2018/02/28

地テシ:104 ツキのツギ

終わった〜! 三ヶ月に及んだツキドクロが無事に終わりました。いや、なんとか終わりました。ご来場頂きましたみなさま、そして来られなかったみなさま、ありがとうございました。色々ありましたがなんとか終えることができました。
上弦、下弦ともそれぞれに色があり、それぞれに華があり、照ったり陰ったりしながら夜空に輝くことができました。苦労しながらも輝ける、それはみんなが真面目にツキあったからですね、月だけに。

さて、ツキのツギはゴクです。私は直接関わることはありませんが、新たな髑髏城を見せてくれることでしょう。私も楽しみです。
さらにその後にはメタルマクベス三連作が発表されてしまいましたね。私はDisc1Disc3に出演いたします。今度は髑髏城Season花鳥風月極のようには脚本も演出も大幅に変わらないそうです。基本的に同じ脚本を同じ演出でお届けします。キャストが変わるだけ。うん。でも、それでも結局別の作品になることはツキドクロで証明済みです。というワケで、今年の後半も是非とも豊洲六丁目に通って下さいませね。

私自身としてましては、この後はまず「トリスケリオンの靴音」の東京公演です。3/28〜4/8に赤坂RED/THEATERにて。そのツギの「若様組まいる 〜アイスクリン強し」が4/27〜5/6にサンシャイン劇場にて。さらに「トリスケリオンの靴音」大阪公演が5/11〜13に一心寺シアター倶楽にて。今年前半は飛ばしていきますよ。
その後が「メタルマクベス」をIHIステージアラウンド東京でってワケ。また夏と冬に豊洲六丁目ですよ。また東京の右下ですよ。そんな東京の右下について書いている新感線公式Facebookの連載もまだ続きます。さあ、ツギはどの下町でしょう。

そんなワケで、今年も舞台が満載。まだまだおツキあい下さいませ。

2018/02/20

地テシ:103 2017年の本と映画のハナシ

「若様組まいる 〜アイスクリン強し〜」の写真リンクから飛んできたみなさま、こんにちは。小泉琢磨役の粟根まことです。この怖い顔のおじさんはこんなブログを書いています。公演はまだまだ先ですが、ゴールデンウィークにお会いできることを楽しみにしておりますよ。

さて、ツキドクロ上弦もいよいよ1ステージを残すのみ。なんとか無事に最後まで夜空に輝き続けたいと思います。が、そんな中、去年のまとめの続きです。え〜! まだかよ! まだ去年のまとめやってるのかよ! もう二月も後半だよ! いや、私もそう思うのですよ。さっさと終わらせるから! 短くまとめるから!

私が読む本というのは、愛用のアウトドアベストのポケットに入る文庫本が中心なのですが、小説には限りません。いや、むしろ雑学本の方が多いかもしれません。雑学本というか解説本というか、歴史や鉄道や科学や地形について面白く書いている本。ああいうのが大好物なんですよね。
バラエティ番組「アメトーーク」の「読書大好き芸人」は大好きでして毎回見ているのですが、あそこで扱う「本」というのがほぼ小説に限られているのがちょっと不満。いや、いいんですけどね。

で、昨年読んだ解説本で面白かったのが「元素をめぐる美と驚き」(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)。元素ってのは理科の時間に習う酸素とか水素とかカルシウムとか、あれですよ。そんな元素について判りやすく解説しているのですが、面白いのが自然科学的目線ではなく人文科学的な目線でまとめていること。つまり、理系じゃなくて文系的なアプローチなのです。
普通の化学本なら、元素の性質とか化合物とかの説明が中心になります。もちろんそのあたりもザックリと説明はしていますが、それよりもその利用のされ方に注目しています。絵の具の顔料や文学の題材、彫金の素材、権力の象徴。元素が人間の生活にどのように影響を与えているかを美しい文体でまとめています。
例えばカドミウムは発色が良く、多くの顔料に使われてきましたが、その毒性の強さによって使用が制限されつつあります。今ではありふれたアルミニウムも、始めはその珍しさから金銀と同等の貴金属として扱われていました。
百を超える元素を「力・火・工芸・美・大地」という五つのカテゴリーに分けて詳しく解説しています。確かにちょっと判りにくい内容ではありますが、判りにくいのに面白かったので二回続けて読んでしまいました。元素についての雑学本的な側面もありますので、意外と楽しく読めますよ。
ただ、邦題がねえ。原題は「Periodic tales」なのですが、これは元素周期表を表す「Periodic table」をもじってある粋なタイトルなのです。まあ、邦題も内容が判りやすくていいんですけどね。

小説では、昨年出た本ではありませんが、伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」(角川文庫)が楽しかったですね。キャラメルボックスの成井豊さんに勧められたのですが、これがまあ面白い! いつもの伊坂調でスピード感がありながらシニカルなユーモアもあって、しかもキャラが個性的。ていうかクセが凄い。
三人の暗殺者の話「グラスホッパー」の続編ですが、前作を読んでいなくても大丈夫。今作はほとんど全てのシーンが東北新幹線車内だけ。東京発盛岡着の新幹線になぜだかたくさんの暗殺者が乗り合わせてしまって大騒動。それぞれの思惑が交錯しまくって展開が読めません。かつて走る東北新幹線車内で行われたミステリーイベントであるJR東日本シアターエクスプレス「やまびこ65号、応答せよ!」に犯人役で参加した私としては感慨深いモノがあります。
つい先日には舞台版も上演されました。長編を短時間にまとめるのは大変だったと思いますが、スタイリッシュな演出でカッコよく仕上がっていました。知り合いでは平野良くんと碕理人くんが出ていまして、彼らを含めてみんなイメージ通りの配役だったのも嬉しいですね。


ついでに映画のハナシ。「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」も昨年の内に見られました。しかも4DXで。なんだか周りでは意外と不評なんですが、私は楽しかったですよ。特にEP5やEP6のことを思い出しながら見ていると上手く裏切られたりして、色々と考えているなあと思いました。
そして今年期待しているのが「レディ・プレイヤー 1」。原作の「ゲーム・ウォーズ」が面白かったという話は以前の記事をご参照下さい。そんな作品がスピルバーグ監督で映画化されるってんですから気になるじゃないですか。タイトルが原題に戻っているのも嬉しいところ。



あとは来年公開予定ですが「モータル・エンジン」。予告映像が面白そうなんで、今は原作を読んでいるところです。原作はフィリップ・リーヴの「移動都市」(創元SF文庫)でして、処女作らしい勢いとアイデアと、ちょっとつたないところも愛らしい。本職がイラストレーターということで、描写が映像的なこともあって、映画版にも期待ができます。




そんなこんなでやっと2017年がまとまりました。そしてツキドクロもやっと終わります。いやいや油断は禁物。気を引き締めて行きましょう。しかし、千穐楽の前日が休演日というのも変な気分ですねえ。では、また。

2018/02/06

地テシ:102 2017年のゲームのハナシの続きの続き

思い出したようにまた昨年のゲームのハナシ。PS4とSwitchだけじゃなくて、もうちょっと続くよ2017年のゲームのハナシ。まだ続くのかよ。いや、iOSのゲームで話しておきたいヤツがありましてね。

ゲーム好きな私ですが、iPhoneではゲームをしないようにしています。画面が小さくて見にくいとか、操作が画面タッチだけでやりにくいとかの理由ですが、なによりも出先での暇つぶしにゲームをしたいとは思わないんです。ゲームはちゃんと腰を据えて真面目にプレイしないといけません。
とかいいながら、iPadではちょこちょこプレイしています。寝る前にちょこっとプレイできるようなパズルゲームとかをね。時間制限が無くてじっくり考えられるようなパズルが好きなのです。寝床で数問解いているうちに眠くなって寝る。そんな毎日です。
そんなじっくり系パズルゲームの名作をいくつかご紹介いたしましょう。

まずは「GOROGOA」。これはパズルというよりも謎の多い動く絵本みたいな作品です。街に現れた不思議でカラフルな物体の謎を解くために、少年が勉強したり探索したりするのですが、文字は一切出てきません。あくまで美しい絵だけで謎を解いていきます。田の字に四分割された美麗な動く絵本を、位置を入れ換えたりズームインしたり絵の一部だけ移動させたりすると、次のシーンに繋がってきます。
序盤は簡単な謎解きなのですが、後半はかなり難度があがります。とはいえ、真剣にやれば一日で解けてしまいそうなライトなボリューム。でも、絵の綺麗さと仕掛けの面白さが素晴らしい。iOSとandroidだけでなく、Nintendo Switch版やWin版もあるようなので、気になる方はゼヒ。アイコンがちょっと不気味ですが、怖い要素はありませんのでご安心を。




もうちょっとシンプルな思考型のパズルがお好きならば「Raytrace」をオススメします。基本的には、レーザー光線を鏡を使って反射させてゴールへと導くゲームです。使える鏡の数は決まっているので、どうやって障害物を避けてゴールさせるかが思案のしどころ。
まあ、光と鏡を使ったこういうタイプのゲームは多いのですが、このゲームが面白いのはレーザー同士が衝突した時に進路が合成されてしまうところ。二本のレーザーが「Y」のように合成されるのです。他にも混色(青と黄色で緑のレーザーとか)や変色(プリズムを通ると別の色に変わる)や直進(そのギミックの交差点では二本のレーザーは合成されずに直進する)などの複雑な仕掛けが増えていき、どんどん高難度になるのでなかなか頭を使いますよ。
iOS、androidともにありますし、無料の「Raytrace Lite」もありますから、お試しがてら楽しんでみて下さい。




もっともっとシンプルな方がお好みでしたら「KAMI 2」とかどうでしょう。数色の和紙で彩られた図形を、規定の手数で単色に塗り替えていく、なんだか和風なテイストのパズル。
私は前作「KAMI」が大好きで、ほぼ全問解いているのに時々頭からやり直したりするほどです。前作は最小単位が正方形でしたが「KAMI2」では三角形になってちょっと難しくなりました。三角形になって面白いのは、塗り分けによっては立体を見下ろしたクォータービューっぽくも見えること。いや、あくまで平面なんですけどね。
今作も前作も実にシンプル。ざらついた和紙のカンジも面白いし、パタパタと塗り替えられる音もカワイイ。今作からは自分で問題を作ったり、誰かが作って投稿した問題を解くこともできるようになりました。コレがまた難しい。美しい見た目とは裏腹に難しい問題がいっぱいです。
「KAMI 2」はiOS版しかないようですが、「KAMI」はiOSとandriod、さらにはMac版やWin版やnintendo 3DS版もあるようです。基本的にやっていることは同じなので、お好きなバージョンをお選び下さい。




寒い冬。外に出るのもおっくうになりがちです。そんな時はスマホやタブレットでじっくりパズルでもいかがでしょうか。

2018/01/30

地テシ:101 2018年のハナシの続き

まだまだお話ししたいゲームの話はあるのですが、今年の仕事のハナシで進捗がありましたのでご報告です。
現在公演中の「ツキドクロ」の後には、3/28〜4/8に「トリスケリオンの靴音」、4/27-5/6に「若様組まいる〜アイスクリン強し〜」に出演の予定です。
ここまでは既報でしたが、なんとその後に「トリスケリオンの靴音」の大阪公演が決まりました。5/11〜13に一心寺シアター倶楽にて。詳しくはこちら。

http://no-4.biz/triskelion/

一心寺シアターといえば大阪時代に何度かお邪魔したことのある劇場です。その当時は倉庫の二階を改造したような劇場でしたが、現在ではリニューアルして綺麗な劇場になりました。なんとも懐かしい。JRや大阪市営地下鉄の天王寺駅や、地下鉄四天王寺前夕陽丘駅から歩いて15分くらいにある小さな劇場です。
私自身、一昨年の「VBB」以来、一年半ぶりの大阪公演となります。お久しぶりです大阪の皆様。よろしければご来場下さいませ。

それと、声を担当したNETFLIXオリジナルアニメの公開が決まりました。アニメ界注目の中澤一登さんとProduction I.Gが組んだオリジナルアニメ「B: The Beginning」がNETFLIXで3/2から全世界独占配信されます。詳しくはこちら。

http://www.b-animation.jp

キャスト欄には名前が出ていませんが、プロモーション動画の最後にチラッと名前が出ています。クエンという役です。まあ、それでお判りの通り、出番は少ないです。が、超一流のスタッフと声優陣が結集した話題の新作です。キルラキルでご一緒した小清水亜美さんや映画でご一緒した豊永利行さんと共演できたのも嬉しかったですねえ。
これを機に、NETFLIXに加入して見てみたいと思います。いやほら、私も結末を知らないから気になってしょうがないんですよ。アクションもサスペンスも謎解きもいっぱい詰まった作品です。是非ともご覧下さい!

2018/01/26

地テシ:100 2017年のゲームのハナシの続き

前回はPS4とPSVRの話だけで終わっちゃったから、今回はNintendo Switchのハナシです。発売は昨年の3月。私は予約できて発売当日に手に入れたのですが、かなり品薄でなかなか買えない人も多かったようです。でもさすがにクリスマスの頃には結構出回っていましたね。

ゲームに詳しくない方でもテレビのCM(ほら、例のカチッっと音がするヤツ)などで見たことがあるのではないでしょうか。細長いiPadくらいの画面の両側に、着脱可能なコントローラが二個ついています。そのまま携帯ゲーム機としても使えますし、両側のコントローラを取り外して独立した二つのコントローラとして対戦ゲームも出来ます。さらに、本体を専用のドックに差し込めば、ご家庭の大画面テレビでも楽しむことができるという素晴らしさ。実に優れたハードです。
コントローラがまた素晴らしい。小さいクセに使いやすい。ボタン操作だけでなくセンサーも優秀なので、振ったり押したり傾けたりという操作も正確に読み取ってゲームに反映させます。さらに「HD振動」という実に精度の高い振動を起こすこともできます。
また、起動したトップ画面ですぐに新作ゲームニュースなどが読め、気になる作品のページに飛ぶとすぐにプロモーション動画も見られ、そのままショップに飛んでダウンロード購入することもできます。そして、これらの挙動が軽くて速い! とにかく全ての操作が軽快なのも重要なポイントです。

まあ、このようにとても良く出来たハードな上に、ソフトがまた凄いんです。特に任天堂の出すゲームにはハズレがない。
例えば複数人で遊ぶなら、割とバカバカしい体を動かす系のミニゲームがいっぱい入った「1-2-Switch」や、定番レースゲームの「マリオカート8 デラックス」、私はプレイしていませんが巷で大評判の「スプラトゥーン2」など、盛り上がること間違い無しのソフトがたくさん揃っています。

私は主に一人でプレイしているのですが、一人用のソフトも名作揃い。任天堂の本気度が伺えます。

なかでも素晴らしいのが「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」。ゼルダの伝説はファミコン時代から続いているシリーズでして、しかも毎回名作なんです。NINTENDO64の「時のオカリナ」やGAMECUBEの「風のタクト」なんかは随分とやりこみました。しかし、今作の「ブレス オブ ザ ワイルド」は、今までとはちょっと違ったアプローチでゼルダを再構築しているように感じます。
今までのシリーズでは、プレイヤーが序盤にできるアクションが少なく、ストーリーが進むごとに徐々にアクションやガジェットが増えていきました。つまり、見えてはいるんだけど、大きな岩に阻まれているとか高い崖の上とかにあって、序盤は行くことが出来ない、という制限を掛けていたのです。そして、爆弾とかブーメランとかのアイテムを手に入れることによって、徐々に行動範囲が広がり、慣れていくごとに複雑なアクションができたり強い敵が出てきたりするのです。
しかし、今作では攻略に必要なガジェットが、全て序盤に手に入ります。手に入っちゃうんです。しかも広大な世界がオープンワールド風(公式にはオープンエア)に広がっていて、どの方向に進むのも自由なんです。やろうと思えばいきなりラスボスに会いに行くことだって可能です。勝てないけど。
広大なフィールドには無数のイベントが仕込んであって、全く飽きないようになっています。というよりも、あるイベントで捜し物をしながら走っていると、何やら気になるモノを見つけて寄り道してしまって、別のイベントが始まるなんてしょっちゅうです。仕掛けの置き方が絶妙なんです。なのでなかなか止め時が見つからない。操作もキビキビしていてずっとプレイしていたくなる快適さです。


それとお馴染み「スーパーマリオ オデッセイ」も素晴らしい。私はNINTENDO64の「スーパーマリオ64」が大好きで、それ以降のマリオがあまりしっくりこなかったのですが、今作は実に良く出来ています。操作性もマップも良く出来ている上に、今作のキモである「帽子を投げて当てるとそのキャラクターに変身できる」というギミックが新鮮。敵キャラにもなれるし、フィールド上の普通の動物にもなれる。アクションの幅が一気に広がります。
ただ、マリオデはまだ序盤しかプレイできていないんですよ。なぜなら今はまだゼルダをプレイしているから。なぜ昨年の春に出たゼルダを今頃プレイしているかというと、春夏はPS4で手一杯だったのよ。で、10月くらいからゼルダをプレイし始めたら、楽しくて止まらない。年を越してもまだプレイしています。今年の年越しソフトもゼルダでした。マリオは後日のお楽しみ。


そんな好調のSwitchですが、先日また面白そうな新製品の発表がありました。「Nintendo Labo」という作品なのですが、ちょっと説明しにくいのでこちらの動画をご覧下さい。


Switchの超優秀なコントローラを使って、新しい遊びを提案してきたわけです。長く遊べるかどうかは別として、発想として素晴らしい。特に小さなお子さんがいるご家庭ならば知育玩具としても優秀なのではないでしょうか。
最近の私はSwitchもPS4もソフトはダウンロード販売で買っているのですが、コレは久々にパッケージで買うコトになりそうです。

触れば触るほどハードの優秀さとソフトの質の高さがよく判るSwitch。どちらかといえば複数で遊んだ方が面白そうなソフトが多いのですが、もちろん一人でも大丈夫。ボディの小ささも含めて万人にお勧めできるマシンです。そろそろ品薄も解消されてきているようなので、気になっている方はゼヒ!

2018/01/16

地テシ:099 2017年のゲームのハナシ

前回は2017年の仕事関係をまとめました。でね、今回はゲームのハナシです。いやあ、2017年は豊作だったもんで。でもゲームについて書くと長くなりがちだから、出来るだけ短く書いていきますよ。

昨年の据え置きゲーム機の勢いが凄かったのは魅力的なハードウェアがゾクゾク登場したから。3月にはNintendo Switchが、10月には新型PlayStation VRが、11月にはXbox One Xが発売されました。
初代PSVRの発売は2016年でしたが、品薄すぎて全然出回らなかったんですよ。しかし、2017年10月発売の新型からやっと普通に買えるようになったので、実質的には新発売みたいなもんです。

VRというのはヴァーチャル・リアリティ、つまり仮想現実という意味です。近年よく話題になっているからご存じの方も多いのではないでしょうか。昔の水中眼鏡みたいな3Dディスプレイを付けると、顔を向けた方向にちゃんとその方向の映像が立体的に映し出されます。つまり、上下前後左右、自分の周りにリアリティのある仮想空間が広がるのです。

http://www.jp.playstation.com/psvr/

それのPlayStation版がPSVRです。大ヒットしたご家庭のゲーム機が、最先端のVRマシンになるのです。まあ、もちろんPSVRは別売りなんですけどね。昨年の新型からは手軽に買えるようになりましたので、早速私も入手しました。ていうか、フラッとヨドバシに行ったら店頭に積んであったので、その場で即買いしたんですけどね。

取りあえずいくつかソフトも買ったのですが、いやあ、やっぱり凄い! 予想以上に凄い! プレイヤーの首の動きを全く遅延無く感知するので、自分の周り360°どこを向いてもゲーム世界が広がっているのです。
鳥の目線になって自由に飛び回ったり、小型ロボットに乗り込んで戦争やスポーツをしたり、女の子の家庭教師をしたり、色んなタイプのゲームがありますが、個人的に好みだったのは以下の三つ。

まずはVRシューティング「Farpoint」。見知らぬ惑星に不時着した宇宙船パイロットとして、異星の地表を探索しながら脱出するシューティングアドベンチャーです。
果てしなく広がる荒涼とした風景の中にポツンと一人だけ。VRですから思わず見回してしまいます。そして立ち上がってしまいます。いや、立って歩いている視点だから立ってプレイした方が気持ちいいのね。
そして、別売りの銃型コントローラを使ってプレイするとさらに臨場感が増します。ちゃんと構えた方向に銃も向くし、目元に持ってくれば照準も合わせやすい。ぜひシューティングコントローラを使って立ってプレイして頂きたいゲームです。
https://www.jp.playstation.com/games/farpoint-ps4/

VRゴーグルを付けて激しい映像を見ると3D酔いしてしまう方が多いのですが、そんな方にオススメなのが「V!勇者のくせになまいきだR」です。視点が移動しないので酔いにくい。自分の目の前にビリヤードテーブルくらいのゲームフィールドが出現して、それを見下ろしながらプレイする陣取りゲームです。それでもさすがVRですから実在感が凄いのよ。目の前にフィールドがあるのよ。さらに、自分のすぐ横では依頼主である魔王のムスメちゃんが応援してくれていて、とても可愛らしい。
https://www.jp.playstation.com/games/v-yuunama-r-ps4/

同じく視点移動がなくて酔いにくいのが、立体パズルゲーム「GNOG」。目の前に浮かんでいるカラフルで不思議な物体を色んな方向から眺めながら、隠されたスイッチを探して変化させていく、いわゆる「解体ゲーム」に近い感覚です。しかし、3DVRならではの存在感と、ポップな色使いと音楽が楽しいんです。
https://www.jp.playstation.com/games/gnog-ps4/

この三作品に限らず、VRゴーグルで広がる立体的な仮想空間は確実に新しいゲーム体験を提供してくれます。確かに高価な買い物ではありますが、新鮮な体験がしてみたい方にはオススメです。
ちなみに、「BIOHAZARD 7 resident evil」は大好評で気になるんだけど、私がホラーゲームが苦手だから手を出していません。だってタダでさえコワいのに、そのうえVRなんだよ。無茶苦茶コワイに決まってんじゃん。

なお、綺麗な風景の環境ビデオを3DVRで見られるソフトもありますし、一般の3DBlu-ray Discも3Dで見られるのですが、ちょっと画素数が少ないから画面が荒く見えてしまうのが残念です。同じソニーの3D ViewerであるHMZ-T1を持っている私としては、あまりオススメできません。


そしてPSVRじゃない普通のPS4ソフトも好調でした。昨年発売された中で私が気に入ってプレイしてエンディングまでいったのは、割と手軽なオープンワールドFPS「ゴーストリコン ワイルドランズ」→http://www.ubisoft.co.jp/grw/と、ハッキングしまくりの痛快アクション「WATCHDOGS 2」→http://www.ubisoft.co.jp/wd2/。どちらも素晴らしいオープンワールドゲームでやり出したら止まらない面白さでした。それと「Horizon Zero Dawn」→http://www.jp.playstation.com/scej/title/horizonzerodawn/も面白いんだけど途中で止めちゃっているのがずっと気がかり。でも、そうこうするうちにモンハンワールドも出ちゃうんだよなあ。

ああ、PS4の話だけで長くなっちゃいましたね。なので続きは次回に。

2018/01/09

地テシ:098 2017年のハナシ

東京の右下・豊洲ではツキドクロの下弦の月がすでに1/3から始動しており、我々上弦の月も1/5から始まりました。今年も夜空に輝きますのでツキドクロを上弦下弦ともよろしくお願いいたします。
えー、そんなワケでね、もう2018年になってしまいましたが、2017年を振り返っておきたいと思います。忘れないうちに。いや、結構忘れてしまっているんですが。

まずは舞台。3月にはゼータクチク「春宵・読ミビトツドイテ」、4〜5月にはNAPPOS PRODUCE「スキップ」、6〜9月には新感線「トリドクロ」、9月には東京ハートブレイカーズ「サブマリン」、11月からは「ツキドクロ」と五本に出演しました。
キャパシティで言うと45席のカフェバー、800席の中劇場、1300席の回る大劇場、110席のライブハウスと様々な劇場でできて楽しかったですね。ちなみに一昨年の最後が「VBB」でのフェスティバルホール=2400席でしたから、2400→45という振り幅です。

映像には出ませんでしたが、ラジオドラマには出ました。NHK-FM青春アドベンチャーに、5月は「きりしたん算用記」、11月には「天下城」と二回も出させて頂きました。FM繋がりでは、1月には松重豊さんがMCのFMヨコハマの「深夜の音楽食堂」にゲストに呼んで頂きました。好きな音楽談義ができて楽しかったですねえ。

Web関係ではえんぶ系の演劇サイト「日刊☆えんぶ」にて毎月第一木曜日に「未確認ヒコー舞台:UFB」http://blog.livedoor.jp/nikkann-awane/という演劇用語説明のコラムを、「トリドクロ」の時にはTBSさんの公式ページで稽古場レポート「アワブロ」http://www.tbs.co.jp/stagearound/toridokuro/blog/を、劇団☆新感線公式Facebookで東京の下町を紹介する「都のたつみ・東京の右下」https://www.facebook.com/pg/gekidanshinkansen/notes/を連載しておりました。
連載と言えばえんぶ本誌→http://enbu.shop21.makeshop.jpでは「人物ウォッチング」という知り合いをイラストで紹介するコーナーを長年やっております。2017年は徳永ゆうき、高田聖子、仲村和生、阿部サダヲ、山﨑総司、伊達暁各氏を書かせて頂きました。ずいぶん昔のコトのような記憶です。

デザイン関係では、ゼータクチク公演ではグッズをデザインしました。「春宵」の時にはタンブラーを、秋の「鍵穴」(出演もしていないのに。あ、日替わりの声の出演とトークゲストには行きましたけど)ではトートバッグとポーチを作りましたね。→https://twitter.com/teamhandy_aorz/status/939517526119084032
そして、大阪の劇団・プロジェクトKUTO-10の次回公演「財団法人親父倶楽部」のチラシとポスターを作りました。詳しくはこちら→https://plaza.rakuten.co.jp/kuto10/

2017年のお仕事はこんなカンジ? 何か抜けてない? まあ、こんなカンジ。昨年も色々ありました。今年も元気に健康に過ごしたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018/01/02

地テシ:097 2018年のハナシ

気がつけば2018年、平成三十年です。明けましておめでとうございます。粟根まことです。無事に舞台を務めております。
現在、「髑髏城の七人 Season月 上弦の月」を昨年11月下旬から2月下旬まで、三ヶ月のロングラン公演中でして、ロングランと言いながら実は週休四日という恐るべきスケジュールでして、とか言いながら昨年後半は数多くの締切波状攻撃を食らって休みの日にはずっとPCに向かっていたワケでして、そんな昨年の状況についてはまた次回詳しくお伝えするとして、まずは今年のお仕事の話です。

ツキドクロが2月に終わりますと、次は「トリスケリオンの靴音」です。

http://no-4.biz/triskelion/

6年前に「abc3回表」でお世話になりました堤泰之さんの作・演出で、昨年の5月に共演した碓井将大くんと今回初めてとなる赤澤ムックさんとの三人芝居です。「abc3回表」といえば現在ツキドクロ下弦の月で天魔王を演じて頂いています鈴木拡樹くんとコンビだったことを思い出しますね。
どんな内容になるかはまだ判りませんが、小さめの劇場で、初めての劇場で、初めての三人芝居です。多分面白くなると思いますので、よろしければお越し下さいませ。
2018年3月28日〜4月8日に赤坂RED/THEATERです。

そしてその次は「若様組まいる 〜アイスクリン強し〜」ですよ。

http://www.mmj-pro.co.jp/wakasamagumi/

「しゃばけ」シリーズで大好評の畠中恵さんによる人気小説の舞台化第二弾です。脚本・演出は5年前の「ママと僕たち」でお世話になりました村上大樹さん。イケメンたちがいっぱい出演する舞台になぜかおじさんが一人混じります。イケメンの中にはまたしても「abc3回表」で一緒だった玉城裕規くん、「ママと僕たち」で一緒だった安川純平くんもいて、どんどんイケメンの知り合いが増えている私です。
明治初期の新米警察官や若きパティシエたちがバタバタしながら事件を解決していく青春群像劇になると思います。明治維新から150年。ハイカラだったりバンカラだったり、オシャレだったり泥臭かったり、楽しい舞台になると思いますよ。
2018年4月27日〜5月6日にサンシャイン劇場です。

他にも色々決まっている仕事もありますが、今言えるのはこの二本。気がついたら結構忙しいな、私。昨年から引き続いてずっと東京公演だけで申し訳ありませんが、今年も色んな舞台で色々やります。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

2017/11/30

「髑髏城の七人 Season月」11/29上演中止について

現在上演中の劇団☆新感線「髑髏城の七人 Season月」ですが、11/29(水)の昼公演中(下弦の月)に劇場機構であるスクリーンに不具合が起こり、公演が続行できなくなりました。また、同日の夜公演も復旧が間に合わないため、上演中止となりました。
ご来場頂きました皆様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。

Season風の時にもスクリーンに不具合が起きて上演中止となった回がありましたが、その後は順調に稼働しておりました。 特殊な劇場であり、繊細な機構で動いておりますので心配しておりましたが、またしてもこのような事態となり、誠に申し訳ありません。

今後の対応につきましては、公式HPをご覧下さいませ。

皆様にはご迷惑とご心配をお掛けいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

2017/11/23

地テシ:096 「髑髏城の七人 Season月」

さあ! 二ヶ月半ぶりに豊洲に、ていうかIHIステージアラウンド東京に帰ってきました! いよいよツキドクロ開幕です! 前回が真夏で今回が真冬! あんなに暑かった豊洲が底冷えするほど寒い! 季節を肌で感じながらの開幕です!

http://www.tbs.co.jp/stagearound/tsukidokuro/

今回のツキドクロは上弦の月・下弦の月という同じ脚本、同じ演出でのダブルチームで上演されます。稽古は同時だし、それぞれの通し稽古などを見合ったりしておりますが、これがなかなか刺激的。自分の出る作品を客観的に見られるのも新鮮ですが、キャストが変わればどうしても違いが出てきますので、その違いもまた楽しいんです。
これまでの花・鳥・風と同様、上弦・下弦とやはり同じ「髑髏城の七人」という作品のどれがより面白いか、とか考えてしまいますが、結局全部違うモノ。それぞれの面白さがあってしかるべきです。やってみて、そして見てみて、違った面白さを感じております。
ええと、あえてキャッチフレーズを付けてみるとすれば、あくまで個人的感想ですが「純粋の上弦・情熱の下弦」ってカンジでしょうか。もちろん感じ方は人それぞれですので判りませんが、私としてはそんなカンジを抱きました。
要するに、どっちも面白いってコトです。どっちも魅力的。来年の二月までやっております。年をまたいでやっております。魅力的な「ゴクドクロ」の詳細が発表されてしまっておりますが、今はツキドクロを見て頂きたいと思います。是非ともお楽しみ下さいませ!

2017/11/17

地テシ:095 「天下城」

「ツキドクロ」が近づいてきてバタバタしている粟根です。今回は上弦の月・下弦の月というダブルチーム制でお待ちしております。同じ脚本、同じ演出なのに、演者が違うと随分と印象が変わるものですね。ていうか、厳密にはまったく同じ演出というワケではないんですね。ほぼ同じなんですが、やはりちょっとは違いがあるんですよ。特にベテラン組はちょいちょい仕掛けてきていますので、果たしてどうなりますやら。ぜひ劇場でお確かめ下さい。

そして、バタバタついでに、仕事の告知も忘れておりました。今年の春にも出演いたしましたラジオドラマ・NHK-FM青春アドベンチャーの現在オンエア中の作品「天下城」に出演しております。
詳しくはこちら。

http://www.nhk.or.jp/audio/html_se/se2017020.html

戦国末期、「不落の城」造りを目指した石積み職人の話です。話の中には実在した城造り集団「穴太衆(あのうしゅう)」が出てくるのですが、いってみれば「髑髏城の七人」に出てくる「熊木衆」のモデルのような集団です。他にも織田信長やら木下藤吉郎(豊臣秀吉)やら安土城やらも出てきまして、まるで「髑髏城の七人」の前日譚みたいな話ですので、予習がてら是非とも試聴して頂きたい作品です。

でも、すでにオンエア中! 今週と来週! 序盤を聞き逃した! しかし、ご安心下さい。この作品は「聞き逃し対応」です! 一週間以内なら上記の公式ページで聞くことが出来るのです! まだ間に合う!
横田栄司さん、岡幸二郎さんを始めとする名優たちが二週にわたってお送りする、戦国に生きた熱き職人の生き様を是非ともお楽しみ下さいませ!

2017/09/19

地テシ:094 「サブマリン」

どうも、お久しぶりです。粟根です。「トリドクロ」で体重が5kgほど減ってしまった粟根です。体脂肪が(ウチのタニタが言うには)11%台に落ちてしまった粟根です。そして徐々に戻りつつある粟根です。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

長かった「トリドクロ」もなんとか無事に終わり、次は東京ハートブレイカーズ「サブマリン」です。9/19からっていうか今日から、9/25まで、吉祥寺STAR PINE'S CAFEにて。
公演に関する詳しいことはこちら。
http://www.tokyoheartbreakers.com/stage/submarine/index.html
ライブハウスでの公演ですので、お酒とか飲みながらご覧頂けますよ。もちろん、出演者による演奏もあります。

前回も書きましたが、今作は伊坂幸太郎さんの小説の舞台版。罪を犯してしまった少年たちと、なにやらバタバタしながらも心優しい家庭裁判所の調査官の物語。確かにちょっと胸苦しい一面もありますが、全体としては軽やかに演じられていきます。それほど堅苦しい感じにはならないと思いますので、気軽にお越し下さいませ。

正直に言いまして、私の出番は少ないですが、色んな役でチョコチョコ出ています。そして、久しぶりにベースを弾きます。四年前にも使ったIBANEZ SR4XXV-VNFを引っ張り出しました。良い音がするんですよ。でも、やっぱりヘタなんですよ。すみません。

「トリドクロ」とは打って変わって小さなハコで短い公演。ですが、そのぶん濃密な公演になると思いますので、どうぞお楽しみに!

2017/07/29

地テシ:093 「トリドクロ」と「サブマリン」

いやあ、またしても長い間が空いてしまいました。すみません。色々と忙しいのよ、私も。主に稽古と舞台とゲームで。ゲームかよ! ゲームだよ!

そんなこんなの夏。「髑髏城の七人 Season鳥」の幕も無事に揚がりまして、もう一ヶ月も経ちました。でも半分です。ドタバタしながら、でもなんとかみんな無事にやっております。
それに関連して、TBSさんの公式ページにて稽古場レポートであるアワブロ(http://www.tbs.co.jp/stagearound/toridokuro/blog/)や、新感線公式Facebookで劇場近辺のマニアック情報をお届けする「都のたつみ・東京の右下」(https://www.facebook.com/gekidanshinkansen/)などの連載も書いておりますよ。よろしければご覧下さいませ。
すでに皆様の興味がカゼドクロやツキドクロに向かってしまっているのではという心配もありますが、トリドクロも9/1まで上演してますよってコトで。

そしてその9/1を過ぎれば私は次の舞台の準備に入ります。東京ハートブレイカーズ「サブマリン」は9/19から9/25まで、吉祥寺STAR PINE'S CAFEというライブハウスで行われる公演です。
東京ハートブレイカーズは首藤健祐さん主宰の劇団で、最近では作中に出演者によるライブ演奏シーンが入るのが特徴。なのでライブハウスでの公演なのですよ。2013年には私も「サイレント・フェスタ」という作品に参加させて頂きました。

今作は伊坂幸太郎さんの小説「サブマリン」の舞台版でして、家庭裁判所の調査官と少年たちの物語です。以前に東京ハートブレイカーズでも舞台化した、同じ伊坂さんの連作短編集「チルドレン」の続編ですが、前作を読んでいなくても大丈夫。伊坂さんらしい個性的なキャラクターたちの飄々としたやりとりが印象的な小説です。もちろん、舞台をご覧になるうえで原作を読んでいなくても大丈夫です。

公演に関する詳しいことはこちら。
http://www.tokyoheartbreakers.com/stage/submarine/index.html

ライブハウスですが、今回は全席指定席制。ですので、開演時間までにお越し下さればちゃんと席はあります。
それと、9/20,21,22のウィークデー公演は特典が付くそうです。
そのあたりについて詳しくはこちら。
http://www.tokyoheartbreakers.com/stage/submarine/info.html

プレオーダー期間は7/29(土)12:00から8/5(土)18:00までとなっておりますのでお早めに!

家裁調査官と少年たちの、罪と罰の物語。ではありますが、決して堅苦しい話ではなく、とはいえ考えさせられるコトも多い作品ですが、魅力的なキャラクターたちが織りなす軽快なやりとりが素敵な小説ですから、きっと舞台も面白くなると思います。直前の告知となって心苦しくはありますが、よろしければお越し下さいませ!

2017/04/26

地テシ:092 「スキップ」と「きりしたん算用記」

「春宵〜読ミビトツドイテ」から一ヶ月。そろそろ皆さんお待ちかねのゴールデンウィークがやってきますね。そして! NAPPOS PRODUCE「スキップ」も始まりますよ!

http://napposunited.com/skip/

13年前に演劇集団キャラメルボックスが上演した名作舞台の再演です。初演の脚本と演出をベースに、更にブラッシュアップされた今作。出演者も岡田達也君以外が一新されています。
北村薫さんの名作小説の舞台化でして、北村ファンである私も納得の面白さだった初演から13年。元国語教師が書いた小説を、元国語教師が演出する、国語教師のお話。初演に負けない面白さになっていると思います。若干枚数ではありますが、当日券も出るそうですので、気になる方は公式HPから電話予約に挑戦してみて下さい。あと、原作小説も面白いので、是非。

そして、その「スキップ」が終わった直後の5/8〜12にはNHK-FMのラジオドラマ・青春アドベンチャー「きりしたん算用記」にも出演いたします。毎日22:45〜23:00の深夜に15分ずつの連続ラジオドラマです。

http://www.nhk.or.jp/audio/html_se/se2017009.html

久しぶりのラジオドラマでしたが、大塚千弘さんなど知り合いも多く、楽しくやれました。迫害されつつある戦国末期のキリシタンと、後の和算隆盛に繋がっていく算術とが不思議な縁で繋がっていく物語です。
少々聞きにくい時間かもしれませんが、全国のラジオで聴けますので、どうぞよろしくお願いいたします。

現在、IHIステージアラウンド東京では劇団はハナドクロの上演中ですし、そうこうするうちにトリドクロの稽古も始まります。

http://www.tbs.co.jp/stagearound/toridokuro/

昨冬の暇さ加減が嘘のように春から急に忙しくなってきました。体調に気をつけて頑張っていきたいと思います。

2017/03/23

3/22

この3/22はゼータクチクvol.2の初日の幕も開いたし、本編には出ていない「シン・ゴジラ」のディスクも発売されたけど、実は「VBB」のディスク発売日でもあったのだな。忘れてた。
シン・ゴジラ本編には出てないけど、ゼータクチクにもVBBにもちゃんと出てるぜ、俺!

2017/03/22

ゼータクチク vol.2「春宵・読ミビトツドイテ」開幕!

いよいよ3/22から始まりますよ!
ゼータクチク vol.2
「春宵・読ミビトツドイテ」
3/22(水)〜26(日)
池袋・cafe&bar木星劇場

https://twitter.com/teamhandy_aorz

ほぼ完売でしたが、客席を組み直してもうちょっと席数を増やしたので、全日数枚は当日券が出るそうです。予約はしてないけど行ってみたい、という方は挑戦してみてはいかがでしょうか?


ただ、場所がちょっと判りにくい。私も苦手な池袋西エリア、何度行っても覚えられない西エリア、魔窟と呼ばれた西エリア。いや、呼ばれてはいませんが。

まず、地上から行かれる方へ。
池袋駅西口から正面の大通りの左側を真っ直ぐ歩いて、池袋マルイシティを越えたら、交番のある変形交差点を左斜め方向の立教通りに入ってください。そしたらすぐ次の角の右側、135酒場さんの地下です。



地下から行かれる方ならもっと簡単です。池袋地下街の一番端っこ、C3出口から出て右に曲がったらすぐです。

更に! 入り口も判りにくいのです! なんてこったい! ええと、135酒場さんの角の手前右側にある自動ドアに入って正面です。路上に看板とか出るのかどうか判りませんが、とにかく見落としやすいので、135酒場さんまで行っちゃったら、五歩ほどお下がりください。その右側です。六川不動産さんのあるビルの地下ですよ! お待ちしております!

あとね、ついに「シン・ゴジラ」ディスクが発売されましたね。気になる人はスペシャル特典ディスク付きのを買えば良いんじゃない?

2017/03/07

エフエム世田谷「劇ナビ!!」

この三月末に上演されるゼータクチク vol.2「春宵・読ミビトツドイテ」の宣伝として、エフエム世田谷の「劇ナビ!!」の収録を行ってきました。オンエアは3/8(水)の夜10時から。もう明日だよ!
出演者のうち、草彅智文くん、亀山ゆうみさん、そして私がゲストとして喋ってきました。ナイスなトークで司会をして下さったのは植本潤さん。あれ? 結果的に出演者の四人ともじゃん!

世田谷近辺の方ならFMラジオで聴けますが、それ以外の方でも大丈夫。公式ホームページhttp://www.fmsetagaya.com/にアクセスして頂き、右上の「click here!」をクリックして頂ければ聴けますよ。
ただし、タイムシフトではないのでその時間にしか聴けませんし、radikoなどのアプリでは聴けません。そのあたりだけご注意ください。

この公演の謎の一端が明らかになると思いますので、是非!