ああ、すみません。例によってまた長期間開いてしまいました。大丈夫です、生きています。今、長野県は上田市におります。いやあ、いいよね、盆地。山に囲まれてて。暑いけど。川が流れていて。暑いけど。
そんなこんなで気がついたら「VBB」のプレビュー初日が目前です。なんだかワサワサした作品になりそうです。上手く伝わっていないかもしれませんが、なんだかワサワサしそうなんです。どうぞお楽しみに。
で、その前に「乱鶯」についてですよ。もうずいぶんと前の話になってしまいましたが、「VBB」の前にザックリとまとめておきましょう。楽しかったけど色々と大変だったなあとか思い出しながらね。
「乱鶯」は初めての倉持裕脚本ということで、いつもと違うけど面白かったとか、いつもと違って物足りなかったとか、まあ判りやすく賛否両論でございましたが、まあ我々は楽しく過ごさせて頂きましたよ。
ご覧頂いた方ならお判りだと思いますが、私は序盤で死んでしまって、そこから先は幽霊での出演となりました。いやあ、これが中々大変だったのですよ。
幽霊での出演となればやはり「スッポン」での登場となるワケですが、それについてはこちらの連載「UFB:未確認ヒコー舞台」をお読み下さい。
http://blog.livedoor.jp/nikkann-awane/archives/47685858.html
ここでも書いておりますが、幽霊への変身が、まあ大変だったのですよ! 人間姿(けっこう病弱)は一幕二景の途中で退場して、次の幽霊(なんだか陽気)の登場は一幕五景。そこそこ時間はあります。あるんですが、やることが多い!
ハケましたら、そのまま衣裳部屋へ移動しながら脱ぎ始めます。片襷とか前掛けを外しながらね。衣裳部屋で衣裳を脱いで、そのまま床山部屋へ行って、カツラを外し、さらにマイクを一旦外します。そうしないと一枚目の羽二重が取れないからね。そう、今回は羽二重を二重にしているのです。羽二重についてはこちらをご参照下さい。
http://blog.livedoor.jp/nikkann-awane/archives/25512664.html
なぜ羽二重を二重にしているかというと、顔色が大幅に変わるから。人間時には病人でちょっと白めとはいえ、まあ肌色ですね。しかし、幽霊になるとほぼ真っ白ですから、白い羽二重も用意して頂いていたのです。で、その二種類を取り替えるのですが、その下には髪を束ねる用のベースの羽二重をしているのね。なので今回は羽二重を三枚用意して頂きました。ベース、肌色、白色とね。
そんなワケで、出番が終わったら即、衣裳もカツラもマイクも肌色の羽二重も取りまして、それからメイク替えです。顔はまだらに白くして、ゾンビのようなメイクをします。さらに、幽霊ですから手も腕も足も白く塗ります。メイクさんに白いファンデーションを用意して頂いたのですが、その減りが早い早い! 一週間に一個使い切るようなペースです。
ある程度メイクができたら、また床山部屋に行って白い羽二重を締めて頂き、衣裳部屋で幽霊の衣裳を着せて頂き、音響さんにお願いしてマイクを付け直して頂き、また床山部屋に戻って幽霊のザンバラカツラを載せて頂き、ほんでまた自分の楽屋に戻ってメイクの続きをするんですが、そうこうしている間に出番の目安となるセリフが聞こえるから、慌ててソデに走ります。これが一幕中盤から後半の私の流れ。ほら、結構忙しいでしょ。
だもんで、一二幕の間の休憩時間にメイクを仕上げます。もうちょっと丁寧にゾンビになるために。いや、ゾンビではないんだけど。幽霊なんだけど。まあ、できるだけ怖ろしげな容貌を目指しておりました。
二幕の最初の出番はスッポンから迫り上がってくるところ。なので、客席がホントに近いので、すぐ側のお客様が私の様相に驚いて悲鳴を上げたりすると大満足です。まあ、その後すぐに笑われるんですけどね。
あと、手を白く塗っているとホント大変ね。触るモノが全部白くなっちゃう。メイク道具はしょうがないとして、台本とかMacとかiPhoneとかiPadとか、楽屋で触るモノ全てが白くなっちゃうんですよ。今回、「VBB」の為に劇場に入ってメイク道具を並べていたら、なんだか全部白っぽくなっていたんで「乱鶯」のコトを思い出したってワケさ。ま、いつか落ちるさ、この白も。
というワケで、まもなく「VBB」が始まります。「乱鶯」とは全く違う、なんだかワサワサした舞台。平安時代から千年生きている吸血鬼がヴィジュアル系バンドのヴォーカルをしながら愛するかぐや姫の生まれ変わりを探すお話。なんだそれ! そうなんです。皆様には「なんだコレ!」と思いながらご鑑賞頂けますよう、スタッフキャスト一同、真面目にバカをしながらお待ちしております。
そんなこんなで気がついたら「VBB」のプレビュー初日が目前です。なんだかワサワサした作品になりそうです。上手く伝わっていないかもしれませんが、なんだかワサワサしそうなんです。どうぞお楽しみに。
で、その前に「乱鶯」についてですよ。もうずいぶんと前の話になってしまいましたが、「VBB」の前にザックリとまとめておきましょう。楽しかったけど色々と大変だったなあとか思い出しながらね。
「乱鶯」は初めての倉持裕脚本ということで、いつもと違うけど面白かったとか、いつもと違って物足りなかったとか、まあ判りやすく賛否両論でございましたが、まあ我々は楽しく過ごさせて頂きましたよ。
ご覧頂いた方ならお判りだと思いますが、私は序盤で死んでしまって、そこから先は幽霊での出演となりました。いやあ、これが中々大変だったのですよ。
幽霊での出演となればやはり「スッポン」での登場となるワケですが、それについてはこちらの連載「UFB:未確認ヒコー舞台」をお読み下さい。
http://blog.livedoor.jp/nikkann-awane/archives/47685858.html
ここでも書いておりますが、幽霊への変身が、まあ大変だったのですよ! 人間姿(けっこう病弱)は一幕二景の途中で退場して、次の幽霊(なんだか陽気)の登場は一幕五景。そこそこ時間はあります。あるんですが、やることが多い!
ハケましたら、そのまま衣裳部屋へ移動しながら脱ぎ始めます。片襷とか前掛けを外しながらね。衣裳部屋で衣裳を脱いで、そのまま床山部屋へ行って、カツラを外し、さらにマイクを一旦外します。そうしないと一枚目の羽二重が取れないからね。そう、今回は羽二重を二重にしているのです。羽二重についてはこちらをご参照下さい。
http://blog.livedoor.jp/nikkann-awane/archives/25512664.html
なぜ羽二重を二重にしているかというと、顔色が大幅に変わるから。人間時には病人でちょっと白めとはいえ、まあ肌色ですね。しかし、幽霊になるとほぼ真っ白ですから、白い羽二重も用意して頂いていたのです。で、その二種類を取り替えるのですが、その下には髪を束ねる用のベースの羽二重をしているのね。なので今回は羽二重を三枚用意して頂きました。ベース、肌色、白色とね。
そんなワケで、出番が終わったら即、衣裳もカツラもマイクも肌色の羽二重も取りまして、それからメイク替えです。顔はまだらに白くして、ゾンビのようなメイクをします。さらに、幽霊ですから手も腕も足も白く塗ります。メイクさんに白いファンデーションを用意して頂いたのですが、その減りが早い早い! 一週間に一個使い切るようなペースです。
ある程度メイクができたら、また床山部屋に行って白い羽二重を締めて頂き、衣裳部屋で幽霊の衣裳を着せて頂き、音響さんにお願いしてマイクを付け直して頂き、また床山部屋に戻って幽霊のザンバラカツラを載せて頂き、ほんでまた自分の楽屋に戻ってメイクの続きをするんですが、そうこうしている間に出番の目安となるセリフが聞こえるから、慌ててソデに走ります。これが一幕中盤から後半の私の流れ。ほら、結構忙しいでしょ。
だもんで、一二幕の間の休憩時間にメイクを仕上げます。もうちょっと丁寧にゾンビになるために。いや、ゾンビではないんだけど。幽霊なんだけど。まあ、できるだけ怖ろしげな容貌を目指しておりました。
二幕の最初の出番はスッポンから迫り上がってくるところ。なので、客席がホントに近いので、すぐ側のお客様が私の様相に驚いて悲鳴を上げたりすると大満足です。まあ、その後すぐに笑われるんですけどね。
あと、手を白く塗っているとホント大変ね。触るモノが全部白くなっちゃう。メイク道具はしょうがないとして、台本とかMacとかiPhoneとかiPadとか、楽屋で触るモノ全てが白くなっちゃうんですよ。今回、「VBB」の為に劇場に入ってメイク道具を並べていたら、なんだか全部白っぽくなっていたんで「乱鶯」のコトを思い出したってワケさ。ま、いつか落ちるさ、この白も。
というワケで、まもなく「VBB」が始まります。「乱鶯」とは全く違う、なんだかワサワサした舞台。平安時代から千年生きている吸血鬼がヴィジュアル系バンドのヴォーカルをしながら愛するかぐや姫の生まれ変わりを探すお話。なんだそれ! そうなんです。皆様には「なんだコレ!」と思いながらご鑑賞頂けますよう、スタッフキャスト一同、真面目にバカをしながらお待ちしております。