2021/03/19

地テシ:199 プロジェクトKUTO-10「かもめごっこ」始まったよ! の巻

昨年の春から、芝居のできなかった半年と芝居がノンストップで続いた半年を過ごしてきましたが、しばらく舞台の仕事がなくなったためにようやく知り合いの舞台を観に行くことができるようになりました。既にいくつか拝見致しましたが、いやあ、やっぱり舞台を生で見るのって面白いよねえ。楽屋に挨拶に行けないのは残念ですが、とにかく舞台ができてそれを客席で観ることができるコトが嬉しいのです。
配信や記録映像ではいくつも観ておりましたが、この一年で客席で見た作品といえば昨年の「カチカチ山」ゲネプロだけですよ。しかも関係者だからね。
例年ならば何十本も舞台を観ている私ですが、昨春から今春までの一年での客席観劇がたったの一本なのは悔しい限りです。

その前に最後に観劇したのはなんだっけ。そうそう、昨年三月のプロジェクトKUTO-10「なにわ ひさ石 本店」でした。あの時も出演していた劇団☆新感線の「偽義経冥界歌」が上演中断していたから観に行けたんだよなあ。
そしてこの三月。毎年春の風物詩のようにプロジェクトKUTO-10の新作「かもめごっこ」の公演が始まりました。毎年春に公演があるから、大抵自分の舞台と重なっていてなかなか観に行けないんですよ。宣伝美術を担当させて頂いているのにね。

旗揚げ公演からほぼずっとチラシを作らせて頂いているプロジェクトKUTO-10さんは、工藤俊作さんが主宰する劇団。劇団というかプロジェクトです。固定した作家も演出家もおらず、工藤さんが気になる作家さんや演出家さんにお願いして作品を作るため、毎回作風が変わるという面白いプロジェクトです。
最近では主に大阪を中心に活動している若手の作家さんや演出家さんと組んで、主に大阪を中心に活動している俳優さんと共に新鮮な化学変化を楽しめる作品を作ってきていましたが、今回は第二十回公演と言うことで、第一回公演の時と同じく作・三枝希望さん、演出・岩崎正裕さんという布陣で臨みます。
しかも「かもめごっこ」というタイトルからも判る通り、チェーホフの「かもめ」からインスパイアされた作品になっているようです。



大阪公演はウイングフィールドにて3/18〜21、東京公演は下北沢 シアター711にて3/25〜28です。
様々な感染対策をとっての上演となります。最新の空気清浄機や検温器、消毒器を用意しているそうです。しかも、二時間ちょっとの芝居なのに、途中で換気をするために休憩も挟むそうです。
もちろん私も観に行きますよ。一年振りのKUTO-10。どんな作品になっているのか、とても楽しみです。