2021/03/07

地テシ:197 ついにPS5が来た! の巻

2/21にダイラブが終わってもう二週間。久しぶりにのんびりな日々を過ごしている私です。コロナ禍によって昨年4月に「偽義経冥界歌」博多公演が中止になってから五ヶ月間、全く舞台の仕事が無かった私です。当分舞台の仕事は出来ないと思っていた私です。しかし、そこから10月の「浦島さん」「照らす」、12月の「オリエント急行殺人事件」、今年2月の「今日もしんでるあいしてる」まで、意外なことにノンストップで舞台ができた私です。
舞台のなかった五ヶ月間から一転してこの半年は本番終了から次の稽古始めまで余り期間がなく、割とみっちりと続いておりました。このような社会情勢の中でも舞台ができるのは本当に嬉しいことです。舞台や音楽ライブなどのライブイベントの現場はまだまだ厳しい状況ですが、なんとか続けていけるようにそれぞれのカンパニーが最大限の努力を続けております。我が劇団☆新感線も「月影花之丞大逆転」を上演中です。皆さまもよろしければこれからも舞台をお楽しみ頂ければと思います。

 
さて、てなワケでね、久しぶりにみっちりゲームをプレイする時間ができました。本番を抱えているとなかなかみっちりとはプレイできませんからね。
そして! そんな時期に最適の! 中々手に入らないと噂の最新ゲームマシンであるPS5が! 超ハイスペックで超美麗な画面のPS5が! めくるめくゲーム体験ができるPS5が! ついにウチに来ましたよ!



PS4と比べてみました。デカいよ! 高さが1.5倍くらいあるよ! でもそれほど重くはないよ!
そして、コントローラの滑り止めのザラザラが、実はPSシリーズのアイコンでもある○×△□であることも確かめましたよ!



SIEが昨年11/12に発売したPlayStation 5は余りの人気に比して供給量が少なすぎて主に抽選販売となりまして、これが中々当たらないんです。私も発売日にゲットするべく本家のソニーストアやいくつかの家電量販店での抽選に応募しておりましたがことごとくハズれ、二次抽選とか三次抽選とか、まあとにかく応募しまくっていましたが全然当たりませんでした。
そんな「今日もしんでるあいしてる」の本番期間中。ある朝、メールをチェックしているとソニーストアからのメールがありまして「PlayStation5抽選販売」との件名ですから、また落選の通知かと何気なく開いてみました。そして何気なく読んでいましたら「当選されましたのでお知らせ致します」とか書いてあるんですよ。ん? んん? まさに二度見です。

当選? 当たったの? そういえば落選通知メールなんてモノはないのでして、当たった人にだけ通知が届くんでした。その通知が届いたってコトは? ええと、当選したって書いてあることは、当選したの? ええ、そうでしょうとも。当選したから当選したと書いてあるんでしょうよ。つまり当選したんでしょうよ。困惑して何度も同じ事を書いてしまっていますが、要するにPS5が買える権利を手に入れたってコトですよ。
困惑したままソニーストアに飛んで購入手続きをし、困惑したままヨドバシ.comに飛んで外付けSSDを購入し、困惑したままPS4からのデータ移行について詳しく書いてあるサイトをブックマークし、そして困惑したまま下北沢・本多劇場へと向かったのでした。
一週間ほどで届くとのことでしたので、来週にはPS5がウチに来るってコトですか? 来るってコトでしょうね。不思議なモノで、嬉しさよりも困惑が勝っています。半信半疑というか疑心暗鬼というか。なんか現物が来るまでは安心できない気分なのです。とりあえずこのことは忘れて本番に集中しましょう。そんな一週間。

実はね、ウチのPS4が今年に入ってから不調なんですよ。カタカタと異音がするんです。HDDを2TBに換装しているからそのせいかとも思って差し直してみたりしましたが、どうやら違う。ディスクドライブでもなさそうだ。おそらく冷却ファンかもしれません。まあ、初代PS4だしな。
プレイ自体は問題なくできるのですが、やはりカタカタうるさいのが気になります。ハードウェアの為にも良くないしって気もしてあまりプレイできていなかったのです。困ったな。よし、こうなったらPS5だ。実はPS5ならばPS4のソフトも走るんです。そしてもちろんPS5の最新ゲームも楽しめるんですよ。そいつぁ好都合だ。よし、なんとしても早いことPS5を手に入れよう。うん、そうしよう。とは思っていました。
いや、だからといってねえ、急に当選通知を送ってこられてもねえ。困惑しますよ。いや、全然困ってはいないんですが、実感が湧かないってコトですよ。

そんな二月下旬のある日。大きな荷物が届きました。ええ、そりゃPS5でしょうとも。丁度本番も終わりノンビリしていた日々でしたよ。早速開梱してセットアップしましょう。外付けSSDも繋ぎましょう。PS4を外して替わりにPS5を繋ぎましょう。
データ移行に関しては、これ以上PS4さんを酷使するのも可哀想なので、各ゲームのセーブデータに関してはクラウド経由で、ゲーム本編に関してはPS5に直接ダウンロードしました。今までのアカウントでログインすれば全てが簡単にセットアップできます。
そんなこんなでやっと実感が湧いてきました。ああ、PS5が手に入ったんだなって。


さて、PS5といえば最大8K対応でレイトレーシングにも対応した超美麗画面、高速SSD採用での爆速ロード、3Dオーディオ対応、さらにほとんどのPS4のゲームがそのまま動く後方互換性など、大人気機種であるPS4の正統進化と呼べる最新ゲームマシン。しかもディスク無しのデジタルエディションなら四万円以下という驚異のお値段なんです。

しかし、PS5の最大の特徴はDualSenseと呼ばれるコントローラだと思います。歴代PSのコントローラは機能的にもデザインもあまり変わってきませんでしたが、PS5ではちょっと大きくなって丸みを帯びた形になり、切り替えの入ったツートンカラーになっております。
このコントローラには様々な最新技術が納められているのです。まず、ハプティックフィードバックと呼ばれる振動機能。Nintendo SwitchではHD振動という精度の高い振動を採用していましたが、あれをもっと精密に、もっとプレイとの親和性を高めたモノです。
操作するキャラクターがコンクリートを歩いているのか、砂地を歩いているのか、草地を歩いているのか。そういった感覚を実に明確に振動で伝えてきます。コントローラに付いているスピーカーからの音と相まって、まるでそんな地面を歩いているかのような感覚を与えてきます。
また、L2/R2ボタンにはアダプティブトリガーと呼ばれる機能が付いています。L2/R2ボタンは車のアクセルや攻撃に割り当てられることの多いボタンですが、このボタンにプログラムできる抵抗力が付いたんです。つまり、弓を引き絞る時の抵抗力や、急ブレーキを掛ける時の抵抗力などを指先で感じることができるのです。トリガーが、重い。これは実に新鮮な感覚です。精密な振動と相まってプレイの臨場感が格段に増しました。

PS5にはあらかじめ「ASTRO's PLAYROOM」というゲームがインストールされています。多彩なステージで可愛いキャラクターを操作しながら、PS5とコントローラの様々な機能を体験できるゲームです。こういう丁寧な導入は任天堂がお得意なのですが、ここに来てやっとSIEも本腰を入れたようです。
このゲームをプレイすると、美麗な画面と臨場感のある音響だけでなく、コントローラの凄さが判るようになっています。技術デモ的なゲームなのですが、楽しく高性能を体験できるんですね。
あと、このゲームで楽しいのはフィールドのソコココでキャラクターたちが撮影を行っているのですが、それが過去の名作PSゲームをモチーフとしているのです。これは何のゲームかなとか考えるのも楽しいですよ。

あと、ホーム画面も新しくなっています。いわゆるダッシュボード画面ですね。PS4のダッシュボードも優秀でしたが、あれがもっと進化した感じ。使いやすさもそうですが、爆速ロードによってキビキビ動きます。これによってそれぞれのゲーム間やメディアプレイヤーへの移動が楽になりました。

そして今回の最大の変更点。それは、決定ボタンが○じゃなくて×になったことだー!
今までは右端の○ボタンが決定でした。任天堂で言うところのAボタンですよ。右端ボタンで決定という長年親しんできたルーティンを根底から覆され、今までキャンセルだった×ボタンで決定しなくてはならないという違和感! いや、まあすぐ慣れたんですけど、今度はSwitchでプレイする時にまた困惑するという体たらく。いやぁ混乱するわ。

ええと、こんな感じで楽しいPS5ライフを送っております。やりかけていたPS4ゲームや、もちろんPS5ならではの最新作もちょっとずつプレイしていますが、実はSwitchの「BRAVELY DEFAULT II」がやたらと楽しくて、ついついこちらをプレイしてしまっています。なんじゃそりゃ。

「BD2」については近日書きたいと思いますが、それよりも今書きたいのはPS5の「MAQUETTE」という3Dパズル。PS5で一番最初にハマったゲームです。ですので次回はこちらで。なお、PS4ユーザーの方は1,980円で買えますが、PS5ユーザーでPlayStation Plus会員の方は3月のフリープレイですから無料でプレイできますよ。お見逃しなく!