2019/09/20

地テシ:126 来年の「偽義経冥界歌」とかいろいろ

「BURAI2」公式ページからのリンクでお越しのお客様。初めまして。劇団☆新感線の粟根まことです。この度、川原正嗣さんが主演のサスペンス・ヒューマンドラマ「BURAI2」に出演することになった粟根まことです。軽い気持ちで出ると言ったら結構大変な役をやらされそうになって困っている粟根まことです。そんな粟根まことのブログがこちらです。そんなに名前を連呼しなくてもいいですね。どうぞよろしくお願い致します。

さて、博多座での「けむりの軍団」ももう終盤。素敵な芝居小屋の風情のある博多座にお似合いな感じの作品が、やたら反応の良いお客様に支えられながら上機嫌に公演を重ねております。
さらに来春の「偽義経冥界歌」のスケジュールも発表されましたね。もちろん博多座でも上演されます。今夏はけむりで、来春は偽義で、この素敵な劇場と福岡の街を堪能したいと思います。

ゲキ×シネでは「ツキドクロ(上弦・下弦)」も上映しておりますよ。上弦の方は試写会で見るコトができたのですが、編集も音関係もさらにパワーアップしておりました。スローモーション演出も必要最小限な感じで無駄がない。そして何よりも! 他のお客様の頭で視界が遮られるコトがない! この一点だけでもスクリーンで見る価値があると思います。日本各地で上映されておりますので、公式サイトで探してみて下さいね。
ただ、このゲキ×シネバージョン、序盤のシーンで私が小道具を取り落とした回が収録されております。すっかり忘れていたからビックリしたわ。まあ私が悪いんですけどね。

舞台の映像と言えば、今年の5月に紀伊國屋ホールにて上演されました「+GOLDFISH」がCS衛星劇場にてオンエアされるそうです。9/21(土)の18:30〜21:00ですよ。ちなみに、その直前の16:00〜18:30には姉妹作品である「ONLY SILVER FISH」も放送されます。こちらには私は出演しておりませんが、この二作はオープニングが全く同じですので、二作続けて見て比較して頂くのも面白いと思います。

それからもう一つ。以前私も出演しましたゼータクチクさん。池袋の小さなカフェでの公演で、なかなかに濃密な体験でした。次回公演「贅沢地区平成短編集」は、その同じ会場cafe&bar 木星劇場にて10/23〜27に上演されます。そして、そのチラシを私が作らせて頂きました。





ポストカードサイズに詰め込んだ、なんだかシュールなポップさを感じて頂ければ幸いです。

福岡での燻し燻されが終われば、けむりの軍団は今度は大阪に向かいます。そろそろ涼しくなるだろうと思って秋物を結構持ってきたのになかなか出番がありません。この終盤に至ってやっとちょっと涼しくなってきました。大阪ではさすがに涼しいんだろうな。赤く染まったモミジが似合う季節になっているはずです。夏秋公演にふさわしい、暑苦しいのになんだか爽やかな作品ですので、大阪の皆様、どうぞお楽しみに!

2019/09/05

地テシ:125 博多座に「けむりの軍団」上陸! そして冬の巻

猛暑が始まりそして去って行ったように、劇団☆新感線39興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎《亜》alternative「けむりの軍団」の東京公演が始まってそして無事に終了致しました。気がついたら始まっていて、そして終わっていたんですよ。時間というのは怖ろしいですねえ。
今春の「偽義経冥界歌」は大阪・金沢・松本公演だけでしたから、久しぶりの東京公演だったのです。東京ならではの熱気も感じながら46ステージもの公演を終え、今は既に福岡・博多座での舞台稽古に入っております。魅惑の街・福岡。食と歴史の街・博多。ああ、なんという甘美な響き。

今春に二十周年を迎えた博多座さんは、伝統的な芝居小屋の構造ではありますが、最新鋭の機構を有し、博多リバレインという複合施設の中に入っていますので外観は近代的なビルです。広くて美麗で、そして楽屋もキレイで使いやすい。でも造りは古風なのよ。なんかそこがまたカッコイイ。
博多座さんの中に入るのは今回が初めてですが、既に愛着が湧いております。来年にも「偽義経〜」でお世話になりますので、精一杯仲良くなっておこうと思います。


「けむりの軍団」福岡公演は9/6〜23。そして大阪公演は三度目となるフェスティバルホールにて10/8〜21です。真夏に始まった公演も、終わる頃にはすっかり秋。夏から秋へと、東京から福岡、大阪へと、煙に巻きながら爆走して参りますのでどうぞよろしくお願い致します。


夏が来て秋が去れば次は冬ですね。ええと、私が出演する冬の舞台が二本、情報解禁されたのでご報告させて下さい。

まずは12/4〜8に池袋あうるすぽっとにて上演されますブシプロ「BURAI2」。新感線のアクション監督でお馴染みの川原正嗣さんを主役に据えた、警官アクションサスペンス。そう! あの川原さんが主役なのです。前作である「BURAI〜女王陛下は武士がお好き〜」が上演されたのが2016年。その続編ではありますが、キャストも随分変わって前作を見ていなくても楽しめるはずです。
いつもお世話になっている川原さんが主役となれば見ないワケにはなりますまい!とばかりに前作を見に行った私ですが、まさか三年経って続編に出ることになるとは思いませんでした。華麗な殺陣、甘い声、そしてクドイ芝居。川原さんの魅力が存分に詰まった作品でした。今作ではどういう展開になるか、まだ詳しくは判りませんが、川原さんファンにはたまらない作品になることでしょう。いや、アクションサスペンスでありながら、コミカルで楽しい作品になっていた前作をも凌ぐ作品になりそうです。初めてのあうるすぽっと。12月はぜひ東池袋に!

いやいや、12月は浜町でしょう。明治座さんと、る・ひまわりさんが共同製作している「年末"祭"シリーズ」は今年で九年目。今年は「明治座の変 麒麟にの・る」と題して本能寺の変を題材に、イケメンからミュージカル、お笑い芸人、小劇場などが異種格闘技ばりに入り乱れる歴史エンターテインメント時代劇をお送りします。そして私も出演するのです。忙しいな12月。
「麒麟にの・る」の脚本は昨年「トリスケリオンの靴音」で共演した赤澤ムックさん。昨年は俳優同士として、今年は作家と役者としてお世話になります。演出は初めましての原田優一さん。先日初めてお会いした時には柔和で誠実な人となりが印象的でした。キャストも共演経験のある平野良くんや神永圭佑くん、小早川俊輔くん、辻本祐樹くん、さらに知り合いだけど共演経験のない加藤啓くんや二瓶拓也くんなどもいて、楽しい年末になりそうです。初めての明治座。12月はぜひ浜町に!

あ、「トリスケリオンの靴音」といえば、昨年版は碓井将大くん、赤澤ムックさんと私でしたが、この9/4〜16にキャストを一新して同じく赤坂RED/THEATERにて上演されます。複雑に絡み合う三人芝居。ヒトの哀しみと可笑しみで切なくなる作品です。今作ではキャストに合わせて一部脚本も変更になるようです。もう気になる! 気になりまくりますが、私は今、福岡なんです。本番なんです。どうあがいても見には行けませんので、東京にいらっしゃる方は是非とも見に行って下さいませ。面白いから!


そんなこんなの夏と秋と冬。福岡と大阪。東池袋と浜町。そして出てないけど赤坂。なんだか忙しいな! 2019年も後半ですが、ぶっ飛ばして行きたいと思います!