2020/11/15

地テシ:180 PS5買えなかった! の巻

今週、私に関係する情報がいくつか公開されましたね。自分の出る舞台とか、所属劇団の次回作とか。ザックリまとめてみましょう。
 
まずは12/8〜27にBunkamuraシアターコクーンにて上演されます「オリエント急行殺人事件」のビジュアルが公開されました。

 

私は二役をやるので二人分映っております。右端が貿易商のイタリア系アメリカ人・ラチェット、左端が軍人のスコットランド人・アーバスノット大佐。今年生誕130年を迎えるアガサ・クリスティによる名作ミステリーの舞台化です。小説原作ですが、予習は必要ありません。だってミステリーだから。昔に小説を読んだとか、映画を見たとかいう方でも、おぼろげな記憶のままお越し下さい。その方が楽しめると思います。
一般チケット前売開始は明日11/15から! よろしくお願い致します。

それと、劇団☆新感線の次回公演も発表されましたね。yellow⚡新感線「月影花之丞大逆転」は中島かずきによる新作です。かつて上演された「花の紅天狗」で月影先生を演じて頂いた木野花さんが再登場。といっても続編ではありませんが、まあとにかく月影先生が、つまり木野花さんが暴れ回ります。暴れ回ると思います。多分。
共演には古田新太くんを始めとする劇団員たちと、阿部サダヲさん、浜中文一さん、西野七瀬さんという豪華ゲスト陣。残念ながら私は参加しませんが、まあとにかく楽しみです。来年の2月下旬〜4月上旬が東京建物 Brillia HALL、4月中旬〜5月上旬がオリックス劇場です。こちらもどうぞよろしくお願い致します。久しぶりに疾走るぜ! 新感線!
ちなみにyellowというのは、ドクターイエローの愛称で知られる新幹線の保線業務を行う車両に由来していますよ。安全を確認しながら徐々に再始動していこうというコトです。

 

と、二件の演劇関係の告知を致しましたが、正直言いますと今の私が気になっているのは最新ゲーム事情ですよ。いや、もちろん演劇界隈の方が気にはなるんですけど、趣味の分野の話ですね。
去る11/12、次世代機PlayStation 5が発売されました! 世のゲーム好きのみならず一般的にも注目度の高い商品です。当然のコトながら私も獲得に向けて各ショップで予約抽選に挑戦しましたが、ことごとく落選。いやあ、厳しい現状です。もちろん今でも第二次抽選に望みは繋いでいますけどね。
ちなみに、11/10に発売されたXbox Series X/Sも買えませんでした。つまり次世代機獲得に全て失敗したってコトですよ。まったくもう〜、といった感じです。ゲーム情報サイトを巡りながら悔し涙を飲む毎日です。

しかし! 現在は「オリエント急行殺人事件」の稽古中な上に、大きな締め切りを二つも抱えているんです。しかも遅れているんです。とにかくもう忙しいんです。
だもんで、正直なトコロ、ちょっとホッとしております。仕事に集中するために、あえて抽選に落ちたのだと思うことにしております。ああ、そうさ。負け惜しみなんかじゃないさ。これで良かったのさ!

とか言いながら、実はPS4「ウォッチドッグス レギオン」をちょっとずつ楽しんでいるのはナイショだ。まあ面白いんだから仕方がないのだ。そこは大目に見るのだ!


2020/11/08

地テシ:179 「照らす」からの「オリエント急行」! の巻

今年3、4月の「偽義経冥界歌」公演休止、中止から半年。もう今年は舞台に立てないんじゃないかなと思っていた春から半年。そんな中、この10月には「浦カチ」と「照らす」の二作品で舞台に立てました! いやあ、舞台ができるっていいもんですね。もちろん様々な制約はありますが、とにかく舞台に立てています。演劇人としてこれに勝る喜びはありません。
色んな稽古場や劇場で、知り合いの俳優やスタッフさんにお会いしますが、やはりみんな嬉しそうです。様々な制約の下でも舞台を行えること自体がやっぱり嬉しいんですよね。もちろん作品は観て頂いてこそではありますから、見て頂けることもありがたいんです。この先どうなるかは判りませんが、なんとか舞台を取り戻していけるように頑張りたいと思います。

ええと、それと先日配信上演されたノックノックス「照らす」を見ました。一週間のアーカイブがあったから見られたのですが、いやあ、不思議な感じですね。自分が出ている配信限定コンテンツを自分が見られるというのは。
始めはちょっとだけのつもりで見始めたのですが、結局きちんと全部見てしまいました。コントラバスの内山和重さんの立ち姿がカッコイイね!
配信自体はもう終わってしまっておりますが、どうやら公式さんによるDVDとフォトブックなどのグッズの予約が始まっているようです。
お! そうなんですね。しかもDVDには演出のヤストミさんご自身によるディレクターズカット版も入ってるんですって。特典映像も入ってるんですって。これはもう買うしかないでしょう。配信もご覧になった方も、見られなかった方も、なんだかお得じゃないですか。気になる方は、ゼヒ!

さて、次は「オリエント急行殺人事件」です。いわずとしれたアガサ・クリスティの名作ミステリーの舞台版です。あまりにも名作過ぎてストーリーを、あるいは犯人をご存じのお方も多いと思いますが、そんなことは制作陣も先刻承知です。その前提で作品を作っております。もちろん犯人をご存じで無い方にはよりお楽しみ頂けると思います。
12/8〜27に渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて。私にとって初めてのコクーンです。観客としては何度も訪れた劇場に初めて立てます。ちなみに「照らす」の配信を収録したのはこちらも初めましての渋谷のCBGKシブゲキ!!でした。
「浦カチ」の東京建物 Brillia HALLも初めてでしたから、今年の秋から冬は初めての劇場三連発なんですよ。なんだか楽しいですよね。舞台に立てないと思っていた状態からの初めましての劇場で三連発。混乱する現場から、混乱するスケジュールから、とにかく発信できる状態であるコトが嬉しいのですよ。ぜひそのワクワクをご覧頂ければ幸いです。

それと、PS4/Xbox Oneの「ウォッチドッグス レギオン」がメッチャ面白い! 大好きな「ウォッチドッグス」シリーズの第三作。ハッキングバリバリの近未来サイバーアクション。詳しくはまた書きますね。



こちらはCBGKシブゲキ!!裏口からの渋谷の風景。いいよね、渋谷の裏の顔。ちなみに左手が道玄坂、右手がBunkamura。北西方面を向いています。




2020/11/01

地テシ:178 照らせましたか? の巻

10月31日。ノックノックス「照らす」の一回限りの公演が無事に終了致しました。オーガニックな生演奏に彩られた五人の男女の朗読劇。といいながら途中からどんどん朗読劇から逸脱していくのですがね。いやあ、一回だけの本番ってのは緊張しますねえ。
公演は終了致しましたが、あと一週間ほどはアーカイブでご覧頂けます。つまり今からでもチケットを購入して視聴することができます。もし、ご覧になって面白かったらお知り合いの方にもオススメ下さい。まだ見られるんだよって。間に合うよって。視聴チケットの販売についてはこちらからどうぞ。

作中でも語られていましたが、このような状況ではあっても、発信する側が続けなければ消えていってしまうものばかりです。我々のような演劇だけでなく、音楽でも映像でも、あるいは絵画でも文学でも。さらに料理、製品、サービスなど、ありとあらゆる分野においても作り、作り続けなければ、発信し続けなければ消えていってしまうのです。

実は「照らす」の稽古から本番までを行いながら、「オリエント急行殺人事件」の稽古も並行して行われておりました。「照らす」も「オリエント急行」も、そして先日上演されました「浦カチ」も、様々な対策を、それはそれは様々な対策をとりながら稽古・本番が行われております。キャストも大変ですが、スタッフさんの負担が本当に大変な状態です。
しかし、我々がここで心折れるワケにはいきません。万難を排してお送りし続けることが明日へと繋がることだと思います。多くの団体が、多くの仲間たちが努力を続けています。励まされることばかりです。
そして、「浦カチ」の上演終了から二週間が経ちました。今のところ、カンパニー界隈で、そして東京建物 Brillia HALL界隈でもクラスターは発生しておりません。ありがとうございます。これでやっと「浦カチ」を走り終えた気分にもなっております。

どうぞ、皆様におかれましても、正しく恐れ、正しく人生をお楽しみ頂ければ幸いです。

2020/10/30

地テシ:177 まもなく「照らす」! の巻

現在、ノックノックス「照らす」の稽古真っ最中です。いや、嘘です。既に稽古は終わりました。既に最終稽古を終えてしまいました。
オンラインでの稽古や俳優たちだけでの稽古、ピアノ・ビオラ・コントラバス・パーカッションの素敵な楽隊を交えての稽古、そして照明・音響スタッフだけで無く映像スタッフまでも交えた稽古など、様々な種類の稽古を進めながら、たった一回の公演に向けて準備してきました。
たった一回の公演のためのたった七回の稽古。演劇にしては少ない稽古。しかし、朗読劇にしては多い稽古。少ない? 多い?

そう、ただの朗読劇にしては多い稽古期間でした。何故でしょう。それは「照らす」が演劇作品だからです。無観客配信の朗読劇ですが、我々は、我々関係者は演劇作品として今作を稽古してきました。
通常、朗読劇を映像化しようとすれば、喋っている人をアップで狙えばいいワケです。喋っている人を順次アップで撮りながら、時々絵変わりを意識してワイドショットを混ぜたりして。それで事足ります。
しかし、今作は演劇公演ですので、喋っていない人の反応が重要になります。そこに関係性があるから。ですので、配信中にも結構広めのアングルでお届けすることになると思います。ご覧頂く際には、喋っていない人達にも注意してご覧頂ければより楽しめると思います。

今年の春からこちら、数多くの演劇公演が中止になったり延期になったり無観客配信になったり客席半減になったり、様々な制約を受けながら、しかしなんとか表現行為を続けていこうとしております。そう、止めないことが重要なのです。
そんなこともテーマに盛り込みながらお送りする「照らす」。視聴チケットのご購入はこちらから。10/31の19時からの一回きりですが、間に合わなくても大丈夫。11/7まで視聴することができます。なんなら、何度でも見られます。

ノックノックス公式さんのtwitterにて告知動画も撮りましたよ!



そうなんですよ。結構バタバタと振り回されているんですよ。朗読劇だからと気軽に引き受けた割にはバタバタと振り回されております。まあ、それもまた良し。どうぞお楽しみに!


2020/10/25

地テシ:176 来週は「照らす」! の巻

私は普段はカバンを持たないので、いや、普段は稽古着やら台本やらの入ったカバンを持っていますが、オフの日はカバンを持たないので、サイフやらスマホやら文庫本やらを入れるために、夏はヒップバッグ、冬は釣りベストを愛用しています。9月の稽古中はやたらと暑かったのに、10月に入って急に寒くなりまして、釣りベストに替えるタイミングを探っております。
いやあ、春や秋のこの時期って服装の入替に迷う時期ですよね。ちょっと肌寒いけど上着を着るとちょっと暑い。いや、実は上着を着ると丁度良いのですが、私は歩く速度が異様に速いので、ちょっと歩くだけで暑くなるのです。汗だくになるんです。汗をかかない程度にゆっくり歩けばいいだけのハナシなのですが、そうはできないせっかちな私です。


さて、そろそろ「浦カチ」グッズが皆様のお手元に届く頃ではないでしょうか。両A面のパンフレットや一筆箋、マスクや風呂敷など、可愛くてオシャレなグッズが買えるのはイーオシバイドットコムですよ!
そんな「浦島さん」が終わったところで休む間もなく次の舞台の稽古(とその次の舞台の諸々)が始まりました。いや、こんなご時世ですから忙しいのは何よりです。
次の舞台であるノックノックス「照らす」の上演は10/31の一日限り。しかも劇場公開はなくオンラインでの配信のみです。この配信のみというトコロがポイントでして、どうポイントなのかは見て頂けると判ると思います。
公開は10/31ですが一週間ほどはアーカイブでご覧頂けます。視聴チケットの販売についてはこちらからどうぞ。

「照らす」がどんな作品なのか、気になる方もおられるのではないでしょうか。そんな方のために、ノックノックス主催で今作の作・演出であるヤストミフルタさんと、出演者である藤田奈那さんと藤谷みきさんによる動画を埋め込んでおきましょう。




ええと、動画を見てもよく判らないかもしれません。いや、まあ判らないくらいが丁度良いのでしょう。オーガニックな生演奏に乗せてお送りする、五人の男女の関係あるような無いようなお話。フワッと始まるのに、後半は結構熱くなりますよ。

まだ不安な方のために、ヤストミさんのブログページへのリンクも貼っておきましょう。稽古風景の写真が掲載されておりますので、ちょっとは雰囲気が掴めるのではないでしょうか。
たった一日の、たった一回の、配信のみの作品ではありますが、日々稽古して日々精度を上げ、積み上げております。よろしければご覧下さいませ。

 

それからもう一つ。本日10/24からゲキ×シネ「偽義経冥界歌」の全国公開も始まりました。昨年と今年に上演されました、いや、上演されたり中断したり再開されたり中止になったりした、あの作品がゲキ×シネになって帰ってきました。
今回はドルビーシネマでも上映されるというコトで、これはゼヒ映画館でご覧頂きたい作品です。大迫力で、大音量で、ニセモノの義経の大活躍をご覧下さいませ。
 

このような社会情勢ですのでなかなか難しいのですが、我々はあの手この手で作品を皆様にお届けしていきたいと思います。
稽古場のスタジオにはいくつかの部屋があるのですが、それぞれの部屋で知り合いの団体が、それぞれに充分に対策をとりながら懸命に稽古をしております。距離をとりながら久しぶりの挨拶をしたり近況報告などをしたりしました。みんなみんな頑張っております。
まだまだ立ち止まるワケにはいきません。まだまだ走り続けたいと思います。