2021/05/09

地テシ:207 部屋とYシャツとゲームと私と汗と! の巻

まあ予想通りではありますが、緊急事態宣言が月末まで延長されることになりました。該当都府県では、5月中旬〜下旬に開幕が予定されていた舞台でも開催方法やスケジュールの変更がある場合があります。観劇のご予定だった皆さまには誠に申し訳ありませんが、今一度スケジュールなどをご確認頂きますようお願い致します。


緊急事態宣言といいますと思い出すのが昨年に始めたおウチでゲームでフィットネスで、ですよ。SwitchでのFit BoxingFit Boxing2リングフィット アドベンチャーや、Oculus QuestでのBoxVR(今はFitXRと名前が変わりました)で、楽しくゲームをしながら身体を動かせるフィットネスです。
以前にも書きましたが、これがかなり運動になるのですよ。引き籠もりがちだった生活にアクティビティをもたらしてくれました。舞台の稽古や本番があればイヤでも身体を動かしますが、家に籠もっているとどうしても運動不足になりますからね。

そんな春から夏の間、私の運動不足を救ってくれていたゲームたちですが、秋から冬にかけては舞台が続いていたために、たまにしかプレイされなくなってしまいました。舞台があれば毎日そこそこ運動するし、休演日には身体を休めたいし。
それが今年に入って舞台が少なくなったことで、またしても助けてくれるようになったというワケです。ありがとうゲームたち!
とはいえ、今はメインでやっているのはFit Boxing2ですかね。短時間で手軽にカロリー消費ができるトコロが優秀です。アチーブメントもかなり集まってきました。大変なのは各インストラクターさんとの友情を築くヤツ。ひたすら数をこなさないといけないんですね。

ところで、4月末くらいから徐々に暑くなってきましたね。ちょっと暑くなるのが早いんじゃないかとか思いますが、それで思い出したのがフィットネス中の汗問題です。
冬の間はよかったんです。凍える身体をゆっくりと温めながらアクティビティを行うと徐々に身体がほぐれていきました。春までは軽く汗ばむ程度でしたよ。そうでしたよ。
それが、5月に入った途端になんということですか! 軽く筋トレしてからFit Boxing2を25分ほどプレイするだけで汗がしたたる! したたたる! そうでしたね。去年もそんなカンジでしたね。思い出しました。
ちゃんとタオルを用意しておかないとダメだとか、そういえばヘアバンドをしてプレイしていたなとか、色んなコトを思い出しました。でもまあ、床に汗がしたたるくらいならばいいんです。

昨夏、テレビの画面が汚れていることに気付きました。明るい場面ならば気になりませんが、暗くなるとどうも表面がまだらに汚れています。まあ長く使っていれば汚れることもあるでしょう。取りあえずクリーナーで拭いてキレイにしましょう。よしよし。
ところが、しばらくするとまた画面が汚れているんですよ。しかも日に日に汚れが増えていくんですよ。おかしいなあ。こんなに急速に汚れていくコトってあるの?

そんなある日、Fit Boxingをプレイしていてハタと気がつきました。なんだハタって。いや、ハタはいいんです。汚れの原因に気がついたのです。
夏場に自宅フィットネスをすると汗だくになるのですが、Fit Boxingでパンチを繰り出す時に、拳から前方に汗が飛んでいるのを見つけたのですね。そして正面にはテレビ画面があります。そうか! そのせいでテレビ画面が汚れていたのか!

なるほどね。ジャブやストレートを繰り出すと真正面に拳を繰り出しますからね。原因が判ってスッキリしました。それ以来、顔の汗を拭く時に拳の汗も拭くようになりましたよ。拭くっていうか、Tシャツに手の甲をこすりつけるだけなんですけどね。



そんなこんなの自宅フィットネス。部屋とYシャツとゲームと私と汗と涙と男と女。と恋しさとせつなさと心強さと。こんなご時世ですからテレワークの方も多いと思われますので、それぞれの方法で運動不足を解消して頂きたいと思います。


とか言って、私がプレイしているのはもちろんフィットネスゲームばかりではありませんよ。今、夢中なのはPS5のOutriders! 他のゲームを差し置いて、間もなくエンディングを迎えそうですよ!

2021/05/02

地テシ:206 コンビニ大好き! の巻

前回にも書きましたヴィレッヂプロデュース2020 Series Another Style「浦島さん」WOWOW放送のオンエア時間が決まりましたよ! 6/12(土)の16:10ですって!

https://www.wowow.co.jp/detail/173282

さらに! 緊急事態宣言の発出により大阪公演の後半が中止となってしまった劇団☆新感線「月影花之丞大逆転」の、WOWOWでのオンエアも決定致しました!



詳細は後日の発表ですが、無念にも大阪公演途中で中止となってしまった、ムダにハイテンションな人々が暴れ回る作品をご自宅でお楽しみ頂けます。

舞台映像と言えば、昨秋に配信上演されましたノックノックスさんの「照らす」再配信も決まりました。しかもディレクターズカット版ですって奥さん! たった一回だけの上演だったこの作品を、コロナ禍だからこその作品を、よろしければご覧下さいませ。詳しくはこちら。

https://knock-knocks.jp/terasu_sai


昨年から今年に掛けてのバタバタとした演劇の現場。上演中止だったり公演延期だったり企画変更だったり無観客配信上演だったり。そりゃもうバタバタしました。今もまたバタバタしています。三度目の緊急事態宣言で外出もままならない日々ですが、お家で少しでもお楽しみ頂ければ幸いです。



さて、このような日々ですから買い物にも困りますよね。そんな時に便利なのが近所のスーパーマーケットやコンビニです。生活必需品が幅広く揃えられていて、本当にお世話になっております。
とはいえ、実は私はほとんどスーパーには行かないんですよ。ほとんどコンビニで済ませています。もう、コンビニ大好き! 様々なチェーンがありますが、いずれの店舗でもそれぞれ趣向を凝らした品揃えで楽しめます。
しかしまあ、コンビニにはホントに様々な商品がありますよね。チェーンによって違うのはもちろん、オーナーさんによっても品揃えが違うので、その違いを見て回るだけでも楽しみがあります。いや、見て回るだけじゃないな。大体買っちゃうな。いつも行くコンビニにはない商品を見つけてしまうと大体買っちゃうな。特にお菓子。あとコーヒーね。あ、あとカップ焼きそばもね。色々買うなあ。

ええと、そんなワケでね、最近コンビニで続けざまに素敵な新商品を見つけたんですよ。見つけちゃったんですよ。だもんでその内からいくつかご紹介したいと思います。



まずは最近、斬新で強力な商品展開をしている湖池屋さんの新作「ひとくちのごちそう ポテトと料理」二種。

 
「包まれたデミグラスハンバーグ」と「包まれたタルタルフィッシュ」。かまいたちさんのCMでもお馴染みのこちらの商品。もう、見た途端に美味しいと確信しましたよ。そして案の定美味しかったのですよ。凝ったソースがカリカリポテトにインされているならば、そりゃあ美味しいでしょうよ。
どちらも美味しいのですが、味のパンチという意味ではデミグラスハンバーグの方が私の好みです。でも、どちらも美味しいですよ。いやあ、最近の湖池屋さんは攻めてますねえ。新プライドポテトとかSTRONGとか。



次は異なるコンビニチェーンで見つけた名店再現系のカップラーメン二種。

 
福岡の名店であるShinShinさんの博多ラーメンと、名古屋の名店である味仙(みせん)さんの台湾ラーメン。旅公演で行く度に訪れる名店の味が再現されているんですって。ええと、実はまだ食べていないので味は判りません。なんだよ! 食べてないのかよ! まだ食べてないのかよ! 食べてないのに書くのかよ!
いや、次にいつ買えるか判らないから勿体なくてまだ食べていないのですが、この二店の再現系カップ麺が出た! という事実に驚いている段階です。まあ、この手の再現系にはあまり期待はしていないのですが、出ちゃったら買っちゃうよね。
もしそれぞれの地元に行かれる機会がありましたら是非。ちなみに、味仙さんは系列の支店が東京の神田と新橋にもあるよ。


最後は私の愛するコンビニであるセブンイレブンさんの新商品を。

 
この、セブンイレブンさんのカップ総菜シリーズが大好きなのですが、今新商品として出ている「野菜と食べる砂ずりポン酢」「鶏モモ肉と豆もやしナムルの葱塩ダレ」は、どちらもお酒のアテとしてとても優秀なんですよ。こちらが東京限定なのかどうかは知りませんが、一度お近くのセブンイレブンさんを覗いてみて下さいませ。


そんなこんなの素敵なコンビニライフ。もちろん皆さまも満喫なさっているかとは思いますが、普段買わない商品も是非手に取ってみて下さいませ。







てな原稿の下書きを昨日あらかた書き上げたのですが、今日の夕方、またコンビニでこんな商品を見つけてしまいました!



思わず二個買っちゃった! こりゃ買うよね! 買っちゃうよね!



2021/04/25

地テシ:205 Annapurna Interactiveってば! の巻 そのさん

まずは残念なお知らせをせねばなりません。現在大阪公演中の劇団☆新感線「月影花之丞大逆転」ですが、4/28(水)以降の全公演を中止とさせて頂きます。

http://www.vi-shinkansen.co.jp/UserArticle/Detail/480

昨春の「偽義経冥界歌」でも公演休止・中止を経験しましたが、ホントに切ないんですよ。一度目の緊急事態宣言が出されたのが丁度一年前。その延期公演を一年後に設定した団体も多く、それらが軒並み中止に追い込まれているのも残念でなりません。とにかく、なんとか終息に向かって欲しいと思います。まあ、ずっと思ってるコトなんですけどね。

ええと、その替わりというワケではもちろんありませんが、昨年10月に上演致しましたヴィレッヂプロデュース2020 Series Another Style「浦島さん」「カチカチ山」のWOWOW放送が決定しましたよ!

https://www.wowow.co.jp/release/005924

新型コロナ感染対策のために急遽企画を変更してお送りした三人芝居と二人芝居です。全ステージの生配信にも挑戦した作品ですが、いよいよWOWOWで気軽に見られるようになりました。まずは「浦島さん」が6/12(土)に、そして「カチカチ山」が7月にオンエアされます。
さらに! 6月上演のNAPPOS PRODUCE「りぼん、うまれかわる」の全キャストも発表されました。

http://napposunited.com/reborn/

このようなご時世ですので、無事公演が始められるのか、始められても最後まで公演が行えるのか、予断は許せません。関係者一同、細心の注意を払って準備したいと思っております。



さて! 気を取り直して、ゲームのお話です。私の好きなゲームデベロッパーであるAnnapurna InteractiveさんがSwitchで出しているゲームについてですよ。ちなみにこちらが現在Switch Storeで販売されているアンナさんの作品リストです。

https://store-jp.nintendo.com/search/?q=annapurna

「そのいち」では「GOROGOA」「Donut County」「Gone Home」をオススメいたしましたね。詳しくはこちらを。

https://note.com/macoto0807/n/ne971cbccb4ee


そして今回は「フィンチ家の奇妙な屋敷で起こったこと」「I am Dead」の二本のゲームをオススメしたいと思います。《死者の思い出を辿る》というテーマは同じなのに、全く違うテイストの二本なんです。


まずは「What Remains of Edith Finch フィンチ家の奇妙な屋敷で起こったこと」



あらかじめ言っておきますが、ちょっと不気味です。それは「何故だか皆が不思議な死に方をする一族の死の瞬間を追体験するゲーム」だから。ホラーではありませんが、ちょっと不気味なカンジです。でも、ホントに面白いんですよ! ホラーが苦手な私が言うのだから間違いない!
主人公は一族の末裔のエディス・フィンチ。エディスが幼い頃に離れた実家を訪れる所から始まります。この実家が奇妙なんですよ。タイトルにある「フィンチ家の奇妙な屋敷」の通り、増築に増築を重ねた奇妙な形をしています。
お母さんが亡くなった時にエディスに渡された一つの鍵。この鍵を持って実家に来てはみたものの、当然の如くこの鍵では玄関は開きません。なんとか屋敷に中に入ってから、数珠つなぎ的に全ての部屋を巡っていきます。そして、それぞれの住人の死の瞬間を追体験していくコトになるのです。

このゲームが面白いのは、それぞれの死に様を体験する時の操作性の多様性。なんとかして部屋に入って、思い出の品を見つけて、その部屋の住人の死に様を追体験する。その連続なのですが、それぞれのプレイフィールが全く違うので、常に新しい驚きが待っているのです。
ジャンルとしてはウォーキング・シミュレーターです。一人称視点で屋敷の中を歩き回りながら、ポインタの出る場所をクリックして物語を体験していく。まさにウォーキング・シミュレーターの王道です。パズル要素などはなく、順番に体験していくだけ。でもね! でもね! その体験の仕方がとにかく斬新で独特なんですよ!
ファンタジー風あり、RPG風あり、カメラ撮影風あり、コミック風あり。あまり詳しく書いてしまうとプレイの魅力を削いでしまいますのでこの辺りにしておきましょう。

要するに「飛び出す絵本の中に入り込むようなゲーム」です。実際にゲームの中でも「絵のうしろに入ったような」という表現もありますし、飛び出す絵本を操作するシーンもあります。バラエティに富んだ操作方法で死を体験しながら、一族の歴史を体感していくのです。
部屋の壁などに文字が現れてプレイヤーを誘導してくれるのですが、その文字の消え方がまたカッコイイんですよ。踊るように揺れたり、吸い込まれていったり。また、扉を開けたり本を開いたりするアクションも直感的で気持ちがいい。誘導も見事だし、全体的にスタイリッシュな印象です。
ウォーキング・シミュレーターにしては珍しく、何かを操作するとプレイヤー(エディス)の腕が見えますし、下を向くとエディスの胴体も見えます。二周目をプレイすると、ここにも仕掛けがあったんだなと気がつきます。仕掛けと言えば、要所に登場するひいおばあちゃんのイーディ(Edie)の本名が主人公と同じくEdithであるコトもね。

確かにちょっと怖そうだし不気味な印象はありますが、決してホラーではありません。画面が暗めなのは、廃屋なので電気が通っていないから。しかも部屋を巡る内に日も沈んで月明かりになってしまいます。ですが、そういった光の演出も見事で、空気感も美しい。
Switch版だけでなく、PC/PS4/Xbox Oneでもプレイできます。是非この美しくスタイリッシュなゲームに触れて頂きたいと思います。



次は「I am Dead」のご紹介を。こちらの主人公は、もう判りやすく幽霊です。「幽霊が他の幽霊を呼び出していく」ゲームなんです。でも、全然怖くなんかありません。ノリは明るいし、画面も超ポップです。



舞台は北大西洋に浮かぶ静かで穏やかな島。この島で生まれ育った主人公のモリス(この声優さんがまた素晴らしい)が海岸を散歩しているところから始まります。島の博物館を開設し、島民からも親しまれていたモリスさんですが、実は先日亡くなってしまいました。つまり主人公は幽霊なんです。
そして愛犬スパーキーの幽霊と出会いますが、スパーキーから島の危機を伝えられます。島の火山がもうすぐ噴火してしまうと。
島の火山を3000年に渡って守ってきたガーディアン(原文ではCustodian:管理者)の力が弱まり、急いで替わりのガーディアンを見つけなければ噴火してしまうのだそうです。そりゃ大変だ!

本来ならば島を愛するモリスさんが新しいガーディアンになれば良いのですが、ガーディアンになるためには死後1000日経っていなければならないと幽霊法典3-42bによって定められているのですって。なんだ、その妙にリアルな設定は。
とにかく、急いで5人の候補者の幽霊を説得しなくてはなりません。故人の思い出を持っている人を探し出し、その記憶の中から形見の品を割り出し、その形見の品を探し出します。その探し方が面白いんですよ!

島には多くの建物があり港があり公園があります。そのそれぞれを拡大してグリグリと回して眺めることができるのですが、さらにその内部まで透視することができるのです! ええと、透視というか、断面図を見ることができるのです。そう、CTスキャンとかMRIスキャンのように。これは新しい感覚です!

建物の中には部屋があり、たくさんの家具やら飾り物やらがあります。それらをクリックして拡大したり回したり中を覗き見たりして、ヒントを頼りに探し出していきます。これが実に楽しいんですよ。
時計の中には歯車が合ったり、家電の中には電子部品があったり、結構細かく作り込まれています。箱や袋の中で意外なモノが見つかったりもしますが、これを覚えておくと後で役に立つかもしれません。
また、人物にも調度品にもガラクタにもいちいち説明がついていて、細かい設定があるコトが判ります。その説明を読んでいくのも楽しいんですよ。注釈好きにはたまりません。

果たしてモリスとスパーキーは新しいガーディアンを見つけることができるのでしょうか。後半にはちょっと意外な展開になって、島の歴史を知ることになります。
形見の品を探して候補者の幽霊を呼び出していくだけなら、比較的短時間でクリアできると思います。しかしそれ以外にも、グレンキンという幸運の精霊を探したり、ミスター・ウィスタブルのナゾナゾに答えたりというミニゲームもあるんですよ。これをやり始めるとほぼ全てのオブジェクトを調べなくてはなりませんから結構大変です。
でもいいんです。このゲームは細かく設定された注釈を片っ端から読んでいくゲームでもあるのです。妙にリアルだったりウィットに富んでいたりする注釈を読みながらニヤリとするゲームなんです。まあ、ミニゲームはやらなくても進行には影響ないしね。

プレイしながら、なんとなく解体ゲームを思い出しました。解体ゲームというのは、オブジェクトをグルグル回したり眺めたりながらギミックを操作したり分解したりしていくゲームです。PC/PS4/iOS/androidの「GNOG」とかPS2の「鈴木爆発」とかね。ああ、どちらもマイナーなので判りにくいよね。まあ、いいや。


魚人という水棲人が町で普通に暮らしていたり(彼らの好物はバターを塗っていないトースト)、鳥人のような観光客がいたり高性能なロボットがいたりと、現在の地球とはちょっと違った世界観なのも面白い。
とにかく、ローポリゴンでポップなオブジェクト、フラットでカラフルな画面、優しくて可愛いキャラクター。もう隅から隅まで愛らしいゲームなんです。ちょっと作業感が強いかもしれませんが、膨大なフレーバーテキストを楽しみながら島の歴史を体感して頂けたらと思います。PC版もありますよ。



今回は「死者の思い出を辿る」二つのゲームをご紹介いたしました。ちょっと不気味で静謐な世界観と、驚きに溢れた操作感やストーリーが楽しめる「フィンチ家の奇妙な屋敷で起こったこと」、ポップでほんわかした世界観と、新しい操作感や優しいストーリーが楽しめる「I am Dead」。どちらもオススメですので、気になる方は是非。こんな時だからこそゲームで楽しむのも良いと思うんですよね。



2021/04/18

地テシ:204 Annapurna Interactiveってば! の巻 そのに

私の参加する次の舞台が発表されました。NAPPOS PRODUCE「りぼん、うまれかわる」は6/18〜27に六本木トリコロールシアターにて上演されます。作・演出は悪い芝居の山崎彬さん。そう、今年の2月に上演されました「今日もしんでるあいしてる」に続いてまた彬さんのお世話になりますよ。
出演は4年前に共演した元・乃木坂46の深川麻衣さんと、2ヶ月前に共演した潮みかさんと、昔から知っているのに初共演となる阿部丈二さん。他にも出演者はおりますが、それは後日発表となります。
4ヶ月振りの舞台ではありますが、馴染みのスタッフ・キャストと共に面白いモノをお届けできるように頑張りたいと思います。

それと、私の所属する劇団☆新感線「月影花之丞大逆転」の大阪公演も始まりましたね。強烈なキャラクターばかりが出てくる、やたらと味の濃い作品となっております。二時間の作品でよかった。でなければ胸焼けがすると思います。味が濃すぎてな!
大阪公演は4/14〜5/10、オリックス劇場ですよ!


ええと、ゲーム情報では無く、久しぶりに演劇の情報をお届け致しました。ああそうさ。だってそっちが本職だからさ。趣味がゲームなのさ。あと、音楽と映画と読書と博物館巡りと街歩きも趣味なのさ。趣味が多すぎて忙しいのさ。



さて、SwitchストアでディスカウントされていたAnnapurna Interactiveさんのソフトについての続きです。もうセールは終わっちゃったけれども元々が比較的値段の安いインディーゲームですので、気になる方は買ってみるのも良いのではないでしょうか。良いのではありでしょうか。ありでしょうよ。

https://store-jp.nintendo.com/search/?q=annapurna


ええと、ここで最近のインディーゲームの流行についてお話ししなくてはなりません。インディーゲーム(とかインディーズゲームとか)というのは、大規模なゲーム開発会社ではなく、数人(場合によっては一人)〜数十人の小規模なチームで制作された、主にダウンロード販売で流通する比較的小粒なゲームのコト。

そもそも、家庭用ゲームの歴史というのは1970年代のパソコン(当時はマイコンと言っていました)に向けて小規模に展開していたインディーゲームが主流でした。(なにしろ販売方法がカセットテープだったのよ! カセットテープにデータが音声として記録されていたのよ!)
しかし80年代に入ってPCゲーム市場が徐々に大きくなり、またファミコンを始めとする家庭用ゲーム機も登場し、それらが商業的な成功を収めるようになります。それでも実際にゲームを作っているのは少人数のチームでして、現在のインディーゲームの規模と大差ありませんでした。
それがPCや家庭用ゲーム機が進化するにつれて徐々に大規模になっていき、90年代以降は豊富な資金と人的財産のある大規模な開発会社がゲーム市場を席巻していきます。
ところが2010年代になると、安価で利用できるゲーム開発ツールが出てきたり、Steamなどのようにインディーゲームでも気軽に発売できるプラットフォームも登場したりしました。また、スマホの台頭もゲーム市場の裾野を広げるのに一役買ったと思います。
結果として、小粒ではあっても斬新な発想のゲームがたくさん流通するようになりました。玉石混淆ながらも活発な市場を提供し、中にはミリオンセラーにまでなる作品も出てきたのです。Angry BirdsとかMinecraftUndertaleなどはその典型と言えましょう。

要するに、有名な大手会社が製作・販売する大作しか売れないというこれまでの風潮が変わり、聞いたことのない小規模なインディー会社が製作する作品でもスマッシュヒットを記録するコトができるようになったってコトですよ。
大作ではなくても、きらりと光るアイデアのゲームがクチコミで話題になり、売れる。昔ではあまり見られなかった現象ですが、SNSの発達によって話題の広まり方も格段に速くなっているからだと思います。
PCゲーム市場ではドンドンそうなってきていたのですが、最近では家庭用ゲーム機でもその傾向が強くなってきました。特にNintendo Switch。毎週発売されるゲームの半分くらいがインディーゲームになっています。PCで注目されたインディー作品をどんどん移植しているんですね。いや、それにしてもインディーゲームの割合が多すぎませんか。どれがアタリかまるで判りゃしない。まあ、それもまた面白いんですけどね。


ゲームを作る会社には、大きく分けて開発会社(デベロッパー)と販売会社(パブリッシャー)があります。デベロッパーがゲームを製作し、パブリッシャーがそのゲームを販売する。もちろんこの二つが同じ会社という場合もありますが、昔ならいざ知らず、近年ではほぼ分業されています。
つまり作る人と売る人ですね。音楽ならばバンドが作る人、レコード会社(って今でもいうのかな)が売る人。小説ならば作家が作る人、出版社が売る人。作家さんが好きなモノを書いて出版社に売り込むコトもありますし、出版社が売れそうな企画を作家さんに書いてもらうコトもあります。
このように、それぞれが得意な分野で分業しているのですね。作る側には斬新なクリエイティビティが必要ですが、売る側は強力なマーケティングや企画力、そしてなによりも強固な販路を持っています。これによってWin-Winな関係が構築されるのです。

ゲームでも同様です。面白いゲームを作る人と、それを上手くマーケティングして売る人。その両輪が上手く組み合わさると大ヒットが生まれるというワケです。
で、今回ご紹介しているAnnapurna Interacitiveさん(めんどくさいので以下アンナさん)はパブリッシャー、つまり発売元です。それぞれのゲームを開発しているデベロッパーはバラバラですが、それをまとめているのがアンナさんなんです。そして、私はアンナさんが販売しているゲームを割と信用しているというコトなんです。

ここからはあくまで私の推測なんですが、アンナさんは出す作品に対して自信を持っているんじゃないかと思うんですよ。面白いマイナータイトルを見つけて買い付けているのかもしれないし、開発者から売り込みがあるのかもしれないし、面白そうな企画に資金提供をしているのかもしれないし、間違った方向に進展している開発者に口出ししているのかもしれません。そのあたりは判りません。
ただ、いずれにしてもリリースされる作品のどれもが斬新で面白いのですから、プレイする側からすれば意識せざるを得ないのですよ。お! このパブリッシャーが出すゲームは大体面白いな! じゃあ次の作品も気にしておこうかな! てなカンジで。

私はレーベル買いというコトをします。このパブリッシャーが出す作品は気にしておこう、と思ってしまうのです。音楽ならばSweet Soul Recordsとか昔のEPIC・ソニーとか、書籍ならばハヤカワ文庫とかちくま文庫とか、映画ならばPixarやMarvelを傘下に持つDisneyとか。これらのパブリッシャーが出す作品にはある程度の信頼を置いているのです。要するに、私の好みに合っているってコトですよ。
で、ゲームに関してはアンナさんの出す作品にも同様の信頼を置いているというワケです。他には大手ですが任天堂とかUbisoftとかね。全部を買うワケではありませんが、これらのパブリッシャーが新作を出せば取りあえず気にするワケですよ。あくまで私の好みのハナシですが。

私が初めてアンナさんを意識したのはiOS版の「GOROGOA」をプレイした時。起動して始めに映し出されるのはブラウン管に映った風の大文字「A」のアンナさんのロゴ。その後、「Donut County」やPS4の「Outer Wilds」などでもこの「A」のロゴを見るコトになり「なんだこのパブリッシャーは。私が好きなゲームばかりリリースしてるじゃないか」と気になり始めたというワケです。
もちろん今後リリースが予告されている作品も気になっています。サイバーシティをネコになって散策する「Stray」とか、「Solar Ash」とか「Neon White」とか。いずれも2021年の発売予定です。皆さまにも、ぜひ気にして頂きたいパブリッシャーなのです。




ええと、今回はアンナさんのオススメゲームの話ではなく、アンナさんというパブリッシャーについてお話し致しました。そうです。お察しの通りです。要するにゲームが進んでいないのですね。いや、ちょっとずつプレイはしているのですが、まだ終わってはいないのです。
だってSwitchの「BRAVELY DEFAULT II」は大きな山を越えて一気に話が広がったところだし、PS5の「OUTRIDERS」では久しぶりのSFシューターでドンパチしてますし、「The Pathless」では可愛い鷹さんと共に矢を撃ちまくりなんです。ちなみにこの「The Pathless」のパブリッシャーもアンナさんです。

そんなワケで、なかなかゲームを終えられない昨今ですが、次回こそはアンナさんの「フィンチ家の奇妙な屋敷で起こったこと」「I am Dead」について書きたいと思います。いやあ、これがまた斬新で面白いのよ!


2021/04/11

地テシ:203 新しいお友達のアンプとプリンタってば! の巻

前回、ブログサービスの一種であるnoteさんってなんかいい感じ! という話をチラッと書きましたが、色々考えるのも面倒なのでサクッとアカウントを作って投稿してみました。
https://note.com/macoto0807

白バックのシンプルな画面でキレイだし、行間も広くて読みやすい。記事リンクや埋め込みリンクも作りやすいのでなかなかイイカンジです。
まだ判りませんが、取りあえずしばらくはこちらのBloggerさんと並行して書いてみようと思います。



さて、今回はAnnapurna Interactiveさんについての後編を書く予定でした。予定だったんですよ。予定だから変わるコトだってありましょうよ。あるでしょうよ。
ええと、意外と忙しくてゲームが進まなかったんですね。前回ご紹介したのは「GOROGOA」「Donut County」「Gone Home」の三作でしたが、実は他にも「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」とか「I am Dead」とか「If found...」とか「ケンタッキー ルート ゼロ:TVエディション」とかも買ってあるんですよ。いっぱい買ったな! ええ、何しろ大幅値下げですから! 気になっていたソフトですから! ちなみにセール期間は4/12までですよ!

https://store-jp.nintendo.com/search/?q=annapurna

 

忙しいったって舞台の仕事が無くて暇なはずなんじゃないの? って私も思います。いや、私にだって舞台以外にも仕事はありますよ。色々と水面下で動いているからその準備とかね。

そしてもう一つ。というか二つ。時間に余裕のある今のうちに調子の悪い家電を買い換えようと思ったのですよ。といいますのも、ウチのAVアンプとプリンタがどうにも不調なのです。その話を事務所の偉い人に話したら、PS5の抽選販売に当たったから運を使い果たしたんですよとか言われましたが、PS5が当たる前から調子が悪かったんです。もうずっと調子悪かったんです。ずっと調子が悪いのに放置していたのかよとか自分でも思いますが、まあなんとか騙し騙し使っていましたが、そろそろ限界です。ついでに言うと実は洗濯機も調子悪いんだよなあ。

いや、洗濯機は解決策を見つけたので調子悪くてもなんとかなるのですが、アンプとプリンタはマズい。アンプは頻繁に音声が途切れたり、フロントスピーカーが鳴らなくなったりしますし、プリンタに至ってはプリントができません。そりゃもうプリンタじゃ無いね。いや、スキャンはできるんですけどね。
ウチではAVアンプで5.1chサラウンドを組んでおりまして、映画を見るにもゲームをするにも圧倒的な迫力なんですよ。自慢のシステムなんですよ。それが、背後のサラウンドスピーカーはちゃんと鳴るのにフロントスピーカーが鳴らないのでは本末転倒です。前後不覚です。色々配線や設定をいじってみましたが、どうにも原因が分からない。
また、私は俳優業以外にデザイナーもやっているのですが、プリンターがプリントできなくては仕事になりません。プリンターがプリントできないのならば、それはもはや「ター」です。ターなんか持っていても何の役にもたちません。

ええと、そんなワケでこの機会に一気に買い換えるコトにしました。それぞれもう10年以上使っているからな。しょうがないよな。
昔に比べてAVアンプもプリンタも安くなってるし機能も増えています。こりゃもう買い換えましょうそうしましょう。私のコトですから、そりゃもうネットで詳しく調べてヨドバシに行って実機も確かめて、様々な要素を考えながら決めましたよ。買ったのはもちろんヨドバシ.comだよ! 大きくて重いからな! いやあ、ヨドバシエクストリーム便って凄いな! すぐ届いたよ! 配達員さんありがとう! ご苦労様です。

まずはAVアンプですが、当然ながら音が安定しました。フロントスピーカーもちゃんと鳴りますし、途切れることも無くなりました。
そして、最近のアンプってWi-Fiに簡単に繋がるのね。昔のは有線LANのみだったから別売りの機器を使って無理矢理無線LANにしていたのよ。それが簡単に無線で繋がるのよ! しかもSpotifyとかAmazon Musicとかにも一発で繋がるのよ。AppleのAirPlay2にも繋がるのよ。コレがもう便利!
例えば外でiPhoneでSpotifyの音楽をヘッドフォンで聴きながら部屋に帰ってきたとするじゃない。そこで、ワンボタン押すだけで自宅のスピーカーシステムで続きを聴くことができるのですよ。リッチでファットな音で聴くことができるんですよ。
他にも様々な恩恵があるのですが、とにかく買い換えて正解でした。これでゲームも5.1chの大迫力を取り戻したのさ。特にウォーキング・シミュレーター系では静かなので環境音の臨場感が際立ちますね。もちろんハデなアクションゲームでも大迫力さ。

プリンタも新しくなって安定しました。ちゃんとプリントもできます。これでターからプリンタに昇格です。古いのも新しいのもWi-Fi対応のプリンタ複合機でしてプリントだけで無くスキャンやコピーもできるのですが、古いのはFax機能もあったんですよ。しかし、思い返せばもう何年もFaxなんて受けておりません。そりゃそうだ。となればFax機能の無い複合機も選べるワケでして一気に選択肢が広がりました。
そんなワケで、新しいプリンタ複合機は小さく軽くなりまして、しかも速くキレイにプリントできます。いやあ進化していますね。こちらも買い換えた甲斐がありました。

この手の機器を買い換えたことのある経験のある方ならお判りと思いますが、設置にも設定にも手間が掛かるモノなんです。古いのの配線を外して箱にしまって、新しいのを箱から出して配線して、さらに様々な初期設定をしなくてはなりません。これがまた面倒なのですが、やらなくては使えませんからやるワケです。だもんで忙しかったというワケですよ。

というワケで自宅の機器も新しくなり、色々と落ち着きました。これで安心してゲームに取りかかれます。次回はAnnapurna Interactiveのソフトの続きを書きたいと思います。
とかいいながら、PS5でも色々と始めちゃって忙しいのは内緒ダゾ!

とにかく! SwitchでのAnnapurna Interactive作品のディスカウントは4/12までですからね! 明日までですよ! 先ほど書いたまだクリアしていない作品もちょっとずつプレイしていますが、今のところ「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」が面白そう! オシャレで新鮮で驚きに満ちています。それ以外のも面白いよ。改めて念押ししますが、名作揃いですのでこの機会に是非!