2015/02/07

地テシ:065 真田丸の巻

ああ、気がついたらまた「真田十勇士」の東京公演も終わり、名古屋公演も終わり、大阪公演が始まっていましたね。2015年も一月が終わり、時の流れの速さを感じるお年頃です。

「真田十勇士」東京公演はまあちょっと色々とありましたが、名古屋公演は無事に終わり、無事に大阪公演の幕も上がってラスト10ステージを切りました。来週には久しぶりに福岡にも行きますが、なんともバタバタしたスケジュールなのが残念です。

ですが、大阪公演ではちょっと時間に余裕がありまして、休日には大阪観光ができました。観光っつったって大阪で生まれ育った私ですから今更わざわざ行きたいところも少ないのですが、今回は「真田十勇士」ツアー。となれば真田幸村関係のポイントは押さえておきたいところですね。
今年は大阪夏の陣から400年。そして来年にはNHK大河ドラマで「真田丸」が放映されるコトも決まり、大阪城近辺では異様な盛り上がりを見せていますよ。商魂逞しいとも言えますが、地域活性は重要なのだとも思います。何と言いましても、ちょっとしか興味のない人がより深く興味を持つキッカケになることも大事です。

というワケで、幸村フィーバー溢れる大阪を散策です。まずは幸村終焉の地である安居神社へ。

 

天王寺のすぐ北、一心寺の向かいにある神社ですが、一説にはこの神社の境内で休んでいるところを討ち取られたとか。それを記念してか石碑と銅像もありました。

続いては真田丸跡地へ。大河ドラマのタイトルになるほど有名な場所ですが、何しろ数ヶ月で造られて消えた出丸ですので、比定地が確定していません。諸説ある中でも有名なのは三光神社でしょうか。以前にも行きましたが、今回改めて訪れてみました。














幸村の銅像とともに真田の抜け穴と言われる洞窟入り口があります。この辺りから明らかに土地が隆起しているので、確かに出丸っぽくもあるのですが、ちょっと東過ぎるという説もあります。

そして幸村の墓のある心眼寺へ。こちらも真田丸跡地と伝承があり、諸々の文献も合わせると、こちらの方が信憑性があります。


















まあ、いずれにしてもこの辺りに真田丸があったことは確かなようです。住所で言えば天王寺区餌差町ですが、すぐ隣には真田山町もあり、まあ、この辺でしょう。アバウトに言えばこの辺り一帯です。確かに土地が凸凹していてそれっぽいからそれで良いじゃないですか。


















そんなこんなの真田ツアー。今年から来年に掛けて盛り上がっていく地域だと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

2015/01/04

地テシ:064 2014年の写真 落ち穂拾い その四

えー、皆様、明けましておめでとうございます。いよいよ2015年。なにがいよいよなんだか判りませんが、いよいよです。ええと、強いて言えば劇団☆新感線がいよいよ35周年ってコトでしょうか。なので35周年記念特設ページが新年早々公開されましたね。
http://www.vi-shinkansen.co.jp/35thAnv/
このページでは35年間の公演チラシがどんどん遡って表示されるのですが、その中に何枚か私がデザインもしくはデザイン協力したモノも何枚か混ざっているのが感慨深いですね。
そして次回公演の特設サイトも公開されました。
http://www.g-v-g.com
ゲストも発表されて、なんだか楽しくなって参りました。まだまだ先の話ですが、どうぞご期待下さい!

そして昨年末の、そして「真田十勇士」の稽古大詰めの忙しい時期に、そして何故だか急に自分の写真ファイルを公開して参りました落ち穂拾いシリーズ。そしてホントになんでなんだか。そして予想通りですが、やっぱり昨年中に終えるのは無理だったようですね。そして年越しちゃいました。そしてそれもまた良いでしょう。
そんな落ち穂拾いもキリがないので今回で最後です。

まずは阿佐ヶ谷の写真。JR阿佐ヶ谷駅前から南に延びる阿佐ヶ谷パールセンター商店街。行ったことがある方なら、屋根付きのアーケードにもかかわらず、微妙にうねっているのをご存じでしょう。実はココは、古道好きにはよく知られている通りでして、鎌倉街道の名残といわれているのです。
鎌倉街道というのは、鎌倉時代に関東地方に張り巡らされた街道のコト。将軍家に何かあった時には「いざ鎌倉」と馳せ参じるために整備された街道です。
その街道も時代と共に廃れていったワケですが、部分的にというか、結構な割合で残っているのです。ただし、大通りとしてではなく、割と細い住宅路として残っているケースが多いのですが。
この阿佐ヶ谷パールセンター商店街もその一つと言われていて、祖師ヶ谷大蔵辺りから埼玉県大宮方面に抜ける街道があったんだそうです。その名残で妙にうねっているんですって。

その商店街の一角に庚申塚が祀られています。


庚申塚というのは道の分岐点とか村の入り口とかに置かれる塚でして、天孫降臨の際に道案内した猿田彦神にちなんで三猿が彫られたり、青面金剛が彫られたりしています。要するに、重要な道しるべの役割を果たしていたんですね。


つまり、この十字路は、鎌倉街道と、それに直交する道との重要な交差点だったと推測されます。かように庚申塚は古街道を探すのに有力な証拠となるんですね。
この庚申塚の写真を撮っている時に、地元のおばあさまに話しかけられました。そんな写真を撮っている人が珍しかったんでしょうね。
おばあさまは御年83歳。その割にはとてもしっかりした矍鑠としたおばあさまでした。で、おばあさまの話では、昭和20年の東京大空襲の折、新宿方面から青梅街道を通って避難してきた人々が、阿佐ヶ谷南部の交差点で右折北上し、このパール商店街(当時はもちろん商店街はなく、ただの道だったそうですが)を通って埼玉方面に疎開していったそうです。つまり、当時としては重要な街道だったんですね。その名残がパール商店街ってコトです。なので、微妙にうねっているんですね。


すぐ横にはけやき並木で有名な中杉通りが通っていますが、こちらは戦後に整備された大通りなのでキッチリ直線です。今でこそ中杉通りがメインストリートですが、かつてはパール商店街のうねった道こそが埼玉方面へ抜ける街道だったってコトですよ。やはり地元の古老との会話が一番信用できますね。偶然の出会いでしたが貴重なお話を聞くことができました。




さて、昨年の写真紹介の最後はこちらの二枚。ええと、とりあえず写真をご覧下さい。


皆さんご存じ、iPhone6とiPhone6 plusが発売されたのは昨年9/19、つまり「ラストフラワーズ」大阪公演中です。こちとら公演中で忙しいワケですし、旅先ですから気軽に買うワケにもいきません。しかし、気にはなるワケです。
今までのiPhoneシリーズでは、極端には大きさは変わりませんでした。iPhone5で縦長にはなりましたが、横幅はほぼ同じ。全体としては多少の変化でした。しかし、6では丸々一回り大きくなった上に、6plusに至っては二回り大きくなったのです。この変化は大きいですよ。いや、大きくなったからって大きな変化とは限りませんが、今回のは大きく変化です。しかし、その変化の具合が判らない。店頭に行けば本物があるでしょうから手に取って確かめることもできましょうが、だからこちとら本番中なんだってば。

同じように思っている人も多かったんでしょうね。ネット上に新しいiPhoneの実サイズ線画を公開しているサイトがありました。これはいい。なので、それをプリントアウトしてダンボールに貼り付け、切り取って並べてみたのが先ほどの写真です。
これならば直感的にサイズが分かります。厚さもほぼ本物と一緒。村杉蝉之介さんがお持ちのiPad miniもお借りして、大きさを比較してみたんですね。これは判りやすい。
重ねてみた方が判りやすいですかね? ではこちらをどうぞ。


発売されてから三ヶ月以上経ちますから、既にご購入の方、店頭で触ってみた方も多いでしょうが、私にとっては大事な比較写真なんです。なぜならまだ買ってないから。なんだかバタバタしてまだ買ってません。その内に買うとは思いますけど。

このダンボール模型、「ラストフラワーズ」関係者のiPhoneユーザーの中でも好評でして、へー、こんなサイズなんだとか、やっぱり大きいねとか、結構皆さん食いついて頂いたのですが、そしてその食いついた人々の中には阿部サダヲさんや宮藤官九郎さんもいたのですが、まさかTVCMがこのお二人だとは気付きませんでした。なんか恥ずかしいじゃないですか。そんなお二人にダンボール模型を見せていただなんて、ねえ。

えー、そんなこんなの昨年写真。今年も色々散歩したりしながら面白いモノを見つけたいと思います。どうぞ今年もよろしくお願い致します。

2014/12/29

地テシ:063 2014年の写真 落ち穂拾い その三

今日ご紹介するのは渋谷駅と白金高輪駅近辺の写真ですよ。あ、どちらも渋谷川・古川沿いですね。いや、行ったからさ。そして面白かったからさ。ご紹介したくて。


今年の春に上演されました「蒼の乱」の東京公演会場は渋谷ヒカリエの東急シアターオーブ。そのロビーからすぐ下の渋谷駅が見下ろせます。ここ最近は渋谷駅が大改造中でして、大がかりな工事が行われております。その工事も上から見下ろせたのね。
そして、その工事の一つが渋谷川の流路変更工事。


渋谷川というのは渋谷駅のすぐ横というか下というか、まあその辺りを流れているのですが、渋谷駅南端までの上流は暗渠です。その暗渠の、渋谷駅真下を流れている部分をちょっと移動させようという工事ですね。小規模な瀬替えです。

渋谷川はかつてあった東急百貨店東横店東館の真下を通っていました。この部分です。


なので東館には地下売り場がなかったことは有名です。その東館も現在取り壊し中でして、その工事を上から見てみた写真です。その跡地にビルを建てるため、渋谷川が邪魔だったんでしょうね。そのための瀬替えです。

そのちょっと南側のバスターミナル部分でも工事が行われていました。


渋谷駅東口バスターミナルですね。写真の左端にチラッと渋谷川が見えています。普段はフタがされていて見ることができない暗渠部分です。数十年ぶりにあらわになったというワケ。
この工事はすぐ南側の歩道橋(国道246号沿いのヤツ)からもよく見えました。


現在もまだ工事中のようですが、この写真はずいぶんと前ですから、もう渋谷川暗渠は見えないかもしれません。


また、今年の夏のある日、JR恵比寿駅から地下鉄白金高輪駅まで歩いたのね。天現寺とか北里病院の辺り。もちろん用事があったからなんだけど、その途中で色々と面白いモノを見つけちゃったのよ。
この辺りは昭和20年の戦災もくぐり抜けた土地でして、昭和な建物が多く残っています。広尾、白金というと高級住宅地の印象ですが、古川(渋谷川下流)辺りにはこんな風景が残っているんですね。


なんとも風情を感じる立派な木造住宅。どうやら「きえんきえら」というダイニングバーだそうで、大正7年築の建物だそうです。こちらのリンクからgoogleマップで店内も見られますよ。
https://goo.gl/maps/YGNOM

さらにもうちょっと東に行くと、いかにも昭和な看板建築の商店も現役でした。


そして、昭和のスターと言えば草刈正雄さん。平成の現在でもこういった形で現役です。


ナイスなコピー。このCMも話題になりましたね。



いずれの写真も恵比寿三丁目交差点と白金一丁目交差点を繋ぐ都道305号線で撮りましたよ。
そして白金高輪駅に到着すると、その改札前にはこんなレリーフが。


ええと、一見抽象的な前衛アートに見えるかもしれませんが、地形好きならお判りでしょう。そう、白金高輪駅近辺の高低差を表したレリーフです。等高線になっているんですね。真ん中の黒い線が東京メトロ南北線。で、オレンジの部分が低いところ、左の白い部分が高いところの白金、右の高いところが高輪です。ダイナミックな高低差が数々の名坂を作り出している土地ですね。

ホントに渋谷川界隈は見所が多いんです。色々と歩きました。渋谷川、古川と開渠になっているところはもちろん、宇田川、河骨川、穏田川、笄川、いもり川などの暗渠となっている部分もあらかた歩き回りました。なんのご褒美もありませんが。まあ、ただ歩きたかっただけですね。

えー、そんな感じで今年の写真ファイルをご紹介してきましたが、キリがないので次回で最後にしましょうか。そしてそれは年内に上げられるのでしょうか。それもまた謎です。

2014/12/27

地テシ:062 2014年の写真 落ち穂拾い その二

えー、来年は「真田十勇士」再演から始まる私ですが、その公演中に舞台のアフタートークもやります。劇団鹿殺し復活公演「ランドスライドワールド」1/20(火)19時の公演後、ちょっとしゃべります。座長の菜月チョビさんがカナダ留学から帰ってきて最初の公演でして、ゲストも木村了くん、今奈良孝行さん、美津乃あわさんという、よく知った人々ですから見に行きたかったんだよね。どうせ見に行くんだったら、ついでにちょっとしゃべりましょうか的なノリで。さてどうなりますやら。


さて、iPhone写真の今年の分からどうでも良い写真を紹介していくコーナー。そんなコーナーだったけ? まあ構わずどんどん紹介していきましょう。

今日は、今年行った各地で思わず撮った、割とどうでも良い写真をお見せしましょうか。なんかね、撮っちゃうのよ。そこに行った記録として撮る物もあるし、妙に気になっちゃって撮るモノもあるし。

中でもどうでも良い写真が、こちらの東急田園都市線用賀駅近辺で見つけたこちらのお店。

 

「鉄板酒場キイハントー」。うん、50歳以上の方なら覚えているのではないでしょうか。「キイハンター」。丹波哲郎さんや千葉真一さんが出演していた大ヒット東映アクションドラマです。それのモジリなんですね。ロゴが同じです。ああ懐かしい。

 キイハンター MUSIC FILE
キイハンター MUSIC FILE


多分、多分なんですが、和歌山料理が出てくるか、マスターが和歌山出身なのでしょう。多分だから、判りませんけど。多分ね。

今年の夏に世田谷文学館で開催された「日本SF展・SFの国」には皆さん行かれましたでしょうか。星新一、小松左京、筒井康隆各氏を中心とした、日本SF界の歴史がよく判る展覧会でした。


ああ、面白かったと世田谷文学館を出たところで思いました。この建物も相当なSF感だなあと。


なんか近未来風の建物だよね、世田谷文学館。


さて、ココからは大阪で見つけたシリーズです。「ラストフラワーズ」の大阪公演の時に久しぶりに阪急電車に乗ったのですが、お馴染みのあの小豆色の車体にラッピングが施されていました。



今年は「宝塚歌劇100周年」だそうで、色々な記念イベントが催されていたようですが、やはり母体の阪急電車、ラッピング車両でお祝いです。乗ったのも宝塚線ですしね。

電車繋がりでもう一つ。「ラストフラワーズ」大阪公演の会場はシアターBRAVA!でして、大阪ビジネスパーク(OBP)というエリアにあります。このエリアに近いJRの駅としては大阪城公園駅と京橋駅があるのですが、実はかつてもう一つ最寄りの駅がありました。「片町駅」といいます。
現在、JR京橋駅からJR木津駅方面へと北東に延びる「学研都市線」という愛称の路線がありまして、大阪北東部や京都南部の重要な通学通勤路線なのですが、この路線の正式名称は実は「片町線」です。そして、片町駅はかつてこの片町線の始発駅でした。
路線名にまでなっているのに、片町駅は土地の関係で小さく狭く、しかも二駅目の京橋駅が環状線や京阪電車との接続があって巨大なため、実に存在感の薄い駅でした。案の定、1997年に京橋ー尼崎間に地下路線であるJR東西線が開通すると廃駅になりました。行ったことはありますが、今思えば駅舎の写真を撮って おけば良かったなあ。  


なので、その廃駅の説明版を撮ってみました。元々は明治28年に浪速鉄道が造った駅。川沿いの狭い土地に造られたのは舟運との兼ね合いだったんですね。

そして大阪繋がりであと二枚。まずは通天閣・新世界辺りで見つけた不思議な自販機。  


なんと「うまい棒」の自販機です。しかも何味が出るか判らないというミステリーぶり。需要先が全く判りません。それもまた新世界っぽいですが。
そして、その新世界辺りから見た「あべのハルカス」。


高さ300mで、現在日本で一番高いビルです。タワーを含めても東京スカイツリー、東京タワーに次いで三番目。新世界に行く途中にそのすぐ下をタクシーで通ったのですが、なんともはや高うございました。まだ登ったことはないのですが、来年こそは登ってみたいものです。

と、年末らしく来年の抱負なども交えまして、今日のところはココまで。どうでもいい写真はまだまだありますよ。

2014/12/24

地テシ:061 2014年の写真 落ち穂拾い その一

先日開催されました「ドナインシタイン博士の禁断カフェ 禁断のトウキョウ」には狭い店内に一杯のお運びでありがとうございました。例によって私の好きなことを目一杯しゃべらせて頂きました。ちょっと詰め込み過ぎちゃったんで、例によって伝わりにくかったと思います。例によってマニアックな話だし。
なので、その一部だけでも近いうちにこちらで補足説明させて頂きたいと思います。まあ、例によっていつになるか判りませんが。


さて、「ドナ禁」のネタ探しにiPhone写真を整理していたのですが、そしたらば今年に入ってのブログ記事が少ないもんだから、ご紹介していない写真が山ほど見つかりました。それらの一部を駆け足でご紹介したいと思います。

長らくケータイを持たなかった私。なので街中で写真を撮るという行為をあまりしてこなかったのですね。もちろんコンパクトカメラやコンデジは持っていましたが、特別な旅行とか仕事の時にしか使わなかったので、要するに日常的にパッと街中で写真を撮るというコトが無かったのですよ。
しかし、2006年頃に初めてケータイを持ちます。W-ZERO3というWillcomのPHSでして、今で言うスマホのハシリみたいな端末です。タッチ機能付きの大型画面がスライドするとqwertyキーボードが出てくるという、今思い出しても中々に未来的な端末でした。
で、この端末にはカメラが付いておりまして、写真を撮るコトもできたのです。いわゆる「写メ」ですね。ケータイですから常時携帯しているワケです。なので、街中で何か面白いモノを見つけた時とか、旅行に行った時に気軽に写真を撮るコトができるようになったってワケですよ。そしてそれらの写真はPCにバックアップできて簡単にブラウズできるって ワケですよ。
ワケですよって偉そうに書いていますが、要するに写メが撮れるようになったよってコトでして、私よりももっと前から皆さんが当たり前にやっていたコトができるようになったよってコトでして、ちっとも威張れるコトではありません。
ですがまあ、私にとってはなんだか画期的な変化だったのです。写真を撮っておけば日記代わりに、いつ頃どこで何をしていたかが判るようになったのです。ああ、これは便利! 写メって便利! 2006年にもなって私はやっとその便利さに気付きました。遅!

その後、iPhoneに機種変更し、W-ZERO3時代からのも合わせて全ての写真が愛用のMacにバックアップされているワケでして、つまり2006年以降の自分の日常が写真日記として保存されているのです。8000枚くらい。8年で8000枚ですから年平均1000枚くらいですかね。充分な写真日記です。
この写真のおかげでブログを書いたり連載記事を書いたりできたのですからありがたいモノです。おかげで街中でなにやら面白げなモノを見つけたら写真を撮ってしまうクセが付きました。街歩きをした時にも資料として撮りまくってしまいます。もちろん皆様にもそういう方は多いのではないでしょうか。特にスマホは画面が大きいから写真も撮り甲斐がありますからね。
ただ、私は食事や人間を撮るのにどうやら抵抗があるようです。ブログ用に食事の写真を撮るとか、人と会った時に記念に写真を撮るとかの発想がないらしくて、大量の写真の中にも食事や人物を撮った物はごく僅かしか有りません。延々と崖とか電車とか道とか看板とか建物とかの写真が並んでいます。説明がなければなんだか判らないような写真ばかり。いや、説明してもよく判らないものばかりだと思いますけど。

そんな写真の中から、今年撮った分からごく一部をご紹介しましょう。まあ、そうですね、どうでも良い写真ばかりの中から中でも特にどうでも良い写真からご紹介いたしましょうか。


私が大好きな京都発祥のラーメンチェーン「天下一品」。異様にドロドロしたスープが有名で、一般的に「天一(てんいち)」と略され親しまれています。そして語呂合わせで10/1が「てんかいっぴんの日」だそうで毎年「天下一品祭り」が催され、10/1にはラーメン無料券がもらえるキャンペーンをやっているのです。毎年長蛇の列ができるので、この日には絶対に行きませんけどね
しかし、10/2から約10日間ほどはプレゼントがもらえるくじ引きがあるのです。こちらは可能ならば毎年参加しております。今年のプレゼントはミニミニどんぶりとコースターとマグネット。マグネット! お店定番の「こってりラーメン」のミニチュアマグネットなのですよ。コレは欲しい!(個人的な感想です)

まあ、毎年ハズレというか、一番安そうな景品(今年で言えばコースターね)ばかり引いている私ですからあまり期待せずに行ったのですが、なんと、一発でマグネットが当たってしまいました!


まあ、貰ったからどうってコトはないのですが、欲しかった景品が当たると嬉しいモノですね。まさにどうでも良い写真です。

さらにどうでも良い写真をお見せしましょう。皆様は「逆氷柱(さかさつらら)」という現象をご存じでしょうか? まあ、文字通り逆さに生えているつららのコトなのですが、実はたまにご家庭の冷凍庫でもできることがあるんですって。
冷凍庫の製氷皿で氷が作られる時に、条件が揃えばごく稀に見られる現象だそうです。詳しくはこちら。
私は毎晩焼酎の水割りを飲みますので毎晩氷を作り足しております。しかし、逆氷柱を一度も見たことがありませんでした。しかし、今年の6月頃、ウチの製氷皿で発見してしまったのですよ!


なんだか嬉しくて何枚も写真を撮ってしまいましたが、だからどうだってコトもないワケでして、こんなコトで幸せになってしまうとは安いもんでしょう。
とかいうネタを書いていた先日、またしても、今度は特大の逆氷柱ができましたよ。


またしても嬉しくて天一こってりマグネットに載せて撮ってしまいました。


うーん、まさしくどうでも良い話でしたね。すみません。
しかしまだまだどうでも良い写真がありますので、年内にはまとめたいと思いますよ。今年のことは今年のウチに!