2020/04/05

地テシ:141 ちょっとは楽しい事を の巻

以前にも書きました通り、「偽義経冥界歌」福岡公演は全公演を中止するコトになりました。払い戻しなどに関しては博多座公式HPをご参照頂きますようお願い致します。楽しみにして頂いていた皆様には申し訳ありませんが、どうぞご理解頂きますようお願い致します。


博多座さんには本当に色々と手を尽くして頂いて、中止決定直前までお客様をお迎えする準備を進めて頂いておりました。そんな心尽くしの色々は新感線公式twitterで御確認頂けますよ。ありがとうございます。きっと帰ってきたいと思います。
本当なら4/4には幕を開けていたハズなのに、今、自宅で、いつもの場所で、こうして文章を書いていることがいまだに実感が湧きません。なんか心と体が乖離してしまっているカンジですね。

そんなワケでもう東京に帰ってきた私ですよ。一ヶ月は福岡にいるつもりだったのに、一週間と経たずに帰ってきてしまった私ですよ。なんだか一杯持っていったのにそのまま持って帰ってきた私ですよ。出発前にうかつに開封してしまっていた煎餅がまだ湿気ずにパリッとしていた私ですよ。一週間だけ自動録画されているタイムシフトマシンで見逃した番組を問題なく見られてしまっている私ですよ。


ええと、そんなワケでね。悲しいご報告ばかりが続いてしまいましたので、ちょっとは未来に目を向けて今後の予定を書いていきましょう。

まずは今回のバタバタでご報告できていたかった次回公演のハナシを。
いのうえ歌舞伎最新作となる、2020年 劇団☆新感線40周年興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎「神州無頼街」は、作・中島かずき、演出・いのうえひでのりによる幕末の任侠もの。清水湊を舞台に、曰くありげな町医者と一癖ありそうな口出し屋が暴れるバディものでもあります。
ゲストも豪華ですよ。ツキドクロから福士蒼汰さん、宮野真守さん、木村了さん。トリドクロから松雪泰子さん、清水葉月さん。そして初参加となる高嶋政宏さん。陰と陽、艶と華、クールとワイルド。豪華で多彩な客演陣をお迎え致します。
ストーリーについてはまだ詳しくお話しできませんが、カラッと痛快な物語もあれば、ドロドロときな臭い展開もあります。取りあえず迫力が凄いコトになりそうですよ!
もちろん無事に開催されるかどうか予断を許さぬ所ですが、できると信じて粛々と準備を進めております。いや、絶対面白いから!

新感線ロスな皆様にはWOWOWライブにて新感線作品を続々放送予定です。4月には「蛮幽鬼」と「シレンとラギ」、5月には「阿修羅城の瞳2003」や「ゴクドクロ」「蜉蝣峠」「メタルマクベスdisc1」と、結構な旧作から新作までが見られますよ。

そして、座付作家・中島かずきさんがアニメ雑誌・月刊ニュータイプにて連載していた対談「中島かずきと役者人」が4/10に単行本になって発売されます。錚々たる声優陣や役者陣との対談をまとめたものですが、ありがたいことに私も参加させて頂いています。しかも連載時よりも大幅に増筆されているってんですから見逃せません。かなりディープな話もしていますよ。電子書籍版もありますので、本屋さんに行かなくても買えますぜ。


そんなこんなの今後の予定。こんなご時世ですが、必要以上に恐れずに、ただし最大限の防御をしつつ、日々を送っていきましょう。次回も何か楽しい話題をお届けしたいと思っていますよ!

新感線公式さんにならって私も楽屋口に飾られていた博多座飾り付けのミニチュア版の写真を。博多座さんには本当にお世話になりました。