長すれば様々なアビリティを覚え、そのジョブとアビリティを組みあわせて様々な効果を得ることができます。いわゆるシナジー効果ですね。
比較的汎用性のある組みあわせもあれば、限定的ではありますが絶大な効果を生み出す組みあわせもあります。その掛け合わせを考えながら試してみるのが楽しいんです。
20種類以上のジョブのそれぞれに10個以上のアビリティがあり、そのどれもが個性的なのが驚きです。単体で強力なモノもありますが、他のアビリティと組みあわせるコトで効果的になるモノもありますので、新しいジョブやアビリティを手に入れるたびにワクワクします。だもんで、ついついプレイしてしまうというワケですよ。
私もようやく4章に突入し、ストーリーも急転直下に慌ただしくなってきました。ジョブもアビリティも随分と増えましたが、まだまだあるようです。
キャラクターも可愛らしく、また表情豊かで声優さんも達者なので、要所に入る会話部分も楽しめます。本当にキャラクターの表情が見事なんですよ。それほど可動パーツは多くないのに感情表現が細やかです。
個性豊かなボスたちが次々と襲ってくるので、ストーリーも楽しくなる上に撃破後のジョブ入手も嬉しい。つまり、ストーリーの面白さと戦闘の面白さが直結してくるのです。
ストーリーが進みましたらまた改めてご報告致しますが、昔ながらの王道RPGでありながら、新鮮な楽しさを感じられる今作。是非皆さまにもお楽しみ頂きたいと思います。Switchのストアには5時間までたっぷり楽しめる体験版もありますからね!
快適だからといって戦闘が単調になるワケではありません。それぞれの敵には様々な属性(火や水など)と武器(剣や槍など)に対して耐性があり、こちらの攻撃を半減したり無効にしたりしてきます。敵の弱点は戦闘中にいつでも見られるのは親切なのですが、逆に言えば敵の弱点を常に意識しなくてはならないというコトです。
さらに、こちらの攻撃に反撃するカウンターや、特定の行動に反応して嫌な攻撃をしてくるジャマーなど、一筋縄ではいかない厄介な敵も多いのが悩ましい。そりゃこっちだってカウンターやジャマーが使えるんだから、敵だけ使えないなんて不公平ですからね。
特にボスはとにかく嫌らしい攻撃や反撃をしてきます。このボス戦が面白いんですよ。ボスを倒すと、そのボスが持っているジョブを手に入れることができます。つまり、その嫌らしい攻撃や特性を持っているジョブを自分が使うコトができるようになるのです。そのためには、今手に入れているジョブを組みあわせて適切な攻撃をしていかないと簡単に全滅させられるというワケです。
ボスはHPも高いのでとにかく長期戦になります。頻繁にこちらのピンチを立て直しながら、ちまちまとボスのHPを削っていきます。歯が立たずに全滅してしまっても、ジョブとアビリティを考え直してから再挑戦すると意外とあっさりと勝てたりするところがこのゲームの醍醐味。
ボスの弱点や攻撃の属性、単体攻撃か全体攻撃か、物理攻撃か魔法攻撃か、狙ってくる状態異常は何か。それらを見極め、こちらのジョブや武器を整える楽しさ。戦闘が面白いRPGは楽しいのです。
また、行動の順番を前借りできる「ブレイブ」というシステムも面白い。通常のコマンド選択式RPGならば自分の順番が来るまで待たなくてはなりませんが、ブレイブで前借りすれば最大四回連続で行動できます。連続で攻撃してもいいし、アイテムで戦闘不能を復活させてすぐさま魔法で回復させてもいい。様々な行動を連続で行えます。
しかし前借りするだけなので、もちろんその後しばらくは行動できません。チャンスと取るか、リスクと取るか。壊滅しかけた戦線を瞬時に立て直してもいいし、有無を言わせずたたみ掛けてもいい。ブレイブによって一気に戦略が広がります。
このように戦闘が面白くも難しく、駆け引きの必要な奥深いシステムになっているのですが、それを支えているのがジョブとアビリティなのです。様々なジョブを育ててアビリティを集め、組みあわせていく。これを考えるのが楽しいんですよ。
ジョブというのは白魔道士とか吟遊詩人などの個性豊かな能力を持つ職業です。アビリティというのはそれぞれのジョブの持つ特殊能力ですが、その内のいくつかは他のジョブでも使うコトができます。つまり、それらの組みあわせ方によって戦闘が面白くなるというワケです。
この面白さは何かに似ているな。そうだ! 懐かしの「FINAL FANTASY V」と似てるんだ。そうそう、これはFF奇数番の楽しさです。昔のFF奇数番が好きだった人には文句なくオススメできます。
ええと、FFといえばスクウェア(現スクウェア・エニックス)が制作した、言わずと知れたRPGの名作シリーズですが、初期のFFでは偶数番と奇数番での特徴が違いました。FF4やFF6などの偶数番は固定ジョブのキャラクターが多数登場するストーリー重視で、FF3やFF5などの奇数番は少数キャラクターとジョブチェンジを駆使するシステム重視と言われています。
BD2では四人の固定メンバーに20を越える多彩なジョブが用意されています。ジョブが成長すれば様々なアビリティを覚え、そのジョブとアビリティを組みあわせて様々な効果を得ることができます。いわゆるシナジー効果ですね。
比較的汎用性のある組みあわせもあれば、限定的ではありますが絶大な効果を生み出す組みあわせもあります。その掛け合わせを考えながら試してみるのが楽しいんです。
20種類以上のジョブのそれぞれに10個以上のアビリティがあり、そのどれもが個性的なのが驚きです。単体で強力なモノもありますが、他のアビリティと組みあわせるコトで効果的になるモノもありますので、新しいジョブやアビリティを手に入れるたびにワクワクします。だもんで、ついついプレイしてしまうというワケですよ。
私もようやく4章に突入し、ストーリーも急転直下に慌ただしくなってきました。ジョブもアビリティも随分と増えましたが、まだまだあるようです。
キャラクターも可愛らしく、また表情豊かで声優さんも達者なので、要所に入る会話部分も楽しめます。本当にキャラクターの表情が見事なんですよ。それほど可動パーツは多くないのに感情表現が細やかです。
個性豊かなボスたちが次々と襲ってくるので、ストーリーも楽しくなる上に撃破後のジョブ入手も嬉しい。つまり、ストーリーの面白さと戦闘の面白さが直結してくるのです。
ストーリーが進みましたらまた改めてご報告致しますが、昔ながらの王道RPGでありながら、新鮮な楽しさを感じられる今作。是非皆さまにもお楽しみ頂きたいと思います。Switchのストアには5時間までたっぷり楽しめる体験版もありますからね!