ええと、念願の、待望の、垂涎の、まあとにかく待ちに待ったPS5をようやく手に入れた私です。さぞや素敵なPS5ライフを送っているだろうと思いきや、今現在メインでプレイしているのはNintendo Switchの「BRAVELY DEFAULT II(ブレイブリーデフォルト2)」という体たらく。
最新マシンよりもこっちの方がいいのかと聞かれれば困ってしまいますが、久しぶりに、ホントに久しぶりにコマンド選択型RPGをプレイしたら経験値稼ぎが楽しくなってしまったんですよ。いやあ、楽しいよねレベル上げ。
最近のゲームのトレンドといえば、だだっ広いフィールドで冒険しまくるオープンワールドや、大人数での対人戦バトルロイヤル、超ハードな敵とのシビアな戦闘が特徴の死にゲーなどのアクション系が人気です。私も近年はオープンワールドゲームを中心にプレイしてきました。
しかし、あるゲームのCMがそんな私の注意を惹きました。「ジョブチェンジを駆使して世界を救え!」 お、これは! 私はジョブチェンジシステムのあるRPGが大好きなのです。
それが「ブレイブリーデフォルト2(以下BD2)」。そういえば10年程前にNintendo 3DSで初作をプレイしたなあ。行動回数を前借りするブレイブというシステムが斬新で面白かったなあ。
そんなことを思い出しながらついついSwitchのカートに入れてしまいました。しかし、コマンド選択式の純粋なRPGなんて長らくプレイしていないんですよ。バリバリ3Dのアクションゲームで撃ったり切ったりばかりしてきたんですよ。そんな私でも楽しめるのでしょうか。
ええと、結論から言いますと、全くの杞憂でした。むしろ久しぶりの経験値稼ぎとレベル上げにハマってしまいました。王道プレイ。いや、王道プレイではあるんですが、それを支えているのはこのゲームの快適さです。このゲームのポイントは「快適さ」と「ジョブチェンジの楽しさ」にあると思っています。今回はその快適さについて解説していきたいと思います。
ゲームに於ける快適さの指標にも色々あります。ロード時間が短いとかメニュー操作がしやすいとかレスポンスが早いとかボタン割り当てが適切とか、まあ様々あると思いますが、各ゲームごとに色々とアイデアを凝らしています。
でね、このBD2ではコマンド選択型RPGとしては上記の要素はもちろん、考え得る限りのユーザーフレンドリーさでもって快適さを実現しているのですよ。なんかプレイの隅々にまで及ぶ快適さ。よく考えられているなと感心します。
まずね、町が広くない。リアルサイズの町を等身大のキャラクターが走り回って迷子になりそうな最近のRPGではなく、こぢんまりとした町を小さな主人公たちが走ります。しかもRスティックを押し込めば町全体が見られてお店やクエストの場所が一目瞭然。コレは便利。迷わない。
しかもBボタン押しながらだとダッシュするので移動も楽チンです。ダッシュはフィールドでもダンジョンでも有効なので移動にイライラしません。
フィールドでの移動と言えば、昔のRPGではランダムエンカウントと言いまして、歩いていると突然モンスターに襲いかかられるのが普通でした。しかし今作ではシンボルエンカウントと言いまして、モンスターが歩いているのが見えるのです。で、モンスターとぶつかれば戦闘開始です。
モンスターとぶつからなければ、つまり上手いこと避けていけば戦闘せずに進めるのです。いや、もちろん戦闘しなくては経験値がもらえないのでレベルは上がりませんが、先を急いでいる時とかHPが減っていて戦闘したくない時とかにはとても楽です。
しかも今作では、自分よりも明らかに弱い敵は逃げて離れてくれるのです。これが実に便利。と言いますのも、BD2ではフィールドでも剣が振れるのですが、剣が敵に当たってから戦闘に入るとこちらの行動回数が増える「ブレイブ」という状態になります。しかも敵の背後を取って戦闘に入るとこちらが先制できるので、逃げる敵に背後から剣を当てて戦闘に入ると圧倒的に有利な条件になるのです。
更に! BD2では複数の敵と連戦するともらえる経験値が増えるのですが、複数の敵が逃げると大体固まりますので連戦に持ち込みやすいのです。つまり、自分よりも弱い敵が逃げる時には無視して先に進んでもいいし、あるいは連戦を狙って追い込んでたくさんの経験値を狙ってもいいのです。どう、この親切設計!
弱い敵ならば比較的簡単に倒せますので狩りにはもってこいです。もらえる経験値は少なめですが、連戦でのボーナスを期待すればそこそこはもらえます。しかも特定の敵を呼び寄せるアイテムもありますので、ガンガン連戦を狙えばガンガン経験値をもらえるというワケです。
フィールドで剣が振れるのには別のお得さもあります。フィールド上の草を刈ると時々アイテムが出てきます。お金や消費アイテムだけではなく、武器や防具も出てきます。これが大事。結構強めの武器が拾えたりします。
またフィールドでは夜と昼の概念があるのですが、それぞれで恩恵のあるアビリティがあるので昼になるのを待ったりする場面もあります。その時にはただ待つのではなくて草刈りに専念すれば時間もつぶせるしアイテムも手に入るというワケです。一石二鳥!
フィールドや町ではいつでもセーブができますが、いわゆるダンジョンの中ではセーブができません。また、HP/MPを回復できるテントも使えません。これはまあ、よくある制約です。もし全滅してしまったら最後のセーブデータからやり直しです。
しかし、BD2が親切なのはオートセーブが頻繁にされていること。エリアが切り替わるごとくらいにオートセーブされています。つまり、手動セーブが随分前でもオートセーブからやり直せば割とすぐに取り返せます。
しかも、ダンジョンの中間あたりとボス直前くらいには、入り口に戻れるワープホールやセーブポイントが用意されています。これでダンジョン探索が格段に楽になります。ここを拠点に宝箱を探したり経験値稼ぎをしたりもできますし、ヤバくなれば回復したりセーブしたりできますからね。至れり尽くせりとはこのことです。
これだけ快適とか便利とか楽チンとか書いてしまうと楽すぎて単調になっちゃうと思うじゃないですか。単純作業の連続だと思っちゃうじゃないですか。ところがどっこい、そうはならないのがBD2の面白いトコロ。割と序盤から属性半減とか無効とかカウンターとかの厄介な敵が出てきてしまうのです。
ただ「戦う」を連打していれば勝てるような戦闘ではなく、属性魔法や強化弱体や特定条件などを駆使しなくては勝てない戦闘なんですよ。つまり戦闘が面白い。それを実現するのがジョブチェンジシステムなのです。
てなワケで、快適さについて説明するだけで長くなってしまいましたので、次回はBD2のジョブチェンジの楽しさをお話ししたいと思います。
ええとザックリと言いまして、昔のファイナルファンタジーシリーズが好きな方にはオススメのRPGです。懐かしくもあり、そして最新の面白さもあるというコマンド選択型RPGの完成形みたいな名作だと思いますので、気になる方はゼヒ!
最新マシンよりもこっちの方がいいのかと聞かれれば困ってしまいますが、久しぶりに、ホントに久しぶりにコマンド選択型RPGをプレイしたら経験値稼ぎが楽しくなってしまったんですよ。いやあ、楽しいよねレベル上げ。
最近のゲームのトレンドといえば、だだっ広いフィールドで冒険しまくるオープンワールドや、大人数での対人戦バトルロイヤル、超ハードな敵とのシビアな戦闘が特徴の死にゲーなどのアクション系が人気です。私も近年はオープンワールドゲームを中心にプレイしてきました。
しかし、あるゲームのCMがそんな私の注意を惹きました。「ジョブチェンジを駆使して世界を救え!」 お、これは! 私はジョブチェンジシステムのあるRPGが大好きなのです。
それが「ブレイブリーデフォルト2(以下BD2)」。そういえば10年程前にNintendo 3DSで初作をプレイしたなあ。行動回数を前借りするブレイブというシステムが斬新で面白かったなあ。
そんなことを思い出しながらついついSwitchのカートに入れてしまいました。しかし、コマンド選択式の純粋なRPGなんて長らくプレイしていないんですよ。バリバリ3Dのアクションゲームで撃ったり切ったりばかりしてきたんですよ。そんな私でも楽しめるのでしょうか。
ええと、結論から言いますと、全くの杞憂でした。むしろ久しぶりの経験値稼ぎとレベル上げにハマってしまいました。王道プレイ。いや、王道プレイではあるんですが、それを支えているのはこのゲームの快適さです。このゲームのポイントは「快適さ」と「ジョブチェンジの楽しさ」にあると思っています。今回はその快適さについて解説していきたいと思います。
ゲームに於ける快適さの指標にも色々あります。ロード時間が短いとかメニュー操作がしやすいとかレスポンスが早いとかボタン割り当てが適切とか、まあ様々あると思いますが、各ゲームごとに色々とアイデアを凝らしています。
でね、このBD2ではコマンド選択型RPGとしては上記の要素はもちろん、考え得る限りのユーザーフレンドリーさでもって快適さを実現しているのですよ。なんかプレイの隅々にまで及ぶ快適さ。よく考えられているなと感心します。
まずね、町が広くない。リアルサイズの町を等身大のキャラクターが走り回って迷子になりそうな最近のRPGではなく、こぢんまりとした町を小さな主人公たちが走ります。しかもRスティックを押し込めば町全体が見られてお店やクエストの場所が一目瞭然。コレは便利。迷わない。
しかもBボタン押しながらだとダッシュするので移動も楽チンです。ダッシュはフィールドでもダンジョンでも有効なので移動にイライラしません。
フィールドでの移動と言えば、昔のRPGではランダムエンカウントと言いまして、歩いていると突然モンスターに襲いかかられるのが普通でした。しかし今作ではシンボルエンカウントと言いまして、モンスターが歩いているのが見えるのです。で、モンスターとぶつかれば戦闘開始です。
モンスターとぶつからなければ、つまり上手いこと避けていけば戦闘せずに進めるのです。いや、もちろん戦闘しなくては経験値がもらえないのでレベルは上がりませんが、先を急いでいる時とかHPが減っていて戦闘したくない時とかにはとても楽です。
しかも今作では、自分よりも明らかに弱い敵は逃げて離れてくれるのです。これが実に便利。と言いますのも、BD2ではフィールドでも剣が振れるのですが、剣が敵に当たってから戦闘に入るとこちらの行動回数が増える「ブレイブ」という状態になります。しかも敵の背後を取って戦闘に入るとこちらが先制できるので、逃げる敵に背後から剣を当てて戦闘に入ると圧倒的に有利な条件になるのです。
更に! BD2では複数の敵と連戦するともらえる経験値が増えるのですが、複数の敵が逃げると大体固まりますので連戦に持ち込みやすいのです。つまり、自分よりも弱い敵が逃げる時には無視して先に進んでもいいし、あるいは連戦を狙って追い込んでたくさんの経験値を狙ってもいいのです。どう、この親切設計!
弱い敵ならば比較的簡単に倒せますので狩りにはもってこいです。もらえる経験値は少なめですが、連戦でのボーナスを期待すればそこそこはもらえます。しかも特定の敵を呼び寄せるアイテムもありますので、ガンガン連戦を狙えばガンガン経験値をもらえるというワケです。
フィールドで剣が振れるのには別のお得さもあります。フィールド上の草を刈ると時々アイテムが出てきます。お金や消費アイテムだけではなく、武器や防具も出てきます。これが大事。結構強めの武器が拾えたりします。
またフィールドでは夜と昼の概念があるのですが、それぞれで恩恵のあるアビリティがあるので昼になるのを待ったりする場面もあります。その時にはただ待つのではなくて草刈りに専念すれば時間もつぶせるしアイテムも手に入るというワケです。一石二鳥!
フィールドや町ではいつでもセーブができますが、いわゆるダンジョンの中ではセーブができません。また、HP/MPを回復できるテントも使えません。これはまあ、よくある制約です。もし全滅してしまったら最後のセーブデータからやり直しです。
しかし、BD2が親切なのはオートセーブが頻繁にされていること。エリアが切り替わるごとくらいにオートセーブされています。つまり、手動セーブが随分前でもオートセーブからやり直せば割とすぐに取り返せます。
しかも、ダンジョンの中間あたりとボス直前くらいには、入り口に戻れるワープホールやセーブポイントが用意されています。これでダンジョン探索が格段に楽になります。ここを拠点に宝箱を探したり経験値稼ぎをしたりもできますし、ヤバくなれば回復したりセーブしたりできますからね。至れり尽くせりとはこのことです。
これだけ快適とか便利とか楽チンとか書いてしまうと楽すぎて単調になっちゃうと思うじゃないですか。単純作業の連続だと思っちゃうじゃないですか。ところがどっこい、そうはならないのがBD2の面白いトコロ。割と序盤から属性半減とか無効とかカウンターとかの厄介な敵が出てきてしまうのです。
ただ「戦う」を連打していれば勝てるような戦闘ではなく、属性魔法や強化弱体や特定条件などを駆使しなくては勝てない戦闘なんですよ。つまり戦闘が面白い。それを実現するのがジョブチェンジシステムなのです。
てなワケで、快適さについて説明するだけで長くなってしまいましたので、次回はBD2のジョブチェンジの楽しさをお話ししたいと思います。
ええとザックリと言いまして、昔のファイナルファンタジーシリーズが好きな方にはオススメのRPGです。懐かしくもあり、そして最新の面白さもあるというコマンド選択型RPGの完成形みたいな名作だと思いますので、気になる方はゼヒ!