2011/09/20

テシタル地上派 013 スタ、ブル。の巻

9/16、遂にアレが発売されましたよ! アレですよ、アレ! 「STAR WARS THE COMPLETE SAGA」ですよ! 「スタ、ブル。」ですよ! 「STAR WARS」サーガが初めてBlu-ray Discになったんですよ!
あまりスター・ウォーズ好きではない方は不審に思われるかもしれません。え? スター・ウォーズってとっくにBDになってたんじゃないの?って。違うんですよ。今までDVDにはなっていましたけど、BDにはなっていなかったんです。なんという引っ張り方! なんという出し惜しみ!

それがこの度、6作まとめてボックスセットでBD化されたのです! これはファンとして買うなと言う方が無理ってもんでしょ。今年の頭に発表されたのですが、その直後に予約しちゃいました。私のamazonの記録を見ると1/9に予約していたってんですから大したもんです、私が。九ヶ月後の到着です。九ヶ月越しの恋です。九ヶ月間の夏休みです。九ヶ月目のプロポーズです。あ、ココまで書いておいて間違いに気付きました。八ヶ月でしたね。八ヶ月目の蝉です。八ヶ月目の鯨です。皇帝のいない八ヶ月目です。
とにかく八ヶ月間待っていた商品がまさに届いたというワケです。最近、知った途端に予約してしまうことが多いので、届くまでに時間が掛かりすぎて忘れてしまって、発売日に届いてビックリするというコトが多かったのですが、この商品に関しては割とちゃんと待ち望んでいました。


だってあの名作シリーズが初のBD化ですよ! 全部映画館で見て、DVDでも見て、テレビでオンエアされる度にも見てしまっていた作品がBDになるんですから! そりゃ興奮しちゃうってもんでしょ。シリーズ6作品に加えて、特典映像ディスクが3枚ついての9枚組。しかもBOXデジパック仕様で、初回限定版には35mmフィルムが一コマ付いてきます。
まあ、そんな商品が届いてしまって、見ないワケには行きますまい。さあ、どれから見ましょうか? やはりサーガの最初のEp1? それとも最新作のEp3? 否! シリーズを最初からリアルタイムで見ていた私が最初に見るのは、もちろんEp4ですよ!
思い起こせば1978年。当時の私は13歳の中学生。暗くて重い映画やチープなSF映画が多かった時代に現れた、痛快で爽快でハデでカッコイイSF映画! 中学生の男の子が夢中にならないワケはないでしょう。当時は入れ替え制ではなかったので、二回続けて見ちゃいましたよ。

いやあ、また改めてBDで見ると色んなアラが見えちゃいますねえ。当時は相当高度に見えた特撮技術やスケールの大きさが、今ではかなりチープに感じます。それでも全然構いません。それは演出やテンポの良さ、そして何よりも世界観の作り方が上手いのだと思います。必要以上に練り込まれた世界観が画面に説得力と空気感を与えているのだと思います。
また、見せ場主義なのも再確認できましたね。ハデなシーンの連続、外連味のある戦闘、テンポ良く進む爽快感。そして何よりも音楽と効果音の偉大さも感じます。音楽は言わずと知れたジョン・ウィリアムス、音響効果はベン・バート。ストーリーや視覚効果だけでなく、耳からも刺激が与えられる快感。
当初はB級映画だとか子供だましだとか言われていたEp4ですが、世界的な大ヒットを記録し、後々まで続く作品となったのは、この世界観の作り方の上手さや音楽の使い方、最新のアイデアをつぎ込んだ映像などの魅力にあるのだと思います。
とにかく見ている人をビックリさせてやるぞ! という気概に溢れているんですね。それがエンタテインメントの基本だと思うし、根本だと思います。

しかし9枚組ですからね。先は長いよ。ボチボチと見ていきたいと思います。