2014/06/22

捨て猫

最近気に入っているTVCMがこちら。




スクウェア・エニックスさんの「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」のTVCMですね。
能年玲奈さんがスライムに扮するスマホゲームのCMなんですが、能年さんの可愛さも印象的ですが、なんだか切なさもありますよね。

この切なさ、なにか記憶にあるなあと思い出したのがこちら。



PlayStationでリリースされ大人気となった「どこでもいっしょ」の追加ディスク「こねこもいっしょ」の広告です。当時、どの駅だったかは忘れましたが、駅貼りの巨大ポスターで見て物凄く心揺さぶられたのを覚えています。 切ない! 切なすぎる!
心は揺さぶられたのですが、買ったかどうかは覚えていません。買わなかったのかよ! いや、覚えていないので判りませんが、発売されたのは2000年なのでさすがに覚えておりません。ただ、このポスターは凄くインパクトがあったのよ。

やはり「雨の中に捨てられている」という王道シチュエーションが強いのでしょうね。切なくなります。
しかし、このコピーは秀逸ですね。

そうだ
にんげんになれば
もう
すてられないニャ。

篠突く雨を見上げるトロ(子猫時代)の画像と共に強く記憶に残るポスターでした。

2014/06/05

地テシ:056 今、世田谷が熱い! の巻

長かった「蒼の乱」(57ステージ!)も無事に終了し、次は「ラストフラワーズ」(62ステージ!)の稽古です。なんだかついこの前まで一緒だった人たちとまた一緒になりますよ。もう毎日毎日顔を合わせている人々なワケですが、でも大丈夫。「ラストフラワーズ」では約半分が新しい顔ぶれですから。これもまた楽しみですね。どうなるか判らないけど。

さあ、米apple社が待望の新OS X・Yosemiteと、新iOS・8を発表しましたね。
http://japanese.engadget.com/2014/06/03/wwdc-2014-ios-8-os-x-yosemite-swift/#continued
YosemiteはiOSっぽいフラットなデザイン。iCloud Driveや新safariなど、ネットとの親和性を更に向上、iPhoneとの連携も強化されてハンズフリーで通話できたり。
iOS8は複数のアプリを簡単に行き来できたり、キーボードが改良されたり他社キーボードを使えるようになったり、ユーザビリティが向上しているようです。また、写真アプリが強力になる模様。
いずれも正式リリースは秋頃になるようですね。ハードウェア関係の発表が何もなかったのが残念です。


いやあ、しかし暑いですねえ。6月上旬としては異例の暑さですが、まあ異常気象というほどでもないそうですよ。しかし北海道は相当に暑いそうで、お体にお気を付け下さい。梅雨入りするとちょっと涼しくなるらしいですが、今度は雨が心配ですね。西日本の皆様は大丈夫でしょうか。
さて、北海道や西日本も暑いですが、東京も暑いですよ。そして、特に今、世田谷が暑いです! いや、熱いです!

私は「ラストフラワーズ」の稽古が始まるまで観劇週間でして、色んな劇場に足を運んでいるのですが、二日続けて世田谷で刺激的な体験をしました。
世田谷の劇場といえばもちろん世田谷パブリックシアターとシアタートラムでしょう(実は下北沢も世田谷区なんですけどね)。世田谷パブリックシアターでは「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」、シアタートラムでは「関数ドミノ」が上演中です。

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/05/the_big_fellah.html
「THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー」は北アイルランドのテロ組織・IRAのニューヨーク支部が舞台。その闘争の物語を30年に渡って点描していくのですが、とても重い内容なのに描き方が軽やかなのです。手練れの俳優陣に優秀な若手演出家が描き出す人間くさいテロリストの日常。さっきまで笑って観ていたのに、急に足元の地面がガラガラと崩れていくような感覚。
鮮やかな演出も、生き生きとしたキャストもスタッフも印象的なのですが、特に小林勝也さんがお見事でした。たった1シーンにしか出ていないのに! そして加湿器をオススメしてくれた成河さんの可愛さったら!
「蒼の乱」でも民族闘争が描かれていました。それぞれに正義があり信念があり生活がある。この作品が、つまり北アイルランドとイギリスとの抗争を描いた舞台が現代のロンドンで上演された意義は計り知れないと思います。

http://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/05/post_361.html
「関数ドミノ」はイキウメの作品。イキウメといえば昨年の「獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)」の衝撃が忘れられません。作・演出は数々の賞に輝く前川知大さん。前川さんの作品は佐々木蔵之介くんのTeam申や「奇ッ怪」シリーズでも拝見していますが、イキウメの公演を観るのは今日が二回目です。
ある交通事故で起こった奇跡。あり得ない現象を説明するために、ある男が提唱するドミノという理論。前川さんお得意の現象説明SFです。勝手な印象でごめんなさい。でも、個人的には、前川さんの作品って、クリストファー・ノーラン監督の作品群のように、設定されたあるSF的事象を説明するコトによって揺れ動く人の心を巧く描いているように思うのです。
今作でも、スタイリッシュな演出と達者な劇団員たちが観客の心を弄びます。次々と変わる場面と疾走感、あからさまな笑いではないが的確な面白さを笑っている内に、気がついたら氷のような冷たい手で締め上げられているような感覚。

どちらの作品も、軽やかに演じられていく内に心根が寒くなるような感覚を味わうという、演劇の醍醐味が詰まった舞台でした。「ビッグ・フェラー」は6/8まで、「関数ドミノ」は6/15まで。
そういえば先日無事に沖縄で大千秋楽を迎えた、ねずみの三銃士「万獣こわい」のシリーズもそういった傾向を持つ作品ですね。ちょっと括り方が大雑把すぎるかもしれませんが、こういうピリピリくる演劇作品って堪らないんだよなあ。そんなピリピリを求めて劇場に向かうのかもしれません。いや、ほんわかした作品も大好きなんですけどね。要するに舞台が好きなんでしょうね。
皆さんもこの梅雨、雨にも負けずに色々と劇場に行ってみて下さい。いろんな刺激がありますから!

2014/05/29

終わる舞台と始まる舞台

「蒼の乱」全57ステージ、全員無事に終わりました。
ご来場頂きました皆様、ありがとうございました。
そうでなかった方々も、またいつか劇場にお越し頂ければ幸いです。

まあね、ちょこちょことは色々ありましたが、とりあえずはみんな無事です。評判も良かったようで、関係者一同ホッとしております。

このように終わる舞台があれば、始まる舞台もありますよ。
プロジェクトKUTO-10「ストレッチポリマーインターフェース」の東京公演は今日から! 下北沢の「小劇場B1」にて!
この週末です!

 
















2014年5月29日(木)〜6月1日(日)ですよ!
チラシ表面に書いてないから日程を書いておきます。ってそんなデザインにしたのは誰だ! 私だ! すみません!

先週終わった大阪公演も好評だったそうですが、同じ大阪に居るとはいえ、こっちも本番をしておりますから見に行けなかったのが残念です。
だもんでもちろん私も東京公演を見に行きますよ! 久しぶりに楠見薫さんや中道裕子さんに会うのも楽しみです。
そういえば楠見さんは「大田王2014ジゴワット〜Back to 2015」 にもご出演なさるから、楠見さんの今夏舞台のチラシを続けて作っちゃったんですね。
その話はこちらをご参考に。

さあて、他にも見に行きたい舞台がたくさんで、しばらくは観劇で忙しくなりそうです。皆さんも色々見に行って下さいませね!

2014/05/27

地テシ:055 象印マホービンさんの加湿器の巻

家電話の続き。続くんかい! この冬買った家電はまだあるんです。まだあるんかい! あるんです。イイんです(ジェイさん風)。そう、冬と言えば乾燥、乾燥と言えば加湿器。そうです、加湿器を買い足したのです。
俳優にとって乾燥は大敵。喉にもお肌にも良くありません。また、部屋が乾燥しているとインフルエンザなどのウイルスが繁殖しやすいというデータもありますから、冬場には加湿器が必需品ですね。
今まで私が使っていたのは加湿機能付きの電気ファンヒーター。暖房も加湿も行えて便利なのですが、やはり少々パワー不足だったのです。

ところで、劇場の楽屋にも加湿器が用意されているコトが多いのですが、昨年の「ショーシャンクの空に」のツアー中、ある劇場の楽屋に用意されていたのが象印マホービンさんの加湿器でした。
象印の加湿器? 象印さんといえば台所家電というイメージがあったので驚きました。すると、アンディ役の成河さんが随分と誉めるのですよ。成河さんが言うには「加湿器界の革命」とまでいわれるほど革新的らしいのです。

加湿器には、大きく分けて気化式、超音波式、スチーム式の三種類があります。常温の水にファンで風を送って蒸発させるのが気化式、超音波振動で水を霧状にするのが超音波式、そしてお湯を沸かして沸騰させるのがスチーム式ですね。またこれらを混ぜ合わせたハイブリッド式というのもあります。それぞれに一長一短ありますので、ご家庭の都合に合わせてお選び頂ければ幸いです。

で、象印さんの加湿器はスチーム式。
http://www.zojirushi.co.jp/syohin/comfortable/EERH.html
電気でお湯を沸かすと言えば電気ポット。そう、要するにこの加湿器は大型の電気ポットなのです。だから台所家電の象印さんが出しているんですね。
見た目もかなり電気ポットです。ポットからお湯の注ぎ口を排除したような形。つまり取っ手の付いた円筒型ですね。色味もそうなので、ほぼポットです。で、このポットっぽい形がその革命性と関係があるのです。

加湿器というのはメンテナンスが大変ですよね。お使いになった方ならお判りかと思います。特に気化式。フィルターに水を含ませてファンで風を送り、気化させる。それが故に室温でローコストに加湿することができますが、フィルターがカビてしまったり目詰まりを起こしたりするので、フィルターのメンテナンスが不可欠です。また、どうしても構造が複雑になるので手入れも大変です。
一方、スチーム式でも水タンクやヒーターまわりはメンテが必要で、これもまた結構大変なんですよ。

そこで象印さんのこの製品です。この製品には水タンクがありません。電気ポットのように内槽がそのままタンクになっていて、そのまま加熱されます。まさしく電気ポットと同じ。電気ポットの上部蓋に蒸気が出る穴が開いているだけ。そのまま水がなくなるまで煮続けるのです。

電気ポットのように超広口だから水を入れるのも捨てるのも簡単。構造がシンプルで余分なフィルターやバルブが無いからメンテも超簡単。クエン酸洗浄機能も付いているから、クエン酸を入れて洗浄ボタンを押すだけ。そしてお湯を捨てるだけで完了。なんなら「ポット洗浄中」を使う手もあります。

この加湿器のおかげでこの冬は乾燥せずに済みました。弱点としては、割と電気を食うことと、シュンシュンという湯沸かし音がそこそこすることくらい。ただし乳幼児がいるご家庭では注意した方が良いでしょう。蒸気口が高温だから。
なお、この製品についてもっと詳しく知りたい方はこちらのリンクへどうぞ。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/27/news003.html
ただ、そろそろ梅雨で、むしろ除湿器の方が欲しくなってきていると思いますけどね。梅雨時に加湿器の話をする私の方がどうかしています。ええと、年末あたりにでも思い出してあげて下さい。


さてさて、なぜだか大阪の空の下から東京自宅の家電自慢を連投してきましたが、気がついたら「蒼の乱」大阪公演もラスト一回で終わりです。つまり大千秋楽です。色々ありましたが、まあなんとかみんな無事です。このままラストまで無事に行きたいものです。いや、なんとしても無事に終わらせますぞ−!

2014/05/25

地テシ:054 REGZA Z8の巻

さて、この半年で買った家電製品の続き。いや、なんか凄かったから是非ご報告をと思いまして。

まず、最初に買ったのは東芝さんのブルーレイディスクレコーダー。PS3やPS4があるとはいえ、ブルーレイ専門プレイヤーも欲しかったし、以前から使っていたHDDレコーダー(こっちはDVD録再付きね)が容量不足になったし。そんな理由でブルーレイに書き出しできるHDDレコーダーが欲しかったのです。
ウチのテレビ周りは東芝さんで統一されています。「レグザリンク」という機能でテレビやレコーダーをリンクして使えるようになって便利だからね。コレはパナソニックさんのビエラリンクや、ソニーさんのブラビアリンクでも同様です。お好きなメーカーで揃えて下さい。あるいは揃えないで下さい。ご自由です。
なので、私としては当然のように東芝さんのブルーレイレコーダーを買いに行ったのね。余談ですが、東芝さんがブルーレイ搭載機を出すに至るまでには色々と紆余曲折があったんですよ。なぜならば、東芝さん(とNECさん)は、ブルーレイ規格の対抗馬であるHD DVD規格を推進していたから。つまりブルーレイはライバルだったワケですよ。そりゃなかなか出さないよねえ。
で、東芝さんのブルーレイ録再機能付きHDDレコーダーにも色々あったのですが、最終的に「タイムシフトマシン付き」の製品を買いました。え? タイムシフトマシンって何? それは後でご説明いたします。

最近のレコーダーって小さくて軽いんですねえ。追加の外付けHDDも買って、諸々セッティングして、新製品と新機能を楽しんでいた矢先、今度はテレビが壊れました。うひゃあ。
液晶テレビも壊れるんですね。当たり前といえば当たり前なんですが、意外と早かったモノだから驚きました。ネットで症状を調べてみますと、インバーターの不良のようです。原因としては小さなコンデンサという部品のせいらしいのですが、メーカーに問い合わせると、出張修理での基板まるごと交換しかないらしく、部品代・出張修理代で7万円ほどかかるとのこと(もちろん症状によって診断も値段も変わると思います)。うひゃあ。コンデンサ一個替えるのに7万はかなわんわい。
最近では液晶テレビの低価格化も進み、ビックリするほど安い昨今です。こうなったら新しいテレビを買った方がいいんじゃないだろうか。そうだろうか。そうだろうさ。というワケでまた東芝さんのレグザを買ったんですよ。さあ、ここからが本題です。


買ったのはREGZA Z8シリーズ。
http://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/z8/
映像エンジンの優秀さとベゼルの細さで話題の最新型です。あ、最新型とか書いちゃったけど、つい先日、更に新しいZ9Xシリーズが発表されてしまいました。なので今年頭の段階での最新型を買ったってコトですよ。
で、なぜZ8シリーズを買ったのかといいますと、「タイムシフトマシン」が付いていたから! また出てきたこの単語。今度こそご説明いたしましょう!

タイムシフトマシンというのは、東芝さんの開発した、いわゆる「全部録り機能」。外付けのHDDを付ければ、それ用に搭載したチューナー数のチャンネルを24時間以上録画することができる機能です。
普通のHDDレコーダーでは、予約した番組だけが録画できますよね。それが普通です。しかし、この機能では、えり好みせずに全ての番組をまるっと録画するのです。で、HDDが一杯になれば、古い番組を消しながらグルグルとずーっと録画し続けるのさ。録画設定やHDDの容量にも寄りますが、私の設定なら6chを約五日間分まで保存できます。つまり五日前までの番組なら遡って見ることができるのです!

この機能があれば色々なコトができます。例えばこんなシチュエーション。
「一昨日のあの番組見た?見てない?あ〜あ、面白かったのに残念だね」と言われたとしても「見てないけど、帰ったら遡って見てみるよ」と言い返せます。
家に帰ってテレビを付けて、ふと見た番組がなんか面白そう。しまった、ノーチェックで録画してなかった! でも大丈夫。「初めにジャンプ」のワンボタンで番組最初に巻戻ります。
あとはもちろん、録画しようと思って忘れていても数日までなら大丈夫。遡って視聴できるし、保存しておきたければ別HDDにムーブできます。
また、本当に暇な時、なんかテレビでも見たいが、今の時間には特に見たい番組がない。そんな時にはEPG番組表と同じフォーマットの「過去番組表」をひょろひょろ見ながら遡り、ちょっと見てみたかった番組を垂れ流しにすることもできます。

また、リモコンには「30秒送り」と「10秒戻し」というボタンがあります。コレが実に便利。CMを飛ばしたい場合には「30秒送り」ボタンを4回押せば二分送れてほぼそれでOKだし、一瞬聞き逃してしまった場合には「10秒戻し」を押せば見直せます。タイムシフトプレイをしている時に大助かりです。リモコンボタンは全般にレスポンスが良く、大変使いやすくて良いですよ。

他の機能も良好です。絵も綺麗だし動作も速い。ネットに繋げば、最近のテレビではお馴染みのアクトビラやひかりTVはもちろん、YouTube動画も簡単に見られます。また、同じLANにあるiPadの画面を送り込むコトもできちゃいます。
ベゼル(周りのフチ)も本当に細くて、同じボディサイズでも数インチ大きな画面になります。省スペースな上に、見た目にも美しい。

4Kテレビに注目が集まる昨今ですが、あえて2Kテレビの最高峰を目指したというZ8シリーズ。タイムシフトマシンも含めて私としては大満足です。テレビ番組を見る時間が少し増えました。
問題点があるとすれば、気軽に昼の番組を夜に見たり、数日前の番組を見られるので、時間感覚や曜日感覚がおかしくなること。逆に言えば放送時間に縛られなくなって自由な視聴スタイルになるってコトでもありますけど。あと、CMを飛ばしがちになりました。
もう一点だけ問題が。巨大なHDDを常時回しているので、少々音がします。そんなに気にはならないけどね。


そんなこんなの私の新テレビライフ。やっぱり新機能というのはとにかく心躍りますね。これからも色々な分野が進歩して、色々な新機能が出てくるのでしょう。なんだか楽しみです。