2020/02/15

地テシ:132 令和の「偽義経」始まるよの巻

令和も二年になりまして、いよいよ「偽義経冥界歌」の東京公演が始まります。昨年の平成版では大阪・金沢・松本と回りましたが、今年の令和版は東京と福岡で行われます。

脚本や演出がちょっとだけ変わって、少しだけ短くなるとは思いますが、基本的には昨年と同じ作品です。ただ、キャストが二名替わっておりまして、弁慶役が橋本じゅんさんから三宅弘城さんに、くくり役が新谷真弓さんから山本カナコさんに替わりました。
不思議なモノで、演者が替わると同じセリフでも随分と違って聞こえます。すると稽古をしながら演出やセリフも俳優に合わせて変化していき、最終的にはかなり違ったシーンになったりします。「ツキドクロ」でも上弦・下弦というダブルチームで稽古をしていると、同じ脚本同じ演出でやっていたはずなのに、演者が違うのでどんどん変化していったことを思い出します。
平成版から一年近く経ちまして、様々に新たな試みに挑戦しています。カットされたシーンもあれば追加されたシーンもあります。より見やすく、より練り上げられておりますよ。

というワケで、昨年ご覧頂いた方にも、ご覧頂けなかった方にも、どちらにもお楽しみ頂ける作品です。源義経伝説や奥州黄金伝説を元に、史実通りに史実と全く違う物語が進行します。東京がTBS赤坂ACTシアターにて2/15-3/24、福岡が博多座にて4/4-28です。どうぞお楽しみに!