2021/01/03

地テシ:187 いつのまにやら2021年! の巻

色々あったり、色々あるはずだったのになかったりした2020年もバタバタしながら過ぎていき、気がついたら2021年になっていましたね。
年が明けたからといって問題が解決しているハズもなく、また今年も様々な問題と心配を抱えながら過ごしていかなければなりませんが、どうぞ皆様におかれましても気を緩めることなく、しかし過度に恐れることなく、健やかな一年をお過ごし頂ければと思います。

そんなワケでね、2021年を新たな気持ちで迎えるために、昨年の仕事などまとめておこうと思います。

まず舞台ですが、作品数だけで言えば四本と例年通りの本数ですが、ステージ数で言えば激減しております。
春には令和版「偽義経冥界歌」東京公演が約半分、福岡公演は全ステージが中止となりました。あれからまだ一年経っていないとは思えないほど遙か昔のコトのように思えます。
2020年の夏秋に上演する予定だった「神州無頼街」は2022年春に延期され、その替わりといってはなんですが、10月には福士蒼汰さん、宮野真守さんを主役にお迎えして「浦島さん」と「カチカチ山」が上演・配信されました。
10月末には私にとって初めての完全配信のみの作品であったノックノックス「照らす」が1ステージ限定で上演され、12月には久しぶりに河原雅彦さんに演出して頂いた「オリエント急行殺人事件」も無事に終了致しました。

演劇界では数々の企画が延期されたり中止になったりした反面、配信を中心とした新たな企画が急遽上演されたり、急な出演オファーがあったりと、とにかくバタバタとスケジュールの読めない日々が続きました。そして今年も続いております。
このような状態でも、いくつもの舞台に出演することが出来たのは幸運でした。今年はどうなるのか、まだまだ予断を許しませんが、今年もまた舞台に立てるよう努力して参ります。

映像では久しぶりにドラマに出演致しました。しかも人気作「半沢直樹」だったコトもあって、掛かり付けの病院で先生に「出てたね!」と声を掛けられたりしました。さすがは「半沢直樹」ですね。ありがとうございます。
またWOWOWの企画「劇場の灯を消すな! サンシャイン劇場編」ではサンシャイン劇場の案内をしたり、双子盆で回して頂いてはしゃいだりもしました。

ネット上でも色々と活動をしました。新感線・シンパシー・プロジェクト《SSP》では様々な形で皆様に応援して頂きました。ありがとうございます。過去作品を配信したり、過去作品を観ながら語り合ったり、グッズを作ったりしましたが、なぜだか私が勝手に作った旅動画「まこトラベル」も配信して頂けました。久しぶりなので動画を貼っておきましょう。



夏から急に忙しくなってしまったので第三弾が作れておりません。今年は作れたら良いなあ。いや、誰にも催促はされていないんですけどね。

他にも時代劇チャンネルの新感線特集で新感線の過去を振り返ったり、川下大洋さんとツイキャス上でドナ禁カフェを生配信したり。昨年は多くの演劇人がネットを活用した様々な試みを試行錯誤した一年でもありましたね。

SSPがらみでは私が編集長を務める会報誌「めぐり」が再復活したりしました。Vol.2も出来ておりまして、もうお手元に届いておりますでしょうか? 限定品ですのでお早めに!
それと、ずっとチラシを作り続けているプロジェクトKUTO-10さんの2021年公演のチラシも出来上がりました。詳しくはKUTO-10さんHPでご覧下さい。3月に大阪と東京で公演がありますよ。
 
 
連載関係では「えんぶ」系ばかりですが、本誌には「人物ウォッチング」を、Web記事では「UFB:未確認ヒコー舞台」をそれぞれ変わらず続けております。

そんなこんなの激動の、というかバタバタした一年でした。まあ、今年もバタバタするのでしょうね。
2018年は12/31まで上演していた「メタルマクベス」の打ち上げで、2019年は「明治座の変〜麒麟にの・る〜」の年越しイベントで、二年続けて「ゲームしながらいつの間にか年越し」ができずにいましたが、2020年は久しぶりにゲーム年越しをしましたよ。ちなみに「ウォッチドッグス レギオン」でした。コイツを終えないと他のゲームに移れませんからね。

私の今年の舞台は劇団悪い芝居「今日もしんでるあいしてる」で始まります。本多劇場にて2/14〜21の一週間です。こちらもなんとか無事に始まって無事に
終われれば良いのですが。関係者一同、気を引き締めて頑張っていきたいと思います。

というワケで。本年もどうぞよろしくお願い致します。


2020/12/27

地テシ:186 年末ですが色々と発表されておりますよ! の巻

さあ! いよいよ「オリエント急行殺人事件」も残り1ステージ。様々な制限の中、なんとか無事にここまで辿り着きました。今年生誕130周年となる巨匠アガサ・クリスティの代表作である本作の舞台版を、無事に締めくくりたいと思います。
いやあ、体力的には比較的楽なのですが、謎解きの物語ってのは精神的に大変ですね。千秋楽も心を動かしながら頑張りたいと思います。



さて、前回にも書きましたが、12/25から劇団☆新感線の映像作品がNetflixとAmazonプライムビデオにて配信が始まりました。


DVDやBDをお持ちでなくても、ご自宅でいつでも新感線作品を観て頂くコトができるようになったってコトですよ。これからドンドンと作品数や公開国も増えていくそうですので、どうぞお楽しみに!

私もNetflixの2作品の冒頭部分だけチラッと見てみましたよ。いやあ、久しぶりに、超久しぶりに観てみましたよ。いやあ、懐かしかったなあ。どうぞ皆様もお楽しみ下さいませ。

 

新感線作品のサブスク解禁に続いて、私の来年の舞台も発表になりました。

京都出身の劇団である悪い芝居「今日もしんでるあいしてる」は、2021年2月14日から21日に本多劇場で上演されます。脚本・演出は山崎彬さん。
山崎彬さんとは、2013年に上演された「ショーシャンクの空に」で共演しておりますが、その時の演出が「オリエント急行殺人事件」と同じく河原雅彦さんだったことも感慨深いですね。

悪い芝居さんは随分と前から面白いとの評判を聞いておりましたが、主宰者と共演までしているってのに、不勉強ながらまだ一度も拝見したことがありませんでした。なので、今回は出演する事でその面白さを体感したいと思います。
ちなみに今作が劇団として初めての本多劇場公演だそうです。思えば2011年、同じく関西出身の劇団である鹿殺しの初本多劇場だった「僕を愛ちて。〜燃える湿原と音楽〜」にも客演致しました。
関西出身の後輩劇団の、演劇公演において大きなマイルストーンとなる本多劇場公演に、二度も出演できることを先輩劇団員として誇りに思っております。

そんなこんなで色々あった今年も暮れようとしております。どうぞ皆様におかれましても、どうぞお健やかに。

2020/12/20

地テシ:185 新感線作品がサブスクに! の巻

「オリエント急行殺人事件」も中日を過ぎて、残り一週間ちょっととなりました。なんとかこのまま無事に千秋楽まで上演できますように、気をつけて1ステージずつ進めていきたいと思います。

せっかくなので開幕スポット映像の動画も載せておきますね。あと一週間、12/27までですよ!




そして、ここに来て我が劇団から大きな発表がありました。劇団☆新感線の映像作品が動画サブスクリプションサービスであるAmazonプライムビデオとNetflixにて配信されることが決まったんですよ!


12/25からですが、Netflixの2作品は無料(つまり月額固定金額に入っています)で、Amazonプライムビデオの7作品は各作品ごとに500円がかかります。そして、来年には順次北米や欧州、アジア諸国でも公開されていくそうです。

新感線公式サイトにも書いてありますが、海外の方々にも気軽に見て頂くためでもある今回の配信決定。ゲキ×シネでの映画館公開や、DVD・BD販売などで舞台収録映像を見て頂いてきておりましたが、もっと気軽にご家庭で、そして全世界で新感線作品を見て頂けるようになるってコトですよ。

私もサブスクは大好きでして、映像のNetflixやDisney+、音楽のSpotifyやApple Musicなどで数多くの映像作品や音楽を楽しんでおります。観たい時、聞きたい時にいつでも視聴できるのが嬉しいんですよね。あと、ディスクの入れ替えとかの面倒もないし。
どうぞ皆様におかれましても、いつでもどこでも新感線作品をお楽しみ頂ければと思います。

そうそう、映像配信と言えば、新感線作品ではありませんが、10月に上演されました「浦カチ」の英語字幕付きダイジェスト映像も配信が始まっております。




貼っているのは浦だけですが、浦だけじゃなくてカチもありますよ。たった二ヶ月前の事なのに、なんだかとても懐かしい感じがしますね。

そんなこんなの12月下旬。急に寒くなってきたりしておりますから、皆様もどうぞ気をつけてお過ごし下さいませ。


2020/12/14

地テシ:184 始まったよ「オリエント急行」! の巻

私は今「オリエント急行殺人事件」本番中です。三週間公演の内、怒濤の一週目が無事に終わりました。稽古場でどれほど稽古しようとも、舞台に上げてお客様に見て頂かないと判らないコトも多々ありますので、最初の週はバタバタとするモノです。微調整を繰り返しながら、さらに精度を高めていきたいと思います。
 
そんなバタバタな初週に様々な締め切りも重なりまして、更にバタバタな一週間でした。そんな締め切りもあらかた片付け、徐々に公開していくと思います。

これでやっと演劇とゲームに集中できます。ゲームかい! ええ、「ウォッチドッグス レギオン」に加えて「サイバーパンク 2077」まで発売されてしまいましたからね。例によってボチボチとプレイしていきたいと思います。


2020/12/06

地テシ:183 いよいよ「オリエント急行」! の巻

2021年劇団☆新感線41周年春興行 yellow⚡新感線「月影花之丞大逆転」の出演者と日程などが発表されました。2/26〜4/4が東京建物 Brillia HALLにて、4/14〜5/10がオリックス劇場にて。結構長いし旅もあるし!
私は参加しませんが、古田新太くんを中心とした劇団員たちが、阿部サダヲさん、浜中文一さん、西野七瀬さん、そして木野花さんという豪華ゲストをお迎え致します。いつもよりも出演者の少ない新感線ですが、その分濃い密度で、濃い濃い密度で、保線車両ドクターイエローの様に安全を確認しながら疾走しますよ。


さて、私の方は「オリエント急行殺人事件」です。いよいよ12/8から始まります。いやあ、アガサ・クリスティの原作が有名すぎてやりにくい! 原作小説に加えて、映画版が1974年版と2017年版の二作、さらにドラマ版や翻案版など、様々なヴァージョンがありまして、既にストーリーをご存じの方が多いんですね。

もちろん小説版がオリジナルなのですが、映画版などもちょっとずつ違います。大筋は同じなのですが、ちょっとストーリーが違ったり、見せ方が違ったり。様々な色づけが成されています。
当然、今回の舞台版も原作と異なる部分があります。まずもって、登場人物が少ないですからね。舞台で上演するに当たって、時間や空間の制約から登場人物が少なくなっております。とはいえ、もちろんこれは紛れもなく「オリエント急行殺人事件」です。原作の面白さを余すところなく詰め込んでおりますよ。

実は、「オリエント〜」は昨年にも上演されておりまして、今回は基本的にはその昨年版と同じ作品です。演出は同じく河原雅彦さん。キャストも数人は続投なんですが、それ以外のキャストは変わっておりまして、結果として別の作品のようになっておりますので、昨年ご覧頂いた方でもお楽しみ頂けると思います。
ちなみに、私が演じるラチェット/アーバスノット大佐を昨年演じていたのは田口トモロヲさん。パンクロッカーでもあるトモロヲ先輩にはとても及びませんが、私なりの解釈で演じさせて頂きます。

寒くなってきた冬。雪に閉じ込められたオリエント急行で繰り広げられる上質なミステリーをご覧頂ければと思います。私にとって初めてのシアターコクーンでもありますからね。その点でも楽しみです。ドラゴミロフ侯爵夫人役の高橋惠子さんがさすがの存在感ですぜ!

 

ええと、ちなみに今作ではお客様よりの全ての差し入れ(プレゼント、飲食物、お手紙、お花等)をお断りしております。あらかじめご了承下さいますようお願い致します。また、ご来場頂きますお客様には公式HPの「ご案内」をご覧頂き、感染症予防対策にご協力頂きますようお願い致します。御手数をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い致します。